結局、ツカンポ日記

4.'04菊花賞バカ予想

10.24
京都
11
第65回 菊 花 賞 (GI)
3歳牡・牝限定
芝・外3000m
撥ね万直撃!  #04 2004.10.22

■今年の菊花賞のポイントは二つ。一つは、皐月賞馬とダービー馬が共に不在ということ。もうひとつはコスモバルクの取捨をどうするかということだ。皐月賞とダービーを見れば判るとおり、キングカメハメハ以外は展開次第で着順が変わるメンバー。そしてその展開のカギを握るのがバルク、ということになる。
■五十嵐冬樹の心中やいかに。<ダービーは早仕掛けで負けた。前走は力の違いで押し切ってくれたがあの競馬で菊花賞を勝てるほど甘くない。だが先週、池添謙一は馬の力を信じてG1を獲った。・・・どうする?いや、掛かってしまったらお終いだ。抽選を通ってくれたステージの後ろでじっとしていよう・・・。>“カベ”がなければ暴走してしまうバルク。運の良いことに僚馬ステージが抽選を突破。理想は1周目スタンド前でステージを前に置いた内々の4,5番手追走だろう。五十嵐はこの戦法を採ってくるはずだ。
■だがこの選択が、大波乱への序曲となる。五十嵐は動けない。もちろん後ろにいる他の有力馬も動けない。前述したとおり、展開次第で着順がどうにでもなる、抜けた馬のいないレース。そこで思い出されるのが3年前だ。エアエミネムが動かなかったことにより、ダンツ、ジャンポケの仕掛けが遅れた。結果、格下も格下、その後のレースで掲示板にさえ一度も上がれなかったマイネルデスポットが粘ってしまった。
■バルクにとって3000mはやはり長い。坂下から行こうとしても行けない。異変に気づき後続が慌てて追い出すも時すでに遅し。逃げ馬は遥か前方・・・。前置きが長くなった。シナリオ通りにいけば、だが、今年は残り目も十分有り得るという結論。無謀かもしれないが、第2のデスポットならこの馬!エーピースピリットに大抜擢の◎進呈だ。この際、芝かダートかは関係ない。唯一の芝経験、新馬の大差ドンジリには目をつぶる。気分よく行けば8馬身、5馬身の圧勝と力はある。7回走って万馬券15本の超穴馬。直線は喉がかれるまで「そのまま!」連呼だ!
■基本は単・複と印への馬連だが、瞬発力No.1のハーツ、息の長い末脚No.1のホオキパ、すみれSでのキンカメの2着が光るストラタジェムへは厚めに。3連単は適当に組み合わせる。




馬  名

騎手

ひとこと
 
1
オペラシチー
牡3
佐藤哲
57
好素材入着以上も
 
2
カンパニー
牡3
柴 原
57
久々と距離不安で
 
3
グレイトジャーニー
牡3
小牧太
57
叩くも戦績見劣り
4
スズカマンボ
牡3
安藤勝
57
古馬一蹴の力つけ
5
ホオキパウエーブ
牡3
横山典
57
前走見所距離向く
6
シルクディレクター
牡3
熊 沢
57
切れあり一概には
7
エーピースピリット
牡3
吉田豊
57
芝不安も逃げ一発
 
8
ケイアイガード
牡3
松 永
57
スタミナが疑問で
9
トゥルーリーズン
牡3
四 位
57
素質馬の片鱗見せ
10
ハーツクライ
牡3
武 豊
57
京都で末脚生きる
11
ストラタジェム
牡3
福 永
57
嵌れば突っ込みも
 
12
ブルートルネード
牡3
池 添
57
ここ2戦不甲斐無
 
13
コスモステージ
牡3
小 池
57
長距離歓迎の血で
 
14
ハイアーゲーム
牡3
蛯 名
57
右回りやはり不安
 
15
コスモバルク
牡3
五十冬
57
スピードだけでは
 
16
ブラックコンドル
牡3
赤 木
57
流れ込み可能だが
 
17
モエレエルコンドル
牡3
田中剛
57
侮れぬが買えない
 
18
デルタブルース
牡3
岩 田
57
適性あり穴で一考
菊 花 賞
結果
配当
着順
馬  名
タイム/着差
人気
1着
18 デルタブルース
3.05.7
(8)
2着
05 ホオキパウェーブ
1 1/4
(4)
3着
01 オペラシチー
1/2
(6)
4着
15 コスモバルク
ハナ
(2)
5着
11 ストラタジェム
1/2
(16)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
7着
10 ハーツクライ
(1)
14着
07 エーピースピリット
(15)
単勝
18
4510円
複勝
18
05
01
1010円
240円
410円


05=18
01=18
01=05
2670円
3220円
1170円
枠連
3=8
4180円
馬連
05=18
11280円
馬単
18→05
36510円
3連複
01=05=18
22360円
3連単
18→05→01
128570円
レース回顧

