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「アンパンマン」の生みの親、やなせたかしさんが94歳でお亡くなりになりました。
今や「アンパンマン」といえばアニメの方が真っ先に思い浮かびますが、
わたしの小さいころはまだアニメ放送が始まってなかったので最初の出会いはこちらでした。
自分の顔をさしだし、最後には頭がなくなってしまうヒーローに度肝を抜かれた記憶は強烈に残っています。
実際、「顔を食べさせるなんて残酷だ。子どもに読ませられない」と幼稚園の先生や児童文学の専門家から大バッシングされたそうです。
でも、当の子どもたちには大人気。
その後親となり、まだ娘がおなかにいるころに
ベビー用品売り場にあふれるアンパンマングッズに
「おしゃれじゃない…自分の子どもには買うまい」
と決意。
…したものの、磁石のように自然と集まるアンパンマングッズ。
そのうち子どもがテレビを見だしたら、一緒に見るようになり、
親子ともどもはまってしまいました。
ロールパンナが出てきたときは、
「こんな複雑なキャラ、幼児向けアニメに出していいんか?」
と衝撃を受けたものでした。
誰の心にも「善」と「悪」の両方があって、
「善」だって負けてしまうこともある。
「悪」が完全になくなることはない。
当のアンパンマンだって完全無欠ではなく、
水やカビにはからきし弱いし、
勇気の花のしずくがなかったら敵と戦うこともできない。
アンパンマンは「勧善懲悪」じゃなくて、「善と悪の調和の物語」なんですよね…
たった一人の人が生み出した物語が、
何万人もの子どもたちに愛と勇気を与えてくれました。
神戸こども初期救急センターの待合室には、
「いつでもぼくが たすけにいくよ」の言葉とともにアンパンマンの原画が
飾られているそうです。
心からご冥福をお祈りします。