楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 13250114 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

楽天競馬ライター

楽天競馬ライター

2022年04月21日
XML
カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 今回もまずは桜の話題から。水沢競馬場の桜並木は先週満開を迎えました。日曜日は日向にいると暑いくらいの好天にもなり、競馬場内からだけでなく桜並木の向こう側になる土手から桜を眺めている方もたくさんおられました。








 今年の桜は、なんというか“一気に来た”感じですね。水沢競馬場が満開になったのと盛岡あたりで満開になったのと、ほぼ同時くらいじゃなかったでしょうか。4月に入って気温の変動が大きかったせいなのか?例年のこの時期は盛岡から水沢に通う道すがらあちこちで満開になっている桜を見るのが楽しみなんですけど、今年は全面的に急に満開になったような感じでしたねえ。
 向こう正面の桜並木も火曜日にはもう散り始めていました。つい3月下旬くらいまで雪が降ったりしていたのに、ようやく来た春があっという間に過ぎ去ってしまうような、ちょっとセンチメンタルな感覚になります。

 さて、遠征ネタを2件。まず水曜日に大井競馬場で行われたスプリントJpnIII『東京スプリント』。ここから北海道スプリント、クラスターカップ、東京盃からのJBCスプリントという流れができつつあるダートスプリント路線の重要な一戦です。
 日中の雨の影響で不良馬場で、レース前には小雨もぱらつくような天候の元で行われたレースは4番人気シャマルが制しました。デビュー8戦目にして初の重賞挑戦だった馬の勝利に。




★第33回東京スプリント/優勝シャマル号

 ゴール前の攻防が際どかったですねえ。外から伸びるシャマル、その内で食い下がるギシギシ。そして内ラチ沿いから伸びてきたリュウノユキナ。自分も含めリュウノユキナの脚色優勢とみたカメラマンは多かったようですが、勝ったのは外のシャマル。最後はハナ差の大接戦でした。

 この日の馬場傾向はある程度前に行けてなお最後の決め手がある馬優勢・直線は外からも来る・・・という印象で、前走がそんな感じの勝ち方だったシャマルにとっては好都合の状況だと思っていました。実際シャマルはそんなレース運びであり最後の伸び脚。
 キャリア8戦目なのですが、デビュー戦が昨年3月13日の未勝利戦でしたから、1年と1ヶ月でグレード勝ちまで成長したという事になりますね。






 3着のギシギシには驚かされました。単勝8番人気ながら1番人気・4番人気馬と最後まで互角の戦いを見せましたものね。




★最後まで食い下がっていたギシギシ

 青森産馬でしたから出馬表の中でなんとなく気にとめてはいたけれど、いや見事な走り。

 ギシギシの母ラーニーは岩手で走っていた馬です。2014年9月28日の新馬戦では1番人気に推されながらも3着。その後6戦走って未勝利で、この1シーズンのみで引退。最初の産駒コンチパーティーも岩手で走っていました。


★ギシギシの母ラーニー。2014年9月28日の2歳新馬戦出走時


 ギシギシもこれが初めてのグレード挑戦にして初めての重賞挑戦。それでこの結果なのだから今後が楽しみになった・・・と言っていいでしょう。
 勝ったシャマル、このギシギシ、4着だったルーチェドーロはいずれも4歳馬。ベテラン馬たちに立ち向かう若い馬たちの台頭を予感させるような今年の東京スプリントになったのかもしれません。

 遠征ネタをもう一件。名古屋競馬場で行われた『東海クイーンカップ』のお話を。

 先日オープンした“新”名古屋競馬場。でも名古屋競馬場と呼ぶよりは「弥富競馬場」と言った方が分かりやすいような。前の競馬場も「土古」と呼ぶ人が多かったですからねえ。新競馬場も弥富と呼び慣れていくような気がする・・・。




★弥富の名古屋競馬場。コンパクトと言えばコンパクトですが、十分大きい。コースも幅が広い

 それはさておき。東海クイーンカップは3歳牝馬の地方競馬全国交流で、グランダムジャパン・3歳シリーズの一戦ともなっています。既に各地の牝馬重賞を転戦してきた馬たち対東海北陸の牝馬重賞でしのぎを削り合ってきた馬たちとの激突。
 結果、勝ったのは船橋所属のグラーツィア号でした。2歳時の園田プリンセスカップ以来となる二つ目のタイトルを獲得。


★東海クイーンカップ/優勝グラーツィア号


★引き上げてきたグラーツィア号、手前の腕は米谷調教師

 同馬は門別でデビュー、園田プリンセスカップ優勝、ラブミーチャン記念では2着と2歳時から重賞で活躍していた実績馬。南関に移籍してからこのレースまでの3戦では3着が最高という結果も、2歳時の戦いからすれば今回の勝利がこの馬本来の力と見て良いでしょう。



 今のところは右回りの方が結果が出ているので・・・という米谷調教師のお話で、次戦は5月11日の大井・東京プリンセス賞か5月15日水沢の留守杯日高賞かになりそう。総合3位だったグランダムジャパン2歳シーズンの雪辱を狙ってのレース選択にもなっていくようですし、その辺も熟考しながらのローテーションになると思われます。





★アップテンペスト号 パドックにて



★一周目のスタンド前を2番手で進むアップテンペスト

 大きく敗れた形にはなりましたが、前走から2ヶ月開いて馬体重もプラス11キロ、パドックで見ていても休み明けを感じる気配でもありました。陣営は距離が長い方が良い馬だと判断されているようですし、次戦以降の巻き返しに注目したいですね。

 さて弥富の名古屋競馬場。直接近くまで行く公共交通機関がないので“どうやって行くか”はなかなか悩みどころ。今回は、行く時はあおなみ線金城ふ頭駅からタクシーで、帰りは近鉄蟹江駅行きの無料バスで、と異なったルートを使ってみました。


★競馬場へは「名古屋駅」「サンアール名古屋(前の名古屋競馬場)」「近鉄蟹江駅」の3ルートの無料バス路線が設定されています。開催日によって時刻が変わるので要注意

 鉄道+タクシーはある程度行く時間を選べるし時間も計算しやすい。ただし単価は高い(あおなみ線360円+タクシーが4000円弱)。
 帰りの無料バスは、夕方のラッシュ時間帯にかかることもあって時間が読めない怖さあり。今回は最終レース後の近鉄蟹江駅行き最終便に乗ってみましたけど、競馬場を出た所から混んでいて、結局競馬場から駅まで40分かかりました。なお競馬場に行く方向のバスは割とスムーズだそうです。

 一番良いのはレンタカーのようですね。時間をある程度フィックスしたいなら金城ふ頭からタクシー。時間に余裕があるなら(帰りにラッシュに捕まっても耐えられるなら)名古屋駅からの無料バスで往復・・・かな。これから行かれる方、ぜひ良いルートを見つけて教えてください。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年04月22日 14時58分41秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: