confuoco Dalnara

pidgin、Creole


日本語で1文話して、次の文は韓国語で話した。
韓国語で表現したほうが伝わる、と考えて日本語から韓国語に切り替えたのだけれど。
そうしたら...
「日本語と韓国語まぜないでよ~ちゃんぽんだよ~」

ちゃんぽん?
話す文の中の単語(いくつか)を
他言語で表現して1文のなかで言語をmixするのがちゃんぽんと思っていた。
全身Punk Rockの格好して一箇所ChanelのCamelliaのコサージュつけているイメージ。
日本語の会話と韓国語会話を文単位で切り替えて話すのは
頭のてっぺんからつま先まで着物だったのを
全とっかえで韓服に着替えるようなものだからちゃんぽんとはちがうと思っていた...。
文章ごと言語をシフトするのは、
1文のなかに他言語の単語をまぎれこませるちゃんぽんよりはわかりやすいと思うんだけど...。

日本語を聞く耳を立てて準備していたのが
次の文でとつぜん韓国語に変わって、韓国語耳いそいで起動しなきゃってなるのかも...。
でもこんなこと言われたのはじめて...ちょっと新鮮だったので記す。

人によって聞く耳の作動のしかたがちがうのか
singletaskingのコンピュータのように、
ひとつのtask(日本語耳)から次のtask(韓国語耳)を起動するまで間があるとか、
日本語脳韓国語脳とわかれているのか...。

もし語塞(オセク、言葉に詰まる)な状態になったら知っている他の言語を駆使しちゃう、
preemptiveなmultitasking/multi-processコンピュータみたいに。
日本語で伝えられなかったら韓国語、英語、独語、仏語、関西弁など待機中?冬眠中?のtaskを総動員する。
とつぜんpidgin(ピジン)/Creoleになるのは
こんな語塞な状況と
言葉をつくして伝えたい事情から。

香港の映画『無間道』や『無間道II』では
「ごめん」「すまん」「失礼」というシチュエーションで
対不起でなく、'Sorry'って言っているのがpidginだなぁ、と思った。
対不起はたしかに'Sorry'に対応する、重めの謝罪だけれど
映画の中での'Sorry'の使われ方は対不起より軽い、'Pardon'みたいなニュアンスに聞こえた。

「台所ドイツ語」という
東欧からドイツの家庭に働きに来た女性たちが話すドイツ語もあったという。
そんなpidgin/CreoleはBabelの塔が倒れてからたくさんあるのだろうな。

ちゃんぽんの由来は一説によると
ポルトガル語のチャンポン(混ぜる)、
マレー/インドネシア語のチャンプール(混ぜる)から来たとか。

to be continued...!?

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