「あ″ぁ?! 噴火?!」
おいおい、昨日まで、なんでもなかったし、ゆうべも遅くまで飲みに行っていて
ぜんぜんそんな感じしなかったぞ!
「グォ~」
、これは地鳴りの音ね。
「ズダダダ」
、これは縦揺れ地震の雰囲気ね。
いやいや、びっくり。ニュース見てる際中にも揺れてるぞ。おいおい!
私の住んでいる部屋は、とある洞爺湖温泉街にあるホテルの寮。
古くて木造(決して悪口ではない)で、ちょっとの揺れで、体感の震度は結構なもの。
しかも、ほかにいる寮の人間は、仕事時間中のため、私一人。
「なにがあったの?」って聞きたくても、だ~れもいない。
「う-ん。さてどうするか?」 自問自答したって、しょうがない。
私本人、地震は苦手である。なんてったって、「北海道南西沖地震」とか言葉聞いただけでも
恐ろしくなってしまう。
この地震が苦手なのは、きっと、私が生まれる前(まだおなかの中にいたとき)、十勝沖地震を
経験しているからではないかと思う。
さて、朝飯兼昼飯をコンビニへ買いに行くとするか。 いや、待てよ。
もし、買いに行ってる間に大きな地震が来たらどうしよう!
そんなこと考えてるうちに、食欲が失せてしまった。
「グォ~」 「ズダダ ダ ダ
」
やっぱり、来た。
はあ~ぁ。まったくいやになっちゃうなぁ。何でこんなに揺れるんだろう?
何にも、俺悪いことしてないゾって思いながらも、地震に脅える私であった。