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2022年03月17日
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カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 先日の地震には驚かされました。2011年以来、地震というものに慣れたというか慣らされたというか、“ヤバめの揺れ”“あんまりヤバくない揺れ”みたいなものになんとなく敏感になっているように思っているのですが、先日のはどちらかと言えば“ヤバめ”の方だと感じました。
 “大きく揺さぶるような揺れ”が長く続くパターン、3.11の時はそれが長く続きかつどんどん激しくなっていったのを覚えています。なのでちょっとその時の記憶が蘇るような感覚がありました。

 普通の“大きめの地震”の場合だと(何がもって「普通」というか?ではありますが)地鳴りの音共に揺れがやってきて、さーっと通り過ぎていってしまうような感じです。だから揺れている最中に「あ、強いピークは過ぎたな」と安心したりもできます。
 ですが今回のような長く続く揺れだと「もっと激しくなるかもしれない」と思ったりして、心臓の鼓動が速くなるのを抑える事ができません。

 結果的に盛岡あたりとか岩手県内とかでは大きな被害は無かったようですが、宮城・福島は被害が大きかったようで、東北新幹線なども再開見込み不明なくらいの被害があったとのこと。震災から11年経ちましたが、地震というものからなかなか解放してもらえませんね・・・。

 余談ですが、3.11の本震と3月9日に起きた前震とされる地震、あの時の「船の上で揺すられるような感覚の揺れ」はちょっと他の地震で感じた事がないものでした。自分は阪神大震災も京都で経験しましたがあの時の揺れの感じとは全く違う。この二つが自分の中での“ヤバい揺れ”のTOP2です。

 3月11日からスタートした春の岩手競馬、その11日の14時46分にはパドックにおいて黙祷が捧げられ、11年前の東日本大震災で亡くなられた人々へ改めて追悼の意をあらわしました。


★3月11日14時46分、水沢競馬場から三陸の海の方へ向けて黙祷

 11年前の東日本大震災で亡くなられた方々、そして先日の地震で亡くなられた方々、改めてご冥福をお祈りいたします。




 当初予定の4日間に昨年末~年始の間の取り止め分を加えた5日間の開催で始まった春競馬。“休み明けでいきなり5日連続開催はツラい”という関係者間の声も聞こえてきましたが、大きな事故も無く乗り切る事ができたのは安心しました。
 この開催からは塚本涼人騎手も復帰して、これで久しぶりに全騎手が揃った開催にもなりました。




★11日の2レースから復帰した塚本涼人騎手。頬のあたりがずいぶんシュッとしていて「痩せたんじゃない?って言われました」

 11日の1レース、1年間のリーディング争いが始まる最初のレースを制したのは村上忍騎手。5日間・計50レースを終えた時点ではしかし、山本聡哉騎手が8勝を挙げて最初の週のトップに立ちました。村上忍騎手は7勝で2位、3位は5勝2着5回で山本政聡騎手、高松亮騎手が5勝2着4回で4位。木村暁騎手が5勝2着3回で5位。昨季も上位だった顔ぶれが順調なスタート。


★開幕週8勝を挙げた山本聡哉騎手。「自分の感覚ではまだ8分くらいの身体の動き。でも佐賀で乗っていた分、いつもより動く感じはありますよ」


 そう、山本聡哉騎手や高松亮騎手だけでなく高橋悠里騎手、岩本怜騎手、小林凌騎手、菅原辰徳騎手なども積極的なレースを見せていた印象があったのは、冬場に他地区でレースをしていた分の“アドバンテージ”かな?と感じましたね。他の競馬場で経験を積むだけでなく身体や気持ちを緩めない効果もあるのでしょう。




★11日の2レースを制した岩本怜騎手。「笠松ではコロナや開催取止があったりして慌ただしかったですが楽しかったです。良い経験になりました」

 調教師の方は村上実調教師・飯田弘道調教師が4勝2着4回3着2回の同数、勝率で村上実調教師が1位。しかし4勝3名、3勝4名、2勝8名と勝ち星の上ではまったくの一団。調教師リーディングの趨勢が見えはじめるようになるのはもっと後、盛岡開催が始まる頃になるでしょう。




★15日のメインレース「弥生特別」を制したのは村上実厩舎のリリーモントルー。担当・村上朝陽厩務員も大喜び

 今シーズンは各調教師さんの管理馬房数に変更が加えられ上限35馬房、一部厩舎は15馬房になりました。昨年までの管理頭数と異なる厩舎もあって、調教師リーディングにも影響があるのでは・・・と思っています。

 これは自分のSNSの方に先に書いた話ですけども、2011年をもって廃止された荒尾競馬、そこでトップジョッキーとして活躍されていた牧野孝光騎手の事を覚えておられるファンはまだ多いかと思います。かつて行われていた岩手・九州騎手交流の『M&Kジョッキーズカップ』で何度も岩手に来ただけでなく、2008年には岩手競馬で期間限定騎乗もしましたね。





★2008年6月28日、岩手での期間限定騎乗初日の牧野騎手

 その牧野元騎手、荒尾競馬廃止後は大手育成牧場で勤められていたのですが、今年から水沢・菅原勲厩舎で厩務員として働かれております。菅原勲調教師と牧野厩務員は騎手時代は同期。岩手での騎乗から14年、荒尾競馬廃止から10年経った今年、岩手で“同期コンビ”結成となりました。

 15日の第9レースでは牧野厩務員が担当するイチネンセイ号が優勝して同厩務員の“岩手初勝利”。今後ますますの活躍を期待しております。




★イチネンセイを出迎える牧野厩務員。「自分が見ていたところ(※4コーナーの待機所あたり)からはゴールが良く見えなくて。勝ったと思ってなかったよ」と笑った笑顔は昔のまま


 この5日間は比較的好天だった最初の2日間、雨模様にもなった後半の3日間と天候が分かれ、春から冬に戻ったかのような寒さも残っていましたが、それでも12月頃の寒さに比べれば、それはもう断然暖かい。日差しの暖かさも段違いですものね。乗っている騎手やパドックで馬を曳く厩務員さんたちの表情もやはり緩やかというか、真冬の緊張感が無くて、やっぱり春なんだなあと思います。

 コース状態の方は例年のこの時期に比べると時計が速め。春先は砂がモサモサしてパワーを要求される馬場傾向になりがちなのですが、今年はそれほどではない感じに見えます。

 3月中くらいは馬の方も仕上がってないからそれほど速い時計はでないでしょうが、4月5月くらいになれば、雨が降れば超高速馬場になるかも・・・とか想像しています。


★15日の7レースでは6番人気のマハロモアナ号が優勝、2着に11番人気メイショウケイゼン、3着に8番人気ダイヤモンドブルーが入って3連単138万円の大波乱

 予想の方は本当に手こずらされたこの5日間でした。それも開催が進むにつれて力量どおりの結果になっていくはずです。





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最終更新日  2022年03月18日 16時06分48秒


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