葬送 0
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posted by (C)poco<揮毫 榊 莫山>あそこもここも申請している世界遺産。あそこにもここにも立っている世界遺産標。モンドセレクションみたいなことにならなければよいのだが。 posted by (C)pocoいっそ「世間遺産」としたらどうであろう。ついでにこれ↓は榊 莫山印 posted by (C)poco ・ * ・ * ・ * ・ お~い京都の人~~~<京都きっずフェスティバルin同志社>の、お知らせ2月19日(日)に同志社大学今出川校舎 講武館にて京都きっずフェスティバルin同志社が開催されます日時 2012年 2月19日(日) 10:30-15:00場所 同志社大学今出川校舎 講武館1階アクセス 地下鉄 今出川下車入江道場は、合気道の演武に加え、合気道体験ワークショップを開催します。子供達だけでなく、親子でできる体験会にしたいと思っておりますので、ぜひご参加下さい。*京都きっずフェスティバルHP*合気道多田塾入江道場HP
2012.02.16
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1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム・前編 南大門獅子・<東大寺ミュージアム>奈良市水門町100番地TEL(0742)20-5511入館料 中学生以上500円 小学生300円市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車、徒歩5分昨年(23年)10月に開場した東大寺の美術館!やっと美術館の前に立つことができました。東大寺ミュージアムは平成の正倉院をテーマとし内装は創建当初の法華堂(三月堂)を模したものです。東大寺というと大仏さま。大仏殿は混んでいますが、法華堂となると多くて5人。マムひとりのみの拝観も何度も経験しています。戒壇堂などはふたり。と、淋しいかぎりです。殆どの拝観者が大仏殿どまりか、観音堂(二月堂)まで。そのようなことを思うと、このミュージアムは、文化財保護もさることながら、東大寺の寺仏(寺宝)をしらしめるには最善の策だといえます。お仏像さんにまみえることを楽しみにしているマムとしてはお仏像さんが本来おいでのお堂でお会いするのが、本筋だと思っています。が、人災や天災、を考えると仕方のないことだと・・・納得。すみずみまで拝観できるという長所もあるのですからね。今、現在法華堂は修復中で、平成25年3月末日まで拝観停止なので、なんにせよ、間近にておめもじできることは嬉しいものです。<法華堂ご本尊 不空羂索観音立像>大きい!お堂を出られて展示となると、まず、「大きい」と誰もがつぶやくのでは。展示の白眉は、現在修復中の法華堂(三月堂)からおいでのご本尊の「不空羂索(ふくうけんさく)観音立像」や、脇侍の「日光菩薩立像」および「月光(がっこう)菩薩立像」でしょう。<不空羂索観音立像 宝冠>不空羂索観音さんは宝冠や持ち物をはずされての展示ですが、いずれ2万個以上の宝玉で飾られた宝冠も展示されるそうです。本来の法華堂でのお姿↓。脇侍には日光月光菩薩。右が日光菩薩。<東大寺法華堂 不空羂索観音立像と日光月光菩薩>マムのお仏像好き原点の日光月光菩薩さんとも目の前で拝観できて、お仏像はお堂でお会いするものなんて考えは吹き飛んでウキウキのマムです。1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアムと、大満足、大収穫の老骨に鞭うちながらの見仏でした。皆さん楽しんでいただけたでしょうか!?笑 ・ * ・ * ・ * ・ <京都きっずフェスティバルin同志社>の、お知らせ2月19日(日)に同志社大学今出川校舎 講武館にて京都きっずフェスティバルin同志社が開催されます日時 2012年 2月19日(日) 10:30-15:00場所 同志社大学今出川校舎 講武館1階アクセス 地下鉄 今出川下車入江道場は、合気道の演武に加え、合気道体験ワークショップを開催します。子供達だけでなく、親子でできる体験会にしたいと思っておりますので、ぜひご参加下さい。*京都きっずフェスティバルHP*合気道多田塾入江道場HP
2012.02.02
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1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム・前編 東大寺トレペ・<華厳宗大本山 東 大 寺>奈良市雑司町406-1TEL(0742)22-5511宗派 華厳宗山号 なし寺格 大本山拝観料各々500円市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車、徒歩5分おしゃれである。800年以上前である。素敵なアクセサリー。東大寺南大門の獅子(向かって右 雌)。南大門というとどうしても金剛力士(仁王)さんに目がいってしまいます。が、その裏には向かって右、雌のお獅子、左には雄のお獅子がおいでです。両お獅子共に口は阿です。総門や鳥居に鎮座する狛犬お獅子といえば阿吽、あの口、んの口と思われがちですが、不空院の狸さんの項で述べましたように、絶対的な規則は元々ありませんでした。異国情緒あるこのお獅子は宋の石匠によって1196年に造られたものです。材料となる石自体もはるばる中国からやってきたものです。中国で建築様式を学んだ僧、重源によって南都の焼き打ちや災害で荒れ果てた東大寺は再建されました。中国で学んだ重源だからこそ、中国の獅子を披露したかったのではないでしょうか。仁王様のまえで立ち止まり写真を撮る人はたくさんいても、このお獅子の前で、目をこらしている人はいません。これは、安置されている箱が大きすぎて、見えない、小ぶりに見える、目立たない、ということが原因だろうとマムは思っています。そしてこれが「泣かせ」なんですけど、写真が非常に撮りにくいんです。網のせいでピントがあいずらい。箱にくらべて小ぶりなのは、元々この獅子は中門に安置されていたのをこの南大門に移動したためだと思います。重源さんは、このバランスの悪さにがっかりされていることでしょう。雌ということもあり、左の獅子(雄)に比べひとまわり小さく高さも160センチ。雄は180センチ。なぜ雌雄が判別するかといいますと、雄にはその象徴が刻まれています。ピントがかなりぼけていますが、基座にはめでたい兆しとして出現する、瑞雲が湧きいでるようにきざまれ、残念ながら写真に撮ることができなかった台座には天女が飛翔しています。どうぞ東大寺に行かれる方はこの獅子にも愛をあたえてくださいね。*雄の獅子はうまく撮れず掲載しませんでした。おしゃれな獅子を早く 皆様に披露したくアップしましたが、またの機会に挑戦してアップ したいと思っています。 慶派作 重源上人坐像(パンフレットより) 重源上人は俊乗坊重源といい東大寺中興の祖 お次は東大寺ミュージアム*掲載の画像および文章の転載は禁じます ・ * ・ * ・ * ・ <京都きっずフェスティバルin同志社>の、お知らせ2月19日(日)に同志社大学今出川校舎 講武館にて京都きっずフェスティバルin同志社が開催されます日時 2012年 2月19日(日) 10:30-15:00場所 同志社大学今出川校舎 講武館1階アクセス 地下鉄 今出川下車入江道場は、合気道の演武に加え、合気道体験ワークショップを開催します。子供達だけでなく、親子でできる体験会にしたいと思っておりますので、ぜひご参加下さい。*京都きっずフェスティバルHP*合気道多田塾入江道場HP
2012.02.01
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1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム・前編 青空ギャラリー・<榊莫山氏揮毫 >市バスの一番前の一段高い席に座って首をおもいっきり伸ばしてるおばちゃんがいたら、それはマムです。 笑やっと辿りつきました車中含め2泊の見仏最後の地に。<華厳宗大本山 東 大 寺>奈良市雑司町406-1TEL(0742)22-5511宗派 華厳宗山号 なし寺格 大本山拝観料各々500円市内循環バス「大仏殿春日大社前」 下車、徒歩5分東大寺友の会会員のマム。勝手マイ寺にしているマム。いつもお財布に会員証を入れているマム。そんなマムですから、何回東大寺に参ったことやら。こんなマムですから、何回ブログに載せたことやら。答はっ、あまりにいっぱいでわかりません。ココをクリックするとズラズラ~と東大寺がでてきます。興味のある方はどうぞで、ここです。ここは、お手洗いでした。かえすがえすも東大寺ブランドのトイレットペーパーが廃止されたのがおしい。。。。。。。<今はなき東大寺ブランド トイレットペーパー>これ↑お土産物にしたら売れると思うのだけどなあ。マムは買います。かさばるけどね。トイレットペーパー持ち歩いての見仏もおつなもの・・・かなあ!? 以上、大型バス駐車場休憩所より。*掲載の画像および文章の転載は禁じます 次はコチラです つづく
2012.01.31
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1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム・前編 不空院狸・てくてく高畑。てくてく・・・テク。むム???3年前にぶらぶら見仏で訪れた時もこんなんがあったような気がする。やっぱ展示のつもりかなあ。芸術かなあ。 高畑 新薬師寺近くにて 次回こそ東大寺さんへ ここがどこかすぐわかったらスゴイ 笑 つづく*掲載の画像および文章の転載は禁じます
2012.01.30
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不空院 本編はコチラ <左 阿の口の形> <右 吽の口の形>この狸さん、阿吽なんです。ただ、だいたいですが、阿が向かって右、吽が、左に配置されます。だいたいと書いたのは、元々はどちらでもよかったらしく、時代を経る、権威づけ的規則が出て来てうるさくなってきたようです。うるさいイコール権威(格)あるという構図です。で、またその規則がゆるむ、の繰り返しが文化。で、どちらかといえば右が阿形が多い。それでですね、マムはなんで狸かなあと検索してよそ様のブログの画像を見て面白いことに気がつきました。2010年4月までは、この鳥居の脇には狸さんは配置されていない!鳥居以外はなぁんにもない。もっと面白いのは2009年のブログの画像に、この狸さんが庭の茂みに別々置かれているのを発見。と、いうことで、マムつらつら思うに、この狸さんは先代ご住職とかの趣味で、境内の飾りとして元々置かれていた・・・とか。それが2010年の「平城遷都1300年祭」の一環として不空院さんも予約なしの一般公開(期間限定)となったための舞台演出として、茂みの狸さんを鳥居の横に置かれたじゃなかろうか。だからかなあ、「どうして鳥居の横に狸さんですか」という質問をしたとき、「狸も狐のように人を化かしますから」という的を射ていないお答え。意味がよくわからなかったのですが、本編にも書いたようにとってもいい若奥様だったので、つっこめず、そうかそうか狸は化かすもんねと無理やり自己説得のマムでした。な、わけで、阿吽だやら鳥居のかたわら配置の意味を問うたりは、深読みなのでは!?話題つくりとしてはお寺さんの意は200%当たったなあと思います。*掲載の画像および文章の転載は禁じます
