confuoco Dalnara

絵本の絵


韓国の絵本『ソリちゃんのチュソク』は日本ですでに出版されている。
行列が絵のモチーフだそうだが、
行列といえばなんといっても朝鮮通信使の図が思い浮かぶ。
朝鮮時代の風俗画の継承のような部分が興味深い。

ほかに『せかいいちつよいおんどり』などの原画と
半島の伝統的な民画をスライドで見比べた。
かつて半島にいた虎を描いた絵は、
怖いというよりは大きな猫のようにユーモアのある描かれ方、
睫毛がばちっとデフォルメされて麒麟の目のようにも見えるあの絵。

絵本の原画展は2000年に開催された(去年か一昨年のことのように思っていたが...)。
国際子ども図書館設立記念の展覧で、
17作家・25作品の原画約250点が展示された「オリニの世界から 韓国絵本原画展」 。

今もすぐ思い浮かぶのは『巨人のマゴばあさん』。色彩とのびのびした造形が気に入っていた。
『子犬のウンチ』『せかいいちつよいおんどり』『この服だいすき』も見た。

現在は同じ会場でアジア漫画展がひらかれている。
今回のテーマはITで、
どの国もInternetやケータイに篭絡されている人々の姿が国境を超えて共通。

韓国Independent映画祭で見たアニメーションで
絵本のように美しいものがあったので
韓国絵本原画展のような企画があったらその原画もいっしょに見たい。
済州島に伝わる、四季の女神の誕生についての寓話をもとにした『オ-ヌ-リ』というイ・ソンガンの作品。

2004年8月11日記。

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