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宇童アキラ
その名前は昔のただ懐かしさが感じられるよな
ただそれだけだった
前までは。
あの頃と今
いつものように授業にも出ないで
真っ先に屋上に向かった何を思うわけでもなく
ただ寝るだけ。他にやることなど無くて家に帰るわけにもいかないし
今カラスの家に戻るわけにもいかないし
今俺がいられるのは他のどこでもなくて多分ここしかない
屋上は日当たりが良くて特に今日は強すぎず弱すぎずちょうどいい暖かさ
学ランの黒が熱を吸収して体が温まりついうとうとしてしまった
「・・あ・・と」
闇の中からかすかに聞こえる声
呼んでいるのは亜紀人かそれとも俺か
雲が日を隠して影ができたときにゆっくりと目を開けた
「おはよ」
そこには多分居るであろうと予想していた人物ではなくて
みなれた、そして懐かしい姿だった
「・・アキ・・・ラ」
「・・・久しぶり」
日がまた顔を出してアキラの顔が見えなくなった
ねっころがったままだった体を起こして背中の砂を落とした
アキラは近くに座ってまだ背中についていた砂を手でほろった
その手は何か懐かしくて少しいとおしい感じだった
「どう、元気だった？」
空を見ながら微笑しつつ言った
別に前とあまり変わらない。しいていうならば少し元気じゃないかもしれない。
「・・・アキラは・・・アキラは元気か」
体育座りをしつつ顔をうずめながらきいてみた
なにも答えなんか期待してないのに
「・・・・さぁ。どうだろうね」
俺を茶化すかのように笑いながら言った
あの時とは、昔のような笑顔とは少し違う俺の知らない笑い方だった。
それだけのことなんだけどすごく傷ついた気がした
その後沈黙が続いて強い風が吹いて
つい目をつぶってしまった
目を開けると目の前にはアキラの顔が合って
首に手を書けて引き寄せられて唇を合わせた
そのことついては抵抗もしなくてむしろ懐かしくて心地よい感じだった
その口付けは少し隙間が開くとぬるっとしたものが入りこんできてすごくイヤらしい音を鳴らしていた
その間授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響いてその間もそれを止めようとはしなかった
唇を離すと透明な唾液が糸を引いた
「懐かしいね」
くすっと笑って立ち上がった。
ガコン・・・
何か後ろの方で音がした
アキラをみるとその音のしていたほうを見ていてなんともいえない顔で笑っていた
気になって後ろを見てみると
「あぎ・・・と・・・？」
「･････カズ」
いつから見ていたんだろうそれよりもアキラといっしょに居たところを見られてどうすれば良いのか
「じゃあ、俺は戻るね」
そういってホイルールをならしアキラは居なくなった
そこに残ったのは懐かしい感触と気まずい空気だった
エンド
コメント
すいません。途中で飽きました（爆
中途半端ですんませ。
でも、なんかアキラとアギトチュウしてるときにカズサマに見られたのを書きたかったんですよ。
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