2012.01.28
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1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム・前編 長岳寺・<不空院 本堂><真言律宗不空院>奈良県奈良市高畑町1365TEL(074)26-2910宗派 真言律宗山号 南都春日山拝観料 300円市内循環バス「破石町(わりいしちょう)」下車、 徒歩10分*拝観は要予約拝観の予約は1時です。破石町をゆっくり歩きながら不空院に向かいます。近くには頭塔や志賀直哉旧居があり、奈良では高級住宅地といえるエリアです(但しマムの私見)。不空院は新薬師寺の向かいにあるのですが、殆ど知られていない。けれど、鑑真和上さんがお住みになった土地であり、弘法大師さんが八角円堂を建立された由緒ある古刹です。本堂左手に朱色鮮やかなる鳥居。近づくと、キツネ?タヌキ?笑<阿(あ)の口元><吽(ん)の口元>これでもちゃんと阿形吽形なんですよ。で、タヌキでした(確認済み)。このお社には「えんきりさん」として法竜大善神、「えんむすびさん」として黒竜大神と市岐島姫神が祀られています。この市岐島姫神は神社仏閣関連でよく耳にする神で、天照大神のお子なので覚えているといいですよ。なぜ、縁切りと縁結びが一緒かといいますと、「きちんと縁を切って、新たな縁を結びましょう」ってことだそうです。本堂裏手には「井上皇后の御霊塚」が祀られています。<井上皇后御霊塚>イノエともイガミとも読むようですが、お寺さんはイガミと仰っていました。井上皇后は夫である光仁天皇を呪詛した嫌疑がかけられて幽閉され非業の死をとげられた方です。塚の前、お賽銭箱の隣には小さくて細い、手弱女のような蛇の置物があり、それが井上皇后の無念さを象徴しているようです。やんごとなきお方・非業の死・御霊、となんだか東京テレビの大奥のようですが、転じて不幸な女性を護るということで、あんなこんなで、このお寺さんは駆け込み寺でもあったわけです。詳細は自分で検索しませう。いつものことで、マムは興味がなくって・・・笑。さあて、目的は不空院さんのご本尊である鎌倉時代の作の「不空羂索観音坐像」の拝観です。<不空院不空羂索観音坐像 鎌倉時代>この観音さまは鎌倉時代のとてもよいお仏像様です。慶派の熟練した優美で洗練された形がよくでていて、かつ高等な境地たたれいる様子、マムはこれを三昧と思っていますが、その三昧の境地がよくあらわれているお仏像さんです。不空羂索観音さんの前にはマム好みの鹿の木彫が祀られていました。また左脇には弁財天さんがおいでで、だいたいにおいて頭には宇賀神(蛇の神様)をのせておいでなのですが・・・。こちらは面白いことに「獅子」なんです。暗い本堂の外陣から必死に目をこらすのですが、獅子なんだなあ・・・。でも、熱弁をふるわれる若奥様(多分ね)は蛇、蛇と何度も仰る。う~、とてもいい方なので、当方つっこめず、そっかあ、蛇かあと自らを説得。でも、実は不空院さんの弁財天さんは頭に獅子を乗っけておられますから。本堂はストーブをつけてくださっていたのですが寒く体しびれだしてきました。そろそろおいとまを申し出なければ・・・。 最終目的地の東大寺にいきましょうか。↑何かわかられる方はものすご~く東大寺通 つづく *狸について 追記 しましたので 興味のある方はごらんください*掲載の画像および文章の転載は禁じます・ * ・ * ・ * ・京都で合気道をはじめるならば、合気道入江道場 を おすすめします。「マムさんにすすめられた」とお伝えくだされば・・・なんにも恩典つきません。が、きっとニコニコしてくれます。合気道入江道場 HP
2012.01.28
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川で洗濯したばあさまは木に干したんじゃろか?してこのじいさまはどこで洗濯したんじゃろうか? 日本昔ばなし 奈良駅前編 朗読 常田富士男
2012.01.27
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1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム・前編 延命殿・<高野山真言宗長 岳 寺>奈良県天理市柳本町508TEL(0743)66-1051JRまほろば線「柳本駅」下車、徒歩20分古墳が点在する山の辺の地に長岳寺はあります。<本堂 天井>本堂には玉眼を用いた仏像としては日本最古の藤原時代の御本尊の三尊が安置されていることで有名です。<左脇侍 勢至菩薩><中尊 阿弥陀如来菩薩><右脇侍 観世音菩薩>脇侍の両菩薩さんが半伽椅座像(はんかいざぞう)というお姿は珍しいですし、保存状態がとてもいいことなど、鄙にはまれなるお仏像さんです。ふっくらたおやかなるお仏像さんたちです。のちに玉眼を盛んにもちいた運慶や快慶も多分この三尊を拝観に詣でたのではと思います。そのようなことを本堂で思うと、いつのまにか藤原時代や鎌倉時代にとんでしまうマムです。この本堂には色彩がよく残っている多聞天・増長天さんもおいでです。<本堂 浜縁の蛙股>また、10月23日~11月30日大極楽地獄絵図はこの本堂でご開帳になりご住職が説明をしてくださいます。この絵図は必見です。起伏の多い境内には緑の葉影のなかに鎌倉期から江戸時代の石仏が数多く点在しており目を楽しませます。愛らしいと言うと睨まれそうですが、絵本から抜け出たような不動明王。<鎌倉期の十三重石塔(現在八層)><弥勒菩薩大石棺仏>こういう静寂漆黒の山の中のお百度詣では覚悟のいることよなあ、それにもしてお願いせねばならぬことはどんなことだろうと考えてしまいます。境内を歩いている間、聞こえてくるのは小鳥のさえずりのみ。もっと早くおとずれるべきでした。近いうちにまた訪れたい長岳寺はそうマムに思わせるお寺さんです。<この境内の主>*掲載の本堂の写真は許可を得たものです。転載は禁じます。次回は不空院さんへ つづく
2012.01.26
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1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム・前編入江泰吉好み・<高野山真言宗長 岳 寺>奈良県天理市柳本町508TEL(0743)66-1051JRまほろば線「柳本駅」下車、徒歩20分<日本最古 鐘楼門 平安時代>この鐘楼門、手前右手に旧地蔵院があります(現 庫裏)。室町時代の書院造ですが、このお寺がとても格がたかかったことをうかがわせる優美な建物です。<旧地蔵院><宝来>繊細優美な意匠の地蔵院内部です。宝来は高野山真言宗のお寺さんには必ずと言っていいほどかけてあります。さあ、奥の持仏堂、延命堂へまいりましょう。中においでになるのはあまたの白像と眷属(けんぞく 神の使い)に支えられた普賢菩薩様です。金泥の普賢延命菩薩さまとても保存状態がよくおきれいです。いかにも真言密教的神秘な様相、空気をおもちで、この感じは如意輪観音さんにも通じます。<折り上げ格天井(おりあげごうてんじょう)>1630年にたてられたこの持仏堂もこの普賢菩薩さんがおはいりになるにたる、優美で細やかな意匠です。<木鼻><<蛙股><延命殿>よかったでしょう。ハ~。ため息をつきつつ本堂へまいりましょう。 <お寺さんの飼い猫らしい・・・> つづく*これらの延命殿の写真は許可を得て掲載しています。転載禁止 ・ * ・ * ・ * ・ * ・白マムブログにお正月飾りのこと アップしました
2012.01.24
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1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム・前編 神神神・高野山真言宗<長 岳 寺>奈良県天理市柳本町508TEL(0743)66-1051JRまほろば線「柳本駅」下車、徒歩20分<長岳寺 庫裏(旧地蔵院)>随分前から最古の玉眼の阿弥陀三尊がおられると聞きおよんでいたお寺さんです。また、入江泰吉さん好みの自然あふれる山の辺の地でもあるということも知っていたというのになぜか、足が向かなかったお寺さんです。結論をいいましょう。風景、建物、お仏像、すべてがそろった素晴らしいお寺さんです。 <JR柳本駅 無人>駅から徒歩20分というのは、平地の場合、きついものがあります。日差しを遮るものがないうえに風景の変化に乏しい。しかし、いつもの貧乏旅行です。タクシーは禁物です。うっ、困ったことが、、、、、。お手洗いです。20分我慢が、、、出来ん。ということで、無人の駅舎に戻るももも、お手洗いがないっ。20分我慢できるかなあ。 て く て く病院だあ!日曜日でお休みなのですが、こっそり職員出入り口から入って用をたさせていただきました。ありがとうございました。高宮病院さま。更にテクテク飽きちゃうかなあ。ところがどっこい。民家の意匠が楽しく、飽きない。そのうえ、国道にでると、いきなりこんもりとした杜。あらま、古墳。って、ことで、前からやって来た、自転車をフラフラとこぐお爺さんに、「古墳ですかあ?」と聞くと、ちょっと怒った感じで、「ご陵さん!」と返され、それがまた嬉しくもあってテクテク歩きます。みなさん、ご陵さん っていいましょうね。日本最古の道、山の辺はとても野趣に富んでいます。このあたりはもう、参道らしいです。まるで入江さんの世界です。野良着姿のお百姓さんがでてきそうです。あ~、勧請縄です。勧請縄は奈良や滋賀の山里によくみられるもので、集落の入り口に魔よけとしてはられていたものです。現在は神社の入り口の木と木のあいだに張られています。<勧請縄>春は五月がとてもきれいだそうです。中門がみえてみました。駅から飽きることがない20分でした。15分もかからなかったのでは。鼻歌もでるピクニック気分です。これは、お寺さんが楽しみです。次回はすばらしいお仏像さんをご紹介します。 つづく*掲載の画像および文章の転載は禁じます・ * ・ * ・ * ・ * ・白マムブログにお正月飾りのこと アップしました
