雑記~愛息と過ごす日々の戯れ言~

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1月24日(土)・・・最後通告

最後通告

夫と、病院に話を聞きに行った。

予想通り、卵子の質が悪くて、受精しなかったのだろう、ということ。
病院としては、これ以上治療の継続は勧められない、ということ。

今回で最後、と自分に言い聞かせながらも、
もし、医師が「もう一度、やってみましょう」と言ったら、
「はい」と言ったに違いない。

通院中は、待ち時間の長さや、支払う金額の大きさ、注射の痛みなど、マイナス面ばかり気になっていたが、
〈もう一度、赤ちゃんを抱けるかもしれない〉という夢を、見続けていたのだ、と気づかされた。

駄目でもともと、で始めたはずなのに、なぜこんなに涙が出るのだろう。


初めて不妊治療をした頃、一人できてくれれば、と思っていた。
それが、息子を授かり、妊娠後期から「もう一人欲しい」と思った。
性別は、すでにわかっていたので、娘が欲しい、という気持ちも強かった。

出産後、治療をするなら、早いほうが良い、と思いながらも、
なかなか断乳できないことと、不妊治療中に息子の世話がおろそかになることを考えると、踏み切れなかった。

それでも、治療しないままあきらめたら、一生悔いが残ると、昨年病院の門をたたいたが、やはり遅すぎたのだ。


結婚したばかりの頃、あるイベントで手相をみてもらった。
「子供は何人できるでしょうか」
「二人できますよ」

それが、根拠の無い自信だったかもしれない。


40年も生きてくれば、多少の挫折は経験している。
でも〈あきらめる〉って、本当につらい・・・。

翌日へ


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