■皐月賞馬とダービー馬が不在。戦前から“乱菊”と目されていたが、まさにその通りの結果となった。波乱を生んだのはやはりステイヤーの台頭。ラップチャートを見ると1000m通過が1.00.4、2000m通過が2.04.1。速すぎず遅すぎずの菊花賞らしい菊花賞だったと言えよう。ちなみにこのラップはマヤノトップガンが勝った95年と酷似している(2000~2200のラップだけが大きく異なり、それが勝ち時計の差につながっている)。この年も2着にステイヤータイプのトウカイパレスが入り波乱となった。こうした“持久戦”になるとスピードや瞬発力だけの馬には厳しい。90年代後半はいわゆる“スローペース症候群”が蔓延し、距離は飾りで単なる直線の瞬発力勝負という菊花賞にとっては暗黒の時代だったが、ここ数年は以前のスタミナ=強さを問うレースに回帰しており喜ばしい限り。またぞろ距離体系云々の議論が活発化してきているが、3000mの菊花賞があるからこそ価値がある3冠であり、その距離を変えるなどもってのほかだと思うのだがどうだろう。
■少し話が逸れてしまった。レースを振り返ってみたい。まずは五十嵐冬樹の騎乗から入る。バルクが勝つとすれば戦法は逃げしかない。しかし問題は逃げが打てるかどうか、五十嵐がバルクを信じきれるかどうかだった。彼の騎乗が心配だ。そんな声をよそに、実際に五十嵐は逃げの手を打った。“行ってしまった”感も確かにあるが、最終的にはバルクの力を信じたのだ。道中は完全に人馬一体となっていた。ペース配分も完璧で、ほとんど最高の競馬と言って良い。それでも結果は4着。これはもう距離だから仕方ないとしか言い様が無く、レース後の五十嵐と田部師の表情、コメントからも力を出し切った、負けて悔い無しというところが見てとれた。勝てなかった、あと一歩でクラシック制覇を逃してしまった。しかし地方所属というハンディキャップを背負いながら3冠全てに出走し、どのレースにおいても見せ場を作った実績、人々に感動と勇気を与えた功績はどれだけ称えてやってもいい。次走はJCと聞く。騎手と馬が信頼関係を完全に築き上げたとあらば、十分逃げ切りも可能とみる。世界を相手に、羽ばたけ!バルク!そして年度代表馬へ!今度はしっかりと◎を打つ。
■そして勝ったデルタブルース、もちろん馬の力は素晴らしい。まだ力を付けきっていない現状でこの横綱相撲だ。正真正銘のステイヤー誕生、来春が楽しみである。しかしもっと称賛すべきは岩田康誠だろう。道中の位置取りといい、坂下からのロングスパートといい、この馬の能力を生かしきった見事な騎乗だった。思えばこの男、春の天皇賞で辛酸を嘗めている。前残りの流れを絶好のポジションにつけていたものの追い出しのタイミングがわからず、結果跨っていたヴィータローザを馬群に沈めてしまった。その貴重な経験を、この再び巡ってきたチャンスでしっかり生かすというセンス、素晴らしいの一語に尽きる。これで今年地方騎手ではダントツの44勝。この数字は小牧太を上回る。まだ30歳、2006年からおそらく中央入りするだろうが、リーディング上位に名前を連ねることは間違いない。不動の“キング”武豊を脅かすのは案外この男かもしれない。
■ホオキパウェーブも走る馬だ。前走は明らかに脚を余しており、距離が伸びれば伸びるほど力を発揮するタイプ。今日の負けは展開のアヤもある。1着馬とともに春の天皇賞で期待できる1頭であろう。それにしても横山典弘はG1での惜しい2着が多い。ただほとんどが人気以上に持ってきての2着であり十分に評価できる。馬券にあとちょっとで絡めないカツハルとは大きな格の違いだ。オペラシチーも佐々木晶三師がタップ級の期待を寄せているのが頷ける内容。成長次第では大きなところも狙える器だ。大健闘がストラタジェム。4角から直線にかけて少々窮屈になる場面があったが、それさえなければ3着争いに加わっていただろう。これも走る馬。
■本命にしたエーピースピリットは逃げず伸びず、しかし決してバテた訳ではないというただ単に弱かったという内容。確かにスタミナはあるが、芝でのスピードは500万でも足りないだろう。ハイアーゲームの敗因は右回り。私見だが、舌を縛って片側ブリンカーというのは馬にとって強烈なストレスになるのではないか。
■最後にハーツクライ。この1戦だけでは何とも言えないが、所詮は嵌った時だけの馬といったところか。橋口師、武豊ともにダンスインザダークとダブらせていたが、ダンスはダービーで1番人気になった程の馬。さらにダンスが勝ったのは件のスローペース症候群の時。そこまでの力は、残念ながら無い。橋口師が春の天皇賞でヴィータに岩田を乗せていたというのが何とも皮肉。




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