2012.01.23
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本日のマムは「走れメロスな気分」であった。しかしメロスは人のため。マムは私利私欲のため。合気道本部道場主宰の特別講習会対いとうせいこう みうらじゅん サイン会天秤はどちらにも傾かず。って、ことで、なんとか両方やっちゃおう。新宿若松町の本部道場に着くと多田師範が「マムさん、休みの日だろうに来てくれてありがとう」とわざわざ声をかけてくださり、ありがたいやら申しわけないやら。先生の呼吸法と足捌きの説明は熱気を帯びずっと続く。あっという間に2時間がすぎて4時。なんとかこっそり抜け出さないとサイン会が終わってしまう。送料無料 見仏記 ぶらり旅篇価格:1,575円(税込、送料別)道場から吉祥寺の会場まで1時間。汗どこで抜け出せばよいのやら。う~~~ん男子更衣室から脱出しちゃお。先生ごめんなさい。奔りながら洋服を着るようなマム。奔る走る奔る。どうして前行く人はゆっくりなのっ!どうして同じ方向によけるのっ!き~~~どうして通過待ちなのっ!と、のっ!のっ!のっ! の 連続を幾度もクリアして汗だくになりながら吉祥寺パルコに5時到着。エスカレーターを駆け降りたいも、前がつまっている。き~~~~。やっと書店についた時はマムはボロボロ。でも、でも間にあいました~。いとうせいこうさんとみうらじゅんさんの前には長蛇の列かと思いきや。時間が遅かったせいか、ガ|ランよろよろと近寄りながら「間に合いました」と言う、マムにお二人はニコニコ笑いかけてくれます。あ~、いい人だ。と、千手堂では神経質そうないとうせいこうさんなんて言ってたのに、即、却下の単純なマム。東大寺千手堂でご一緒した話をしてで、↑の写真を差し上げたら思いのほか喜んでくださり、「こんな格好してるんだあ」「ちょっとやばくない?」とか、「この洋服あのとき買った」とか、「貴重なものありがとう」とか、言ってもらって有頂天なマム。ついでにまだ見仏をされていないだろう福岡県糸島市の雷山千如寺の太鼓ドンドン、厨子ギイギイ、大きな千手観音さんを力強く勧めるマム。みうらさんがとっても喜んでくださって、彼の方から手をだしてマムの両手をしっかり包んでくださいました。ク~~~みうらさんの手は以外にも大きくて、分厚くて暖かくてイカちゃんの手にそっくりで、喧嘩に強そうな手でした。
2011.11.27
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今日は土曜日。2010年10月31日東大寺 みうらじゅん氏といとうせいこう氏27日、明日(日曜日)は近所の本屋さんにてみうらじゅん氏のサイン会。嬉しい。とても嬉しい。見仏記 ぶらり旅篇購入。整理券も我手中に!フフフ新刊の見仏記の「東大寺千手堂」はマムと偶然鉢合わせしたあの日のこと。フフフで、昨夜(金曜日)合気道仲間8人と飲みながら自慢した。「日曜日、みうらさんのサイン会」って。アラ~って羨ましがられた。で、その舌の先で、同じテーブルのみんなに言う。「日曜日、合気道の特別講習会忙しいね」と。そしてみんなそうだそうだ、と言う。問題なし。そして本日土曜日。いきなり気づくマム。おいおい、サイン会と講習会ガチで重なってるやんか。問題あり。マムを含めてだあれも、疑問をもたない。軽石頭。で、ショックのあまりひっくりがえっておる土曜日 の 昼下がり。
2011.11.26
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ここは品川駅。目についたポスターは東北へ行こう、青森へ行こうあ、アレレ八面六臂、神出鬼没のSくんです。
2011.07.15
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前回・雪丸大阪河内長野・観心寺1・2・3→奈良王寺・達磨寺→斑鳩・龍田神社→新大阪ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは 在原業平 近鉄・JR王寺駅北口よりバスで10分くらい行くと龍田大橋です。龍田大橋龍田神社はすぐそこです。法隆寺の鎮守社であり生駒の龍田大社の分家筋みたいな神社と言えばわかりやすいでしょうか。 (詳細はこちらを)4月17日午後2:15龍 田 神 社 奈良県生駒郡斑鳩町龍田1-5-6祭神天御柱命・國御柱命・竜田比古神・竜田比女神以前にも述べたことがありますが、佐保山の佐保姫が息を吹きかけると大和に春がきて、龍田山の龍田姫が息を吹くと秋がくると、マムは古文の授業で教わり、なんて素敵な話だろうと胸の振り子がブンブン振れたものです。神紋 楓(かえで)この龍田神社の鳥居をくぐってまずマムの目をひいたのがお百度石です。なんだか2001年宇宙の旅の謎の羊羹石(モノリス)みたいです。こういう形状のお百度石ははじめてです。お百度石へ~、なんて驚いている右手には、えっ! に、鶏!?の手水。龍田神社 手水近づいてみましょう。この龍田さんでは鶏は神様のお使いだそうです。ちなみに龍田大社の手水は普通に(笑)龍です。手水鉢を担いでいるのはお相撲とりさんです。なぜお相撲さんなのか?相撲が神事といわれていることに由来するのか? ちと、謎です。この狛犬さん、いいですねえ。かなり古い時代に造られたものと思われます。境内には大きな大きな魂振りの木が聳えています。三位稲荷大明神・楠大明神です。この楠はとっても大きいのだけど樹齢とか記載されていません。ところが、先に紹介した鶏手水の背のソテツ!蘇鉄に注目! 笑植えられたのは平安初期といわれ樹齢1200年だそうです。県の天然記念物にも指定されています。う~ん、そんなにすごいものとは、わからなんだデス。蘇鉄ってそんな昔からあるんですね。この尾っぽいいねえ♪この龍田神社から15分ほど歩けば、法隆寺。3分ほどいけば、ぽっくり寺で有名な吉田寺(きちでんじ)です。天気のいい日にてくてく歩いて参拝してみたいものです。キャア。時間がオセオセです。大急ぎで王寺駅にもどり大和路快速に乗って新大阪駅にいかねばっ!次回は大阪土産の巻☆東北地方太平洋沖地震への募金☆京都 合気道 道場開設のお知らせ共に合気道を学んだ友人兼マムの私的な先生であった入江康仁四段(早稲田合気道会第45代主将)が、京都にて合気道場を開設することになりました。 時間 10:00~11:30場所 京都武道センター内 旧武徳殿 地図住所 〒606-8323京都府京都市左京区聖護院円頓美町46-2体験稽古希望者募集中です。詳細は道場案内にてご覧下さい。ご質問等お気軽にお問い合わせ下さい。メール 合気道入江道場ホームページ
2011.04.24
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前回・宝珠大阪河内長野・観心寺1・2・3→奈良王寺・達磨寺→斑鳩・龍田神社→新大阪4月17日 午後1:0020年くらい前のことです。「国宝への旅」という本に掲載された1枚の写真が目を惹きました。その当時の我家のおバカ子犬、グ~にそっくり。お間抜けでやんちゃな顔!これはいずれお会いしなくてはと思ったものです。その本には、太子道(飛鳥~斑鳩への古道)の辻に立っている・・・と書いてあったとマムは記憶していました。名前は記憶にありません。素性もわかりません。以来おりにふれてやんちゃなお間抜け顔が思い出され、太子道を歩いて探さねばと思っていました。20年ですよ!20年思っていた、そのお間抜けワンコが、お寺さんのことを検索していたら、思いがけずヒットしたわけです。ああああ、、、、、、。いま、あいにいきますぅ。臨済宗南禅寺派 片岡山達 磨 寺住所:北葛城郡王寺町本町2-1-40電話:0745-31-2341アクセス:JR・近鉄「王寺」駅下車 徒歩10分本尊:千手観世音菩薩像、聖徳太子像、達磨大師像20年の歳月はマムの記憶をいつのまにやら変えており、ワンコは道ばたに立っているのではなく、達磨大師で有名な達磨寺の境内においでだったのです。一夜竹達磨大師が手にした竹を挿したところ一夜にして茂ったといわれています。それも王寺駅南口!マムは1月に王寺駅北口を歩きまわって王寺のオフィーリアを撮って遊んでいたのに~~~。笑まさに、灯台下暗しデス。さてとワンコのお名前は雪丸達磨寺 雪丸塚お間抜けやんちゃ犬とばかり思っていたこのワンコは、聖徳太子の愛犬であり人の言葉を理解する賢い犬だったといいます。かけ寄るマム号「太子の愛犬、 雪丸。 太子、 石工に命じて作らしむ。 元旦に鳴くという」 満足です。幸次回は龍田姫に会いに行きます
2011.04.21
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午前中は、大阪河内長野の観心寺。午後は奈良王寺にて雪丸と遊んでいました。「あなたに会いたくて春の見仏記」のはじまりです。※画像は雪丸の可愛い、おみ足です。
2011.04.17
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この龍宮造りの金堂は、どこか、わかるかな?じらすの本意ではないから、お教えすると、奈良西ノ京の薬師寺金堂です。ずずっと近づいてみましょうか。もっと近づいてみましょうか。不思議でしょ?この注連縄。お寺さんなのに、神さんの注連縄。薬師寺さんのお坊様に聞いてみました。こたえは、「仏教は神さんにくらべて新参者なので以前からいらっしゃる鎮守様の土地の上にお寺を建てるのは申し訳ない事ですので、仏様の上部に土地の神さまをお祀りしている。仏様と神様のお二方を敬っています」。思わず、膝をうちます。*高野山でもどのお寺さんでも注連縄がみられます。高野山は神様なしに仏様は語れません。高野山は神様ともご一緒ですという若い僧侶の言葉を思いだします。高野山福智院玄関
2011.04.15
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来た来た来た~って、なにが!?海龍王寺さんから春がきたの。海龍王寺十一面観音立像海龍王寺さんの石川重元ご住職から春の十一面観音さんご開帳のポスターが届きました。本日、見仏日和十一面観音特別開帳5月1日~9日までいいでしょ~。海龍王寺さんの観音さんは典型的な鎌倉期のお仏像さんです。豪奢で流麗で輝くようなおきれいさ。保存状態も良く、こまかい截金(きりがね)の模様がみてとれます。お寺の境内は今、雪柳が見頃です。*海龍王寺ホームページ☆東北地方太平洋行き地震への募金はコチラをクリックしてください☆京都 合気道開設のお知らせ共に合気道を学んだ友人兼マムの私的な先生であった入江康仁四段(早稲田合気道会第45代主将)が、京都にて合気道場を開設することになりました。 時間 10:00~11:30場所 京都武道センター内 旧武徳殿 地図住所 〒606-8323京都府京都市左京区聖護院円頓美町46-2体験稽古希望者募集中です。詳細は道場案内にてご覧下さい。ご質問等お気軽にお問い合わせ下さい。メール 合気道入江道場ホームページ
2011.04.06
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来た来た来た~春になるとやって来る東大寺友の会会 員 証年会費 3.000円特典 拝観料無料 東大寺手帳2011版配布東大寺手帳東大寺の拝観料は、大仏殿、戒壇堂、法華堂各々500円です。三堂宇を拝観すると1.500円の出費となるので、年、6回はお邪魔するマムにはとてもありがたい特典です。二月堂東大寺さんにおまいりにいくといつも思うのは二月堂が無料という懐の大きさです。それは四月堂(三昧堂)も然り。東大寺三昧堂四月堂は小さな小さな堂宇で法華堂の前にあるのですが見落とされがちですが、とてもよいお仏像さんがおいでなんですよ。この会員証が手元に届くと、胸の振り子が揺れ出すマムです。☆東北地方太平洋行き地震への募金はコチラをクリックしてください☆京都 合気道開設のお知らせ共に合気道を学んだ友人兼マムの私的な先生であった入江康仁四段(早稲田合気道会第45代主将)が、京都にて合気道場を開設することになりました。 時間 10:00~11:30場所 京都武道センター内 旧武徳殿 地図住所 〒606-8323京都府京都市左京区聖護院円頓美町46-2体験稽古希望者募集中です。詳細は道場案内にてご覧下さい。ご質問等お気軽にお問い合わせ下さい。メール 合気道入江道場ホームページ
2011.04.05
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前回 つづく
2011.02.05
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1月9日滋賀高月・向源寺→滋賀近江八幡・長命寺1・2→京都・福田寺→京都・六角堂→奈良・興福寺1月10日奈良・融念寺→王寺駅前→奈良・海龍王寺→楠→京田辺・寿宝寺→お手々→京田辺・観音寺→京都・六角堂2011年01月10日海龍王寺境内 楠いつきても海龍王寺さんのクスノキは立派で、たくさんの葉っぱをつけてユサユサと大らかです。前々から、神社仏閣に大きな楠が多いことになにか意味があるに違いないと思っていました。日本の木彫のお仏像さんの早い年代のもの、例えば法隆寺の救世観音さんとか、お隣の中宮寺の弥勒さんなんかは楠から造られています。だから、多くのお仏像さんに用いられ神聖だから神社仏閣に植えられたかなあ…とマムは漠然と思っていました。でも、解答は出ずじまい。さて、話は変わって、融念寺さんの鼻筋の通った地蔵菩薩さんを調べるために2006年11月号の芸術新潮を読んでいました。まったくの偶然!出てましたクスノキのこと。オ~、当たらずとも遠からず。下記のようなやり取りが芸術新潮にのっていました。質問「現在神社でしめ縄をまわし、神木としてまつられているクスを目にします。このことと、仏像制作とは関係ないのでしょうか?」まるで、マムの心を見透かしたような質問答「日本の古代社会において、クスやツバキ、タチバナなどの常緑樹は魂振り(タマフリ)の木でした。さかんな緑を見ることにより心も体も元気づけられる、霊的な作用があると信じられていました。なかでもクスノキは大木になりやすいので神聖視されやすく、とりわけ落雷をうけたものは神霊の宿る霹靂木(へきれきぼく)として畏怖された。こうした土壌にクスで、仏像を彫る考え方がうけいれられたに違いありません。」京都 青蓮院のクスの大木クスノキは魂振の木なのだそうです。タマフリノキ・・・綺麗な言葉ですね。皆さんも神社仏閣いかれたら、魂振りの木を見上げてしばしご覧になってうやまってください。ちょっと脱線した見仏記でしたっ。さあて、京田辺の千手千眼観音さんで有名な寿宝寺さんへ行きますよっ。つづく
2011.01.20
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1月9日滋賀高月・向源寺→滋賀近江八幡・長命寺1・2→京都・福田寺→京都・六角堂→奈良・興福寺1月10日奈良・融念寺→王寺駅前→奈良・海龍王寺→楠→京田辺・寿宝寺→京田辺・観音寺→京都・六角堂1月10日 午前10時30分 2011年01月10日海龍王寺眞言律宗 海龍王寺住所:奈良市法華寺町897アクセス:大和西大寺駅より奈良行きバス10分弱法華寺前下車すぐ1年ぶりの海龍王寺さんです。こちらは鎌倉期に慶派によって造られた十一面観音菩薩さまが有名ですが、今回、お邪魔したのは観音様もさることながら、先代の住職である松本重信(現ご住職のお祖父さま)が自ら刻まれた四国八十八箇所の御本尊の拝観が大きな目的です。海龍王寺 四国八十八箇所の御本尊(注:海龍王寺さんにお断りして転載しております)昭和28年にこの寺に先代が入られたときの海龍王寺は奈良で一番の廃寺といわれていたそうです。現ご住職のお祖父さまである松本重信氏は、1体1体、お仏像を彫られながら、荒れた寺の復興を誓われたそうです。(注:海龍王寺さんにお断りしてhpより転載しております)お仏像さまはどのかたも一木彫です。海龍王寺にお祖父さまが入寺されて60年。お孫さんにあたられる現在の石川重元ご住職は「祖父が入寺してから約60年が経ち、海龍王寺もようやく多くの方々に知っていただき、参拝の方にも訪れていただくことが出来るようになりましたが、八十八体の仏像の前に座るたび、祖父の思いを伝えていただいているような気がします」と、ご自分のブログに書きとどめていらっしゃいます。八十八体のお仏像さんはいつでも拝観可能です。本堂の右手に安置されています。十一面観音さんともども、お祈りしてくださいね。さて、クスノキです。海龍王寺さんのクスノキは立派です。気がつきませんか?神社仏閣に楠が多いこと。ずっとずっと気になっていたマム。お仏像さんの本を読んで謎が解けました。その理由は・・・次回へつづく*海龍王寺ホームページ*ご住職ブログ注:四国八十八箇所御本尊の写真は石川重元ご住職の許可 を得てHPより転載しております。
2011.01.19
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1月9日滋賀高月・向源寺→滋賀近江八幡・長命寺1・2→京都・福田寺→京都・六角堂→奈良・興福寺1月10日奈良・融念寺→王寺駅前→奈良・海龍王寺→楠→京田辺・寿宝寺→京田辺・観音寺→京都・六角堂<前回>融念寺の帰り、王寺駅北口の歩道をテクテク。ふっと歩道の石のオブジェに気が着きました。2011年01月10日 王寺駅北口歩道 トンボか~と周囲を見やると、歩道に点々と石の彫刻が。それもすべて違うの。洗練されたものもあればアニメっぽいのやら、メルヘンを感じさせるものと、とってもバラエティ。でもね、技術がちゃんとしてるのね。素人ぽかったり、稚拙じゃない。それがとっても快適です。公共の場とかにいかにも素人って感じの稚拙な作品が飾ってあると、マムはいつも不愉快になるんです。マムが撮ったものだけで26点もあります。作者はそれぞれ違うようですが、枯れて汚くなったフラワーポットを設置する自治体が多い中、これはとっても素敵なことだと思います。特に作風が自由だというのがいいですね。大きさも、設置の仕方も自由。見ていてとても楽しかったです。マムが撮った中から、アトランダムに数点をアップいたしましょう。王寺駅北口は頑張っています!鼻筋の通った地蔵菩薩さんをお持ちの融念寺のご住職は海龍王寺の石川ご住職の大学の後輩だそうです!知り合いの輪。海龍王寺さんに行きますよ~つづく
2011.01.18
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1月9日滋賀高月・向源寺→滋賀近江八幡・長命寺1・2→京都・福田寺→京都・六角堂→奈良・興福寺1月10日奈良・融念寺→王寺駅→奈良・海龍王寺→楠→京田辺・寿宝寺→京田辺・観音寺→京都・六角堂1月10日 午後9時00分 JR大和路線王寺駅 2011年01月10日竜田川王寺駅からテクテク歩きます。10分ほど歩くと大和川に行きつきその川沿いをまた10分ほどさかのぼると万葉のころより歌われた竜田川があらわれます。中学3年の時の古文の先生に佐保山の佐保姫が息を吹きかけると大和が春になり、桜が咲く。竜田山の竜田姫が息をかけると、秋になり紅葉がはじまる、と聞きました。以来、心に常にある川です。2011年01月10日融念寺神南 融念寺住所:生駒郡斑鳩町神南3 電話:0745-75-5031アクセス:近鉄・JR「王寺」駅下車 徒歩25分恵宝殿の拝観は月、水、金(9:00~16:00)拝観料:300円 要電話竜田川から左に本の少しいくと融念寺が見えてきました。おとないをのべるとご住職が気持よくでてこられました。聖観音菩薩像・地蔵菩薩像が安置されている恵宝殿とご住職マムは前々からこの地蔵さまが気になって仕方ありませんでした。重いまぶたに切れ長の目。筋の通ったお鼻。少し微笑むような唇。やっと、お会い出来ました。本来は同寺に近い三室山の中腹に鎮座する神岳神社の神宮寺(神南寺)に安置されていたと言われています。神様ではないかともいわれていますが、確証がありません。↓(参照)【送料無料】神像の美 ¥2.625言われてみれば「僧形神像」のような気がしますね。融念寺恵宝殿蔵 地蔵菩薩立像 平安時代 檜一木造衣の裾をもつお地蔵さまはおられずつまんだためにおこる衣文の優雅なこと。軽やかです。わざわざ、裾をつまむ所作をつけるなどはよほど腕に自信があった仏師なのではないでしょうか。ただ、平安の頃は、鎌倉期のように技に傾倒するよりもっと原初の信仰心のほうが勝っているでしょうから、単なるマムの思いつきなのですが。後ろのドレープ(?といってよいのか)はまるで、古代ギリシャの貴族がまとう衣のように波打ってきれいです。実は後姿を見させていただいのです人懐こいお顔のご住職はニコニコしながら「外国の人が作ったんかなあとも思われます」と言っておいででした。沈鬱なようで、笑んでいるようなお顔にすらりとしたお身体。古代ギリシャかローマのような衣裳。とてもとても不思議な地蔵菩薩立像さんでした。深淵をあらわしているようなお顔のお仏像さま。マムにはそう思えました。拝観出来て、とてもよかったお仏像のひとつです。融念寺さん自体あまり有名ではありませんし、このお地蔵さまも2006年の東博での「一木にこめられた祈り」展での展示でその存在が明らかになったように思います。まだまだ知る人、観る人の少ない融念寺地蔵菩薩立像さんです。どうぞ、足をお運びくださいね。斑鳩のマンホール次回は王寺駅前のステキな石の彫刻をつづく
2011.01.17
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1月9日滋賀高月・向源寺→滋賀近江八幡・長命寺1・2→京都・福田寺→京都・六角堂→奈良・興福寺1月10日奈良・融念寺→奈良・海龍王寺→京田辺・寿宝寺→京田辺・観音寺→京都・六角堂<前回>1月9日 午後8:10 奈良興福寺 南円堂法相宗大本山興福寺どんなに疲れていても、いつも夜の南円堂・一言観音堂に来てしまいます。繁華な場所で民間信仰がこれほど根付いている場所はありません。一言さんに願をかけている人。お百度を踏む人。孫を連れてくる人。犬の散歩がてらの人。でも、今夜はとっても寒くて、珍しくこの時間、人がいません。写真を撮っていると、お寺の納所さんが「こんばんは」と声をかけてくださいました。そのお声はとても優しく、お人柄をしのばせるものです。あっ、あの人だ!1年前にマムに親切にしてくださった納所さんです。1年前の1月11日の明け方、この納所さんは三重塔の柵のカギをあけてくださり写真を撮らせてくださった方です。また会えるんじゃないかと思っていたマムは嬉しくって仕方ありません。勿論納所さんは覚えておいでじゃありません。でもね、納所さんったら去年と同じように「三重塔を撮るなら鍵をあけてさしあげますよ」って言ってくださったんですよ。納所さんに、暗闇に浮かぶ建築中の金堂を眺めながら、完成が楽しみねと声をかけると、「僕はあと3年でここをやめるから、残念やけど見られんのです。」と。能天気なマムは「じゃあ、見に来ればいいでしょ」なんて言い放ってしまいました。「そうやねえ」と、納所さんは笑いながら応えてくれたのですが。御名前を教えていただきました。奈良でマムが一番好きな興福寺の納所さん**さん。また会えるに違いない!明日は王子の融念寺をご紹介しましょうJR奈良駅がきれいになったのでびっくりつづく
2011.01.16
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2010年12月22日 ポストにお家!?どこかで同じようなもの見たことあるなあ。エエット2009年01月11日JR奈良駅前ポスト
2010.12.22
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2010年10月31日東大寺大仏殿盧遮那仏 ふっくらとした東大寺の大仏さんの御手。なんだか、細かいことに拘泥している自分が、情けなく・・・ナサケナク・・・ なっちゃいません!これはこれ、あれはあれデス。全然って言葉にマムはどうにか慣れました。「全然いいよ」って肯定的に使うようになってひさしいです。巷でいわれるようになって違和感をもったものです。マムの母なんて真剣に考え込んで、暗い顔をして悩んでいました。笑さて、この1年あらたな悩みの種となる言葉がテレビ・ラジオから流れだしています。コメンテーターという職種の方々が言いだしたように思われます。それはね、「悩ましい」という言葉。ナヤマシイって、マムなんかは、色っぽいことが頭に浮かびます。けど、この頃は、「北朝鮮の挑発は悩ましいですね」とか、「子供のいじめによる自殺は悩ましいです」って具合に使われています。この場合、「悩む」を使いたいのならば「北朝鮮の挑発は悩むところですね」って言えばいいわけで・・・。とにかく、この悩ましいはこのところ頻繁に文化人の口をついで流れでています。ある司会者がこの使い方をおかしいと指摘していたのにこの頃、本人が悩ましいってよく言うの。笑森本毅郎さんなんですけどね。あ~、元NHKアナウンサーがこうなんだもの。悩ましいよっ。って、具合に使いますデス。 今日のラ フランス 7日目のお預けです。鳴かぬなら鳴くまで待とうラ フランス多田宏九段と入江康仁四段 合気道入江道場友人の合気道家入江康仁四段(桜堤合気道稽古会・阿佐ヶ谷校セレスタ)のホームページがリニューアルしアドレスがかわりました。コチラをごらんくださるようお願いいたします。 こちらもマムの友人で、本の紹介です。
2010.12.05
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前回 二月堂供田五重塔と 正了知大将 10月31日 午前11:10 天気雨興福寺国宝特別公開 2010雨が降り出してきました。興福寺は、東金堂後堂、五重塔初層、それから北円堂が公開されています。境内に入るとすごい列。憂鬱になったんだけど、この列は国宝館への列。面白いことに阿修羅さんがおいでの国宝館は40分待ちの列でしたが、特別公開のこれらは、簡単に入堂できました。阿修羅さんの人気は不滅ですね。 国宝・五重塔の初層には薬師三尊像、釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、弥勒三尊像が安置されており普段は拝観することはできません。正直言って、どのお像がどなたやらみわけることが出来ないマムですが、嬉しいことに明るいのでよく拝観ができました。これは珍しいことです。暗い!それが、見仏の常ですから。 興福寺の五重塔公開はとってもサービスがよくって、お仏像さんが安置されている須弥壇の一方の板がはずされていて、五重塔の構造が見てとれるようになっています。五重塔を貫く大きな心柱を見ることができました。 さて、国宝の東金堂では、50年ぶりに裏手の後堂が公開されて正了知大将にお会いすることが出来ました。正了知(しょうりょうち)さんは、1017年の火災時に東金堂から、躍り出て焼失をまぬがれたといわれ「踊り大将」というあだ名がついています。木造の踊り大将さんはいかにもやんちゃな方という風貌でした。この後堂で面白かったのは、十二神将さんの影がまるで影絵のように壁にうつしだされて今にもそこからわっと出てきそうな雰囲気を醸し出していたことね。 この1年で、姿をあらわしてきた中金堂。完成してしまえば、内部構造は見ることができないでしょ。だからね、みなさんもよ~く目にとめてくださいね。この柱だけでもとってもきれいです。うっとり。忙しいです!北円堂も特別拝観なのですから。ここも簡単に入堂できました。ここにはね、国宝の弥勒さんや肖像彫刻の中でも名高い無著(むちゃく)、世親(せしん)菩薩さんが安置されています。運慶一派の粋があつめられたお堂です。マムはこのお堂が大好きで、何回もお邪魔させてもらっています。*北円堂詳細はコチラをご覧ください(2007.10.28) 興福寺のテンプルカーテンはかわいいの! 午前中歩きまわって大満足。特別公開だらけの特異日ね!!!みうらじゅん氏にもあえたし 笑。って、ことで雨が降り出した奈良編これにて完さあ、京都へいきますよ~!どこかな? 多田宏九段と入江康仁四段 合気道入江道場友人の合気道家入江康仁四段(桜堤合気道稽古会・阿佐ヶ谷校セレスタ)のホームページがリニューアルしアドレスがかわりました。コチラをごらんくださるようお願いいたします。 こちらもマムの友人で、本の紹介です。
2010.11.08
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前回 東大寺散策10月31日 午前10:50東大寺二月堂裏参道二月堂から裏参道を歩いていたら男の人が小川にはいりフェンスごしに写真を撮っています。なんだろう?もし彼がいなかったらマムは気がつかず素通りしていたことでしょう。境内に・・・田んぼ。いつも通るこの道沿いに田んぼがあったとは!!!秋の田の穂向きの寄れる片寄りに 君に寄りなな言痛(こちた)くありとも 万葉集巻二秋の田の倒れているあの稲穂のような、あの方の所で、一緒に添いたいものだ。どのように世間から噂になろうとも2010年10月31日二月堂供田向こうに見えるのは大湯屋。この季節に何度もこの前を通っていたのにまったく気がつきませんでした。 供田は、ぐでんあるいはくうでんと読みます。 地方には仏供田(ぶっくでん)という地名がよく残っています。 これは、神仏にささげるお米をつくる田を有力者が寄進したとを意味します。この田は平成15年に寄進されたと石碑に刻まれています。ちょっと待って。春先は水田があったわけよね?ハ~マムの目はどこについているのやら。まだまだ気がつかない東大寺があるのでしょね。 お次は興福寺へ
2010.11.06
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前回 法華堂経庫初公開10月31日 午前10:40東大寺 散策 この季節、マムが一番気になるのは、このざくろの実。今年も重そうに実のって安心しました。一度でいいからもいで食べてみたい。なんて思っていると、紋付羽織袴の殿方が息せき切って法華堂エリアを斜めに駈けて行きます。羽織紐の片方が羽織からはずれてぶら下がって激しくゆれています。アラアラなんて思いながら歩いていると幸せな光景に鉢合わせました。 新郎の慌てぶりは・・・キジうちかな?あのね、マムも仏前結婚だったから白無垢綿帽子だったのよ~~~。まっ、遠い遠い五劫の昔の話ね 笑。テクテク二月堂の北側「登廊」にて着物の一団発見。 幟に東仙流なる文字!お~、今日は日本茶の日。献茶ですねぇ。 着物姿はやっぱりいいですねぇ。午後より京都に行くのですが、目的の寺院を拝観後何とはなしに塔頭の悲田院にお邪魔したら「東仙流」お家元でした。偶然ね。但し、拝観は人がおらず出来ませんでした。 まだまだ東大寺編
2010.11.05
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前回 千手堂22010年10月31日東大寺法華堂 10月31日午前10:30法華堂経庫初公開31日は、東大寺では千手堂、法華経経庫が拝観できる絶妙な日です。ついでに言えば、ハロウィーンなことより日本茶の日!そっ、臨済宗の開祖・栄西さんが、宋からお茶を持って帰った日ね。 法華堂に入堂したものは、経庫拝観がついてくる!。1粒で2つおいしいってね。 チケットだけど、法華堂経庫になにかものすごく面白いものがあるかっていうと、ない!でもね、おばちゃんは、こういう特別公開には滅法弱いのよねえ。ここも千手堂と同じで、人はあまりいませんでした。モチロンあのおふたかたもいませんっ!経庫の中には現在、経典は保管されておらず塔頭住職になるための口頭試問「竪義りゅうぎ」で使われる論議台が2台納められていました。教科書でならった校倉造を堪能する!あるいは、木材が三角形だってことの確認。が、身をもってできますよっ。11月11日(木)までやっていますから、ご覧になってみてはいかがでしょうか。 これが校倉造であ~る! 正倉院と一緒であ~る。まっ、こんなところでしょうか。笑 2010年10月31日法華堂経庫公開 つづくのよ 笑*見仏おどろきのオープニング*東大寺千手堂特別公開1*東大寺千手堂特別公開1*東大寺法華堂経庫*東大寺散策*東大寺二月堂供田*興福寺国宝特別公開2010*京都泉涌寺楊貴妃観音*京都東福寺サウンドオブミュージック*京都東福寺開山堂は外国人好み*京都東福寺方丈の庭 重森三玲*京都東福寺 禅僧は用便も修行 東司多田宏九段と入江康仁四段 合気道入江道場友人の合気道家入江康仁四段(桜堤合気道稽古会・阿佐ヶ谷校セレスタ)のホームページがリニューアルしアドレスがかわりました。コチラをごらんくださるようお願いいたします。 こちらもマムの友人で、本の紹介です。
2010.11.04
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前回 千手堂1 東大寺戒壇院千手堂 10月31日 午前10:00東大寺戒壇院千手堂戒壇院の西に隣接する千手堂は8年ぶりの特別公開の最終日です。マム的には大勢の人でごった煮状態と思ったのですが、なんとガラ~ン。ありゃりゃ。と、薄暗い小さな堂宇にはいると、お堂守のおばちゃん二人に、拝観男子二名。入ってすぐの右手の地蔵菩薩立像の前に座り熱心にメモをとる男の子は坊ちゃん刈りでいかにもガリ勉くん。もしかしたら東京藝大の保存修復を学ぶ学生さんかなあとめぼしを付けながらも、中央のご本尊に拝礼して、ひたすらそのお姿を心にとめるマム。平成10年の不審火にてお堂の大半は焼け落ちたのですがお仏像さんたちは助け出され今にいたりますが、厨子は復元されたものです。 全身を金泥につつまれ豪華な宝飾をつけられたお姿は、鎌倉期、それも後期かしらなんて思いながら立ちあがり近づき眺めるマムです。いかにも鎌倉期の特徴を備えた、美しく気品に満ちたお姿です。海龍王寺さんや興福寺本坊の観音様のお姿にかさなるものです。なんておもったりね・・・。興福寺大円堂本尊 聖観音菩薩立像 鎌倉時代 地蔵菩薩立像を独占しているガリ勉くんはまだ移動せず、メモ魔と化しています。マムは早くどいてくれないかなあ。地蔵菩薩さんも早く拝観したいのにと心の中で悪態をついちゃいます。といっても、厨子の正面扉の精密な絵に見入っていたのですが。復元された厨子は、どうしてどうして、すばらしい出来です。おっと、やっとガリ勉君が移動して厨子左脇の鑑真和上の御影の前にお座り遊ばしました。マムは菩薩立像を拝観することに。けど、もうひとりの殿方も気になっちゃって。だって、ベチャーっとご本尊の千手観音さんの前でだらけてるんですもの。まっ、拝観の仕方も千差万別ね。マムも、法華堂でひとりの時は寝転んだりしちゃいますから。ご本尊左脇には愛染明王がおられます。さて、と立ちあがりお近くに寄ろうとしてびっくり。鑑真さんの御影におったガリ勉くんも立ち上がり、しっかりマムと顔があい・・・。あららららら~。なんといとうせいこうさん!ってことは、あの脱力系のお方はっ、ぎゃあ、みうらじゅんさん。。。アワワワワワワ。マムはみうらじゅんさんの大ファンなんです。リュックにはお二人の共著の「見仏記」が入っています。見仏記価格:700円(税込、送料別)もう、気もそぞろ。拝観どころではない!けど拝観しなくっちゃ。けど、本にサインをしてほしい!そのうえ、お話もしたい!けど拝観しなくっちゃ。でも、仲良くなりたい!と、もう阿修羅さんみたいに顔3つに千手観音さんなみの千本の手が必要なくらいオタオタ。えっとえっと、愛染明王さんは、当然ながらがっしりとしたお身体で・・・気になるわあ。。。みうらじゅんさん。このふたりのことを全然知らないらしいお堂守のおばちゃんが、大きな通る声で説明してくれます。このお堂は、焼け残った木材と新しい木材を両方使用して作ったのですよ~。とか、鑑真さんのお像は今上海万博出向中ですとか、幡 柱の幡は杉本健吉さんの手になるものです。とか、杉本健吉著 東大寺美の小箱価格:3,150円(税込、送料別)扁額は海潮音(かいちょうおん)と書かれて静かなる心を意味するとか、教えてくれます。このお堂の鑑真さんのお像は、唐招提寺さんに比べて、お若くみえます・・・。今、東大寺のお仏像さんはほとんど東京にいっておいでで、もぬけだから、ここを公開したんですとか。鑑真さんが上海からお帰りなっても当分は公開はありませんとか・・・いっぱい教えてくれましたっ。実は真実を申せば、マムがおばちゃんにひたすら質問して答をださせたの。だって、ふたりにマムの存在をしらしめたかったんだもの。恥あのね、いとうせいこうさんが、すっごく神経質そうで、おっかなかったの。(2011/11/27いい人と判明)もしみうらさんだけだったら、多分話かけたと思うの。あ~、つまらん! ちっちゃいけれど みうらじゅん いとうせいこう かなりの時間、マムといとうせいこうさんとみうらじゅんさんはこの千手堂、貸し切り状態だったのでした。もし、今度出る「見仏記」に千手堂の項目があって、うるさいババアがいたと記載があったらららら、それはこのアタクシです。笑。 そんなこんなで、心千々乱れる拝観となり、なんと、トコトコとおふたりの後ろを歩く情けな~いマムとあいなる、東大寺戒壇院千手堂、1件落着でございます。 こりずにつづく
2010.11.03
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見仏 驚きのオープニング2010年10月31日奈良博 正倉院展 10月31日 午前9:00奈良 曇り台風が過ぎて奈良は曇り空。京都から出る近鉄奈良特急はほとんど満席。ながらく通っていますが、こんなことはじめて。正倉院展の列はいままで見たなかで一番の長蛇です。マムは正倉院展は去年パス。今年も「すごい」とため息をつきながら通りすぎていきます。こりゃあ、マムお目当ての東大寺千手堂は大変なことになってるに違いない! 2010年10月31日 東京国立博物館出展のため八角燈籠がない大仏殿の前。八角燈籠跡2010年10月31日大仏殿横 10月15日は東大寺祭です。その名残でしょうか。この塔は。。。。さあ、いそぎましょう。お目当ての、戒壇堂隣の千手堂へ。千手堂は平成10年に不審火にて全焼しましたが、おさめられていたお仏像は助け出され、、14年に再建されたものです。再建時を除いて公開は初めです。公開は今日が最終日。きっと千手堂は幾重にも人の列が取り巻いた待つの行列虫状態に、、、ちがいありません!アチャ~、だ、誰もいない!東大寺千手堂 拍子抜けです!が、堂内にて驚きの出会いにときめくマムでしたっ。 謎のおふたかたっ。正解者無し!注:イカちゃんとマムの後姿ではありません 大笑 つづきにて正解発表 笑*見仏おどろきのオープニング*東大寺千手堂特別公開1*東大寺千手堂特別公開1*東大寺法華堂経庫*東大寺散策*東大寺二月堂供田*興福寺国宝特別公開2010*京都泉涌寺楊貴妃観音*京都東福寺サウンドオブミュージック*京都東福寺開山堂は外国人好み*京都東福寺方丈の庭 重森三玲*京都東福寺 禅僧は用便も修行 東司多田宏九段と入江康仁四段 合気道入江道場友人の合気道家入江康仁四段(桜堤合気道稽古会・阿佐ヶ谷校セレスタ)のホームページがリニューアルしアドレスがかわりました。コチラをごらんくださるようお願いいたします。 こちらもマムの友人で、本の紹介です。
2010.11.01
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2010年10月31日 や~、驚きました。と言いましょうか、嬉しかったと言ったほうが的確でしょうか!おわかりになりますか?上のおふたかたが誰だか。某お堂で、マムとこのおふたかたはずっと一緒だったんですよ。偶然とはいえなんたることか、マムはリュックにおふたかたのおん著書もいれていたのですから。って、ことで行ってまいりました。見仏にね。 さてさて、10月31日 マムは四寺詣でをいたしました。そのお寺さんはどこでしょうか?そしてばったり会ったこのお二方はどなたでしょうか?おいおいご披露しましょう。 勿論延々とつづく 笑*見仏おどろきのオープニング*東大寺千手堂特別公開1*東大寺千手堂特別公開1*東大寺法華堂経庫*東大寺散策*東大寺二月堂供田*興福寺国宝特別公開2010*京都泉涌寺楊貴妃観音*京都東福寺サウンドオブミュージック*京都東福寺開山堂は外国人好み*京都東福寺方丈の庭 重森三玲*京都東福寺 禅僧は用便も修行 東司
2010.10.31
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前回 奈良国立博物館で欲しかったもの8月15日 午後7時10分2010年08月15日東大寺万燈供養会 東大寺 万燈供養会東大寺大仏殿では、8月15日の夜、19時~22時まで大仏さまに2500基の灯籠をお供えして、万灯供養会を厳修します。この夜は拝観料は無料です。 人出は多かったのですが、列は滞ることなく進みます。三脚は禁止なのでいつもの手を使います。いつもの手!それは、頭の上に一眼レフを乗せてシャッターを切ります。すごくお間抜けな姿です。 大仏殿正面の観相窓(かんそうまど)がこの日は開き、大仏さまが灯火に浮かびます。お顔は非常に穏やかで慈しみ豊かです。 虚空菩薩坐像 初めての万燈会。とってもきれいでした。この日は、春日大社でも中元万燈籠がおこなわれていました。まだまだ力はつきていなかったのですが、万燈供養会の余韻をを大切にしよう・・・なんて思いがわいてきて、春日大社の前を通ってホテルに帰りました。*東大寺万燈供養会は来年から拝観料を徴収するとのことですよ明日は京都ですっ
2010.09.08
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前回 都祁 来迎寺8月15日 午後4時30分 か、かき氷がたべたいっお皿のお水が干上がったヨレヨレのマム河童はかき氷が食べたいいっしんで奈良東向き商店街へ。2010年08月15日 ビールじゃなくてかき氷なんて久しぶりです。あ~冷たくて甘くて・・・こんなにおいしい食べ物があるなんてと感激しながらスプーンを忙しく口に運ぶも、冷たさにゼコゼコ。傍から見たら垢じみた小汚いおばちゃんに違いありません。確かに小汚い! かき氷で冷えた体がまたも暑くならない前に大急ぎでピョコタン歩きでホテルへ。水風呂に入りましたとも!ここでマムは水中花のように蘇ったわけです。干しワカメがふくらんだなんて言わないでね。こざっぱりとして出発です。どこへ?奈良国立博物館 特別展です。なんと閉館が19時!ということは、東大寺万燈会が19時からなのでちょうどいいではありませんか。奈良博と東大寺は目と鼻の先。ウフフ。 東大寺法華堂に安置されている金剛力士像が、特別陳列されているのだけれどその大きいことに、驚きのマム。見上げてもずっと上に顔があるの。3メートル強ってこんなおおきのねえ・・・。東大寺法華堂 マムは法華堂にはよく行くのですが・・・。こんなに大きいとは。16体のお仏像さまがおいでなんだものねえ。法華堂は優美な建物だからそんなに大きくは見えないのね。物凄いおおきな建物なんだなあと、今更、思っちゃって、なんだかとっても恥ずかしいマムです。奈良博旧館には鎌倉時代 栄快作 滋賀・長命寺よりの寄託 マムがとっても好きな地蔵菩薩さんがおいでです。このお地蔵さまは、マムのブログを見た「うめぞう」さんと言う方が2年ほど前に教えてくださったお地蔵さんです。「とてもきれいだから是非みてください」って。半信半疑でマムは奈良博にいき安置されているのを見て一目ぼれしたわけありのお地蔵さまです。以来いつもうっとり眺めているの。繊細で優美で凛としたお姿はマムのご贔屓の快慶のお弟子さんの栄快作です。いずれ、このお地蔵さまが本来安置されていた滋賀の長命寺には行くつもりです。今回のこの奈良博特別展のマム的おいしいところはっ奈良博の名品図録が購入できたことです。前々から欲しかったの。 まさに名品だらけの図録です。19時ぎりぎりまで新館旧館をくまなく観て歩き、お手洗いもすませて(笑)、蚊よけもたっぷりぬって準備ばんたん整えて・・・お次は東大寺万燈会です
2010.09.06
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奈良旧都祁村 右手が来迎寺 旧奈良県山辺郡都祁村は高野山から遠かったっ!高野山→極楽橋→新今宮→天王寺→鶴橋→榛原→来迎寺涅槃山蓮城院来 迎 寺住所:奈良県奈良市来迎寺町126アクセス:近鉄榛原駅より針インター行きバス 来迎寺下車徒歩5分 ここは奈良で一番寒いところと言われています。が、この夏の暑いこと。山里にふる太陽の日差しのきついこと。汗がしたたりおちてきます。バス停より5分ほどで来迎寺。ほっとしました。 来迎寺さんは多田来迎寺ともいわれる鎌倉時代に豪族多田一族のための菩提寺として創建された由緒あるお寺です。藤原期の阿弥陀如来坐像をご本尊とし快慶作と伝えられる玉眼の善導大師坐像が本堂には安置されています。 残念なことにこのお寺は現在無住で、奈良市北小路の慈眼寺のご住職が兼任されています。普段のお手入れは四檀家さんがもちまわりでなさっています。当然のことながら保存状態は非常に悪くて修理保全がいそがれます。本堂の縁には「危険」の注意書きがあるほど朽ちています。 蝉の鳴く音のみが聞こえ、まるで大きく時代がもどってしまったような気になります。時代劇のセットのよう。藤沢周平の時代劇にぴったりです。 この来迎寺さんへお邪魔したのは快慶作といわれる善導大師、地元の方からぜんだんさんと親しまれているお仏像におあいするためです。このぜんだんさんはいろんな方にお聞きして「拝観は無理」という結果がでました。大きな原因は無住で開かずということです。 マムはいつものダメモトで、奈良県の文化財課や、都祁行政センター、檀家総代さんや、慈眼寺ご住職に電話してみましたが、やはり答はNO。・・・くじけたのですがっ。ピカリと頭に電球がついて普段、無駄に明るい便所の100ワットと評されるマムですが、よいこともあ~る15日はお盆!もしや檀家さんの集まりがあるのではと再度電話したらやはり法事があるとのことで、檀家総代さん~慈眼寺さんと電話してめでたくご住職さんの許可をいただきました。 この来迎寺さんはぜんだんさんも有名ですが本堂の裏手の鎌倉時代よりの五輪の石塔群もよく知られています。 阿弥陀堂には藤原期の阿弥陀さんがおいでです 本堂においでのぜんだんさんは、目は玉眼で口を少しあけておられ、左膝をたてられています。とっても能動的な力強いお像です。 檀家の方が手にかけられたのでしょう。水晶の玉の数珠が目に飛び込みます。阿弥陀堂の阿弥陀さんは藤原期のものらしくおっとりとした大らかな姿をして金色に輝いておいでです。 バス停に降り立って、その暑さに途方にくれたマムですが、時間をかけてお邪魔して本当によかったです。ぜんだんさんにお会いしたいという気持ちが、マムをつき動かしたのですが、来迎寺を調べるうちに、画像でみるお寺さんの姿の良さに、お仏像さんにあえずとも行ってみようと思ったマムです。日本各地にこのような無住の神社仏閣が多数あります。宇陀市の無住寺が全焼したのは本のこの前のことです。なんとかならないのでしょうか。いつも言うように、途絶えたらそれでおしまいなのですからね。来迎寺の境内脇の集会所ではご住職を囲んで檀家さんが管理についての話合いをなさっていました。地元の方はなんとかお寺さんを維持しようとされています。 この都祁村ではマムはもう倒れる寸前。バス停近くの床屋さんのひさし下に座りこんでしまいました。この床屋さんね、覗いたら床屋の椅子を完全に寝せてそのうえでグ~グ~寝てるの。この来迎寺の近くには大和国水分四社のひとつ都祁水分神社(つげみくまりじんじゃ)があってマムは行くつもりでいましたが、気力なし。お皿が干上がった河童状態です。まっ、そんなこんなで炎天下の山里を離れて奈良へ向かうマムです。奈良県文化財課、都祁行政センター、奈良51さん、慈眼寺ご住職さん、檀家さん ありがとうございました。次回は奈良市内へ
2010.09.05
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干からびたみみずになったり、美しい水中花に変身したりと忙しいアタクシ。勿論、宿にじっとしているわけがない!奈良国立博物館にいきましたとも。7時の閉館までどっぷりお仏像漬け。 でね、ときはあたかも15日。場所は奈良!行きましたとも東大寺万燈会。凄い人だけど一時間くらいかなあ。並んだのは。カンカン照りの山里、都祁を歩いたことを考えたら、軽いものです。と、日に日にバージョンアップするアタクシ。でも、そこはホラ、マムも人の子、補給に缶ビールをゴクゴクと飲みにけることよ。 *酷暑の三都見仏記1 高野山 奈良 京都 のはじまり *酷暑の三都物語2 九度山慈尊院 *酷暑の三都物語3 丹生官省符神社から大門へ*酷暑の*三都見仏記4 大門から霊宝館へ*酷暑の三都見仏記5 高野山壇上伽藍根本大塔 *酷暑の三都見仏記5 その2 高野山壇上伽藍西塔*酷暑の三都見仏記5 その3 高野山壇上伽藍 お社と赤と黒*酷暑の三都見仏記6 高野山総本山金剛峯寺*酷暑の三都見仏記7 高野山遍照光院*酷暑の三都見仏記8 高野町を地井散歩*酷暑の三都物語9 旧奈良県山辺郡都祁村 来迎寺*酷暑の三都物語10 奈良国立博物館で欲しかったもの*酷暑の三都物語11 東大寺万燈供養会*酷暑の三都物語12 京都六波羅蜜寺の清盛像
2010.08.16
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田んぼ道。あら、みみずが干からびてる。んじゃありません。マム、ま、マムが干からびて朽ちておるのです。善導大師(ぜんだんさん)にお会いしたいがために…。 *酷暑の三都見仏記1 高野山 奈良 京都 のはじまり *酷暑の三都物語2 九度山慈尊院 *酷暑の三都物語3 丹生官省符神社から大門へ*酷暑の*三都見仏記4 大門から霊宝館へ*酷暑の三都見仏記5 高野山壇上伽藍根本大塔 *酷暑の三都見仏記5 その2 高野山壇上伽藍西塔*酷暑の三都見仏記5 その3 高野山壇上伽藍 お社と赤と黒*酷暑の三都見仏記6 高野山総本山金剛峯寺*酷暑の三都見仏記7 高野山遍照光院*酷暑の三都見仏記8 高野町を地井散歩*酷暑の三都物語9 旧奈良県山辺郡都祁村 来迎寺*酷暑の三都物語10 奈良国立博物館で欲しかったもの*酷暑の三都物語11 東大寺万燈供養会*酷暑の三都物語12 京都六波羅蜜寺の清盛像
2010.08.15
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はじめに2010.8.8ブログを整理中2009年8月に三都見仏記としてアップしたうちの「當麻寺にてコ将軍にあう」編が、ブログ上より消滅していること判明。該当ダイアリーには古い記事は見つかりませんでした。という明記のうえ、記事はなし。かなりショックです。ということで、写真のみ再度アップいたします。二上山當麻寺住所:葛城市當麻1263當麻寺仁王門 當麻寺曼荼羅堂 DSC_0341 posted by (C)poco當麻寺 posted by (C)poco當麻寺 三重塔 posted by (C)pocoDSC_0322 posted by (C)pocoDSC_0330 posted by (C)poco奈良 當麻寺蛙股 posted by (C)poco當麻寺 posted by (C)poco當麻寺 posted by (C)poco*見仏三都物語1 岸和田・高野山・當麻寺*見仏三都物語2 岸和田のみなさんごめんなさい*見仏三都物語3 高野山宿坊福智院*見仏三都物語4 あこがれの高野山光台院快慶作阿弥陀三尊*見仏三都物語5 涙の高野山奥乃院*見仏三都物語6 高野山で見つけたカワイイ建物*見仏三都物語6 高野山で見つけたカワイイ建物2*見仏三都物語7 幻の遍照光院 快慶作阿弥陀如来*見仏三都物語8 高野山憧れの霊宝館*見仏三都物語8 高野山憧れの霊宝館2*見仏三都物語9 総本山金剛峯寺正門*見仏三都物語9 総本山金剛峯寺大玄関*見仏三都物語9 総本山金剛峯寺下門*見仏三都物語9 総本山金剛峯寺壇上伽藍*見仏三都物語10 奈良の夜にてせんとくん*見仏三都物語11 當麻寺にてコ将軍に会う*見仏三都物語12 最終章悪運強子
2010.08.08
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前回奈良の古寺と仏像 パンフレット 三井記念美術館奈良の古寺と仏像前回は、室生寺弥勒堂の釈迦如来坐像の尊さをお伝えしましたが、この展覧会の凄いところは、普段拝観できない秘仏(あるいは秘仏扱い)が間近にて拝観できるということです。例えば、東大寺勧進所の阿弥陀堂においでで、10月5日のみ拝観可能なごこうしゆいあみだざぞう五刧思惟阿弥陀如来坐像。五刧ってね時間の単位をあらわし、一劫とは、「40里立方の大きな石に、天女が3年に1度舞い降りてきて、衣でその石を撫でる。それを繰り返して、その大きな石が擦り切れて無くなるまでの時間」ということ!その5倍だから宇宙の誕生にさかのぼるくらいの時間、阿弥陀さんは私たちを救わんがために悩み祈り続けて頭の髪がボウボウに伸びてクルクルクルってなられたのね。どのように、このように!東大寺勧進所阿弥陀堂 五刧思惟阿弥陀如来坐像 五刧思惟阿弥陀如来菩薩さんは、異形のお仏像さんともいえます。マムは不遜にもアフロ菩薩さんとよんでおります。勧進所の先に進み東大寺をでて5分ほど歩くと五刧院というお寺さんがあります。そちらにもアフロ菩薩さんがおいでですよ。こちらは電話予約をすれば拝観可能です。さて、7月4日アップの深大寺金銅釈迦如来倚像編にてふれた正暦寺の金銅薬師如来倚像も奇しくもおいででした。正暦寺は奈良の菩提山のふもとにあるお寺さんで、非常にアクセスが悪いうえに金銅薬師如来さんは秘仏で、常に拝観がかなうものではありません。正暦寺 金銅薬師如来倚像半年ぶりの(2月にお会いしました)拝観でしたが、いかにも聡明なお仏像さんという感じがまずしました。これはね、仏師の技が非常に確かということです。余計な手がはいっておらずシンプルで訴求力があります。二重の目もいいですよねえ。いいお仏像さんだなあとほれぼれと見入るマムです。奈良の古寺と仏像 パンフレット 橘寺の「日羅上人立像」や西大寺の東博や奈良博にばらばらに安置されておいでの四お仏像、「塔本四仏像」さんの揃い踏みとどれもこれもとてもよいものです。では、最後をしめるのは、東大寺真言院蔵の 増長天・・・の、邪鬼さんです。東大寺真言院 増長天立像 この邪鬼さんは色鮮やかに朱色が残っています・・・が、そんなことではなくて、お尻をじーっと観ていたら、虎の毛皮の模様がうっすらと残っていましたっ!そうです。鬼のパンツはやっぱり虎の毛皮だったのです。おあとがよろしいようで*2007.12冬浅き奈良2 思惟山五劫院のアフロ阿弥陀仏*2008.10東大寺勧進所3 阿弥陀堂・公慶堂*2010.2雨の奈良を行く2 南天の里 正暦寺
2010.07.19
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2006年06月撮影 奈良室生 龍穴神社 日曜日の朝。うつらうつらと布団にくるまっていると枕元の携帯がメール受信の音楽を奏ではじめました。夢うつつのなかで開くと仲良しFちゃんから。「薬師寺大変なことになりましたね」。え"~がばっと跳ね起きてパソコンへ。西の京の薬師寺にあらず、宇陀市室生寺近くの薬師寺さんが全焼とのこと。嗚呼。このお寺さんは無住で、付近の住民のかたが守っておいでだったとのことです。江戸時代中期の作とされる本尊の薬師如来座さんのほか、十二神将さんなど約15体のお仏像さますべてが炭に化されたとのことです。今も日本中に、付近の里人が守っている無住のお寺さんがいっぱいあります。多くのご本尊やそのほかのお仏像さまは彼らが明治の廃仏毀釈から必死に守ったものです。里人はお仏像を背負い家の押し入れに隠し、あるいは山奥にお連れして穴をほり埋めて、暴徒からお仏像さんを救ったんですよ。今回の火災、里の方もショックでしょうし、文化のろうそくがひとつ消えたことにマムもとても残念です。なんとか、仕分けなんて大なたをふりまわさずに、文化財を手厚く保護してほしいものです。悲しい。
2010.06.14
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2009年3月20日東大寺大仏殿 今日は合気道の多田塾研修会でした。金土日と3日続きの稽古で、手首がパンパンに腫れちゃってます。本日は、1時40分から5時過ぎまでぶっ通しのお稽古。楽しいですねえ。気持ちのよい汗を流してきました。準備運動中、体をイナバウバーと申しましょうか、えびぞると言いましょうか、うしろにそっていましたら、後ろの窓に青い空が。2010年04月04日東大寺大仏殿 元来集中力のないマムはすぐ、いろんなことが浮かびあがってきます。お~スカイブルーだあ。ってことで、ラジオで聴いたばかりのスカイブルーの定義はなにぞや・・・を思いだしたわけです。スカイブルーの定義はなんとニューヨークの青空なんだそうです。ヘェエエエ です。TBSラジオで言ってましたってばぁ。本当です。で、簡単安易で間違いの多いWikipediaを見たら「夏の晴天の午前10時から午後3時までの間、水蒸気や埃の影響の少ない大気の状態におけるニューヨークから50マイル以内の上空を、厚紙に1インチ四方の穴を開けてそれを目から約30センチ離してかざし、その穴を通して観察」ってことでした。ニューヨークの青空っていわれてもねえ。なんだか、おいそれとスカイブルーっていえなくなっちゃいますね。さっ、みなさんご一緒に言いましょう。「今日は<夏の晴天の午前10時から午後3時までの間、水蒸気や埃の影響の少ない大気の状態におけるニューヨークから50マイル以内の上空を、厚紙に1インチ四方の穴を開けてそれを目から約30センチ離してかざし、その穴を通して観察>したみたいな空ねえ」。
2010.05.16
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2009年11月8日興福寺 南円堂宝珠水煙と花梨 興福寺南円堂の宝珠水煙はみごとです。 いつも見惚れるマムです。 2010年04月04日 興福寺南円堂 宝珠水煙 下方より 露盤(ろばん):伏鉢の土台。 伏鉢(ふせばち):お墓の原形、土まんじゅうの部分。 請花(うけばな):上記のものを受ける飾りの台。 宝珠(本来は、ほうしゅ):釈迦さまの遺骨を納めるところ。 水煙(すいえん):火炎の透し彫のデザインです。 火をきらうことから水煙と呼ぶ。 2010年1月10日法隆寺夢殿 宝珠水煙 2010年04月04日奈良国立博物館仏教美術資料研究センター宝珠
2010.05.15
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2010年04月04日奈良やすらぎの道 近鉄奈良駅から伝香寺さんへとやすらぎの道を歩いていると、マネキン屋さん? かな。 だそうです。なんだか痛々しいんですけど・・・。多田宏九段と入江康仁四段 合気道入江道場友人の合気道家入江康仁四段(桜堤合気道稽古会・阿佐ヶ谷校セレスタ)のホームページがリニューアルしアドレスがかわりました。コチラをごらんくださるようお願いいたします。
2010.05.09
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滋賀三尾神社 テンプルカーテンってマムはいってるのだけど(発案者はあおによしさん)本当は門帳(もんちょう)ということが神酒口をしらべるために神具店をみていて判明。マムはテンプルカーテンの名称を調べるために、ひたすら仏具屋さんをみていてわからなんだ。そっかぁ門帳 っていうんだぁ興福寺 仮金堂テンプルカーテン (門帳)
2010.05.07
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2010年04月04日伝香寺裸地蔵尊 でんこうじ律宗伝 香 寺奈良市小川町24番地近鉄・JR奈良駅より徒歩10分伝香寺散り椿 伝香寺さんは、近鉄奈良駅からもJR奈良駅からも歩いて楽勝の場所にある・・・と今回判明。この伝香寺の道沿い50メートル手前の某ショップのお兄さんに道を尋ねると「知らない」とのこと、すぐそこなのにねえ。奈良であっても興味ない人にはとっても遠いお寺さんです。初めてのお寺さんなんですよ。とってもかわいいお寺さんでした。このお寺さんは、奈良三名椿のひとつ、散り椿で有名です。(伝香寺散り椿、東大寺糊こぼし椿、百豪寺五色椿)同様に裸地蔵さんも有名です。秘仏ですが、今回はご開帳日にあたりました。2010年04月04日伝香寺本堂 この地蔵菩薩立像は実は裸像です。だから衣を着ておいでなんですよ。ちょっとお裸を見てみたいですね。伝香寺本堂神酒口 この本堂でとっても嬉しかったのは神酒口(みきのくち)が見られたことです。今までかなりのお寺さん詣でしましたが、気をつけていたらここかしこに神酒口を発見することが出来たでしょうね。とっても残念です。伝香寺本堂蛙股 この伝香寺でマムが一番感心した、あるいは関心をもったのは実は↓伝香寺学園いさがわ幼稚園 木々の向こうに見られる幼稚園です。こんにち、日本は宗教に対してとっても警戒し過敏に反応しているでしょ。こういう伝統のあるお寺さんの幼稚園に通えるってとても幸せなことよね。 春色奈良1 はじまりは1通のハガキ春色奈良2 東大寺大仏殿破風春色奈良3 菩提僊那僧正御遠忌法要春色奈良4 阿弥陀さまのすがたしばしとどめん春色奈良5 河童の寺詣で(二月堂下)春色奈良6 二月堂扁額の隣は(神酒口)春色奈良7 東大寺さんからのお願い春色奈良8 幸せ(東大寺大仏殿裏)春色奈良9 聖武天皇殿 お仏像として育つ春色奈良10 仏教美術資料センター春色奈良11 平成30年まで待ちまっす(興福寺)春色奈良12 ビミョー春色奈良13 幸せなる子供たち 伝香寺春色京都14 宮本武蔵蓮華王院の決斗多田宏九段と入江康仁四段 合気道入江道場友人の合気道家入江康仁四段(桜堤合気道稽古会・阿佐ヶ谷校セレスタ)のホームページがリニューアルしアドレスがかわりました。コチラをごらんくださるようお願いいたします。 こちらもマムの友人で、本の紹介です。
2010.04.30
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2010年4月4日猿沢の池 ぼーっと日向ぼっこで、羨ましいかぎりです。ひがな1日、こうやっていたいものです。 いつもは早足で歩くマムもソフトクリームを片手に三条通りをひやかしながらの散歩。 楽しそうな靴屋さんに吸い込まれて・・・ ちょっといたずら心で履こうとしたらららラ・・・1本1本指をいれてるあいだに足がつって金縛り!そんなこんなで、、、 ビミョウ~!春色奈良1 はじまりは1通のハガキ春色奈良2 東大寺大仏殿破風春色奈良3 菩提僊那僧正御遠忌法要春色奈良4 阿弥陀さまのすがたしばしとどめん春色奈良5 河童の寺詣で(二月堂下)春色奈良6 二月堂扁額の隣は(神酒口)春色奈良7 東大寺さんからのお願い春色奈良8 幸せ(東大寺大仏殿裏)春色奈良9 聖武天皇殿 お仏像として育つ春色奈良10 仏教美術資料センター春色奈良11 平成30年まで待ちまっす(興福寺)春色奈良12 ビミョー春色奈良13 幸せなる子供たち 伝香寺春色京都14 宮本武蔵蓮華王院の決斗
2010.04.28
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東大寺、仏教美術資料研究センターをまわってブラブラ興福寺へとやってきました。とってもいい天気で春のひと日は気持ちいい!2010年04月04日興福寺 今、興福寺の境内は、こんなんですぅ。平成30年まで待ちますゾ~~~。マムはその頃60代後半に突入。長生きせねば 笑。2010年04月04日 興福寺の南円堂のおびんづるさんはとってもお優しそう。2010年04月04日興福寺 賓頭盧尊者 おなじおびんづるさんでも東大寺さんの賓頭盧尊者は泣く子も黙るコワオモテ!東大寺大仏殿 賓頭盧尊者 この一言観音堂の藤棚、花が咲くころきれいでしょうね。一度も見たことありません。仏教美術資料研究センターしかり、この藤棚しかり。見たいところだらけのマム。一言観音堂 とにかく、平成30年まで頑張らねば!まさに「おば婆さん 奈良をいく」だわっ。春色奈良1 はじまりは1通のハガキ春色奈良2 東大寺大仏殿破風春色奈良3 菩提僊那僧正御遠忌法要春色奈良4 阿弥陀さまのすがたしばしとどめん春色奈良5 河童の寺詣で(二月堂下)春色奈良6 二月堂扁額の隣は(神酒口)春色奈良7 東大寺さんからのお願い春色奈良8 幸せ(東大寺大仏殿裏)春色奈良9 聖武天皇殿 お仏像として育つ春色奈良10 仏教美術資料センター春色奈良11 平成30年まで待ちまっす(興福寺)春色奈良12 ビミョー春色奈良13 幸せなる子供たち 伝香寺春色京都14 宮本武蔵蓮華王院の決斗多田宏九段と入江康仁四段 合気道入江道場友人の合気道家入江康仁四段(桜堤合気道稽古会・阿佐ヶ谷校セレスタ)のホームページがリニューアルしアドレスがかわりました。コチラをごらんくださるようお願いいたします。 こちらもマムの友人で、本の紹介です。
2010.04.27
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