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2022年06月02日
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カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 『Road to JBC!』という事で採り上げてきている各地のグレードレース。今回は門別競馬場で行われた『北海道スプリントカップ』のお話です。





 レースの中の細かい話は古谷さんにお任せするとしてここでは勝ち馬のお話を中心にざっと進めていきましょう。
 ということで優勝したのはJRA代表の2番人気ダンシングプリンス号。前走は海外・リヤドダートスプリントを制していた同馬が“日本凱旋レース”を見事に制しました。


★北海道スプリントカップ優勝ダンシングプリンス号


 この日の門別競馬場は雨の影響で重馬場。走破タイムも前週までとは大きく変わってかなり高速な感じになっていました。しかし騎乗している騎手をはじめ現地関係者が口を揃えていたのが「内ラチ沿いが凄く深い」という点。実際当日だけでなく今週の門別競馬は内ラチ沿いを大きめに空けて走る、そしてそれでも外目から差してくる馬が珍しくはない・・・というコースの傾向でした。

 そんな状況がどう影響するか?と懸念されたのがダンシングプリンスでした。同馬はいわゆる逃げ先行タイプ。しかし今回引いていたのは最内枠の1枠1番。通常なら有利とされるだろうインコースなのですが、今回はそれが果たして好材料になるのか・・・?

 しかし終わってみればそれは全くの杞憂でしたね。スタート自体はそこそこだったダンシングプリンスでしたが、二の脚の速さで主導権を握ると他の先行勢とのポジション争いが決まったと思われたところで進路を外目へ採りました。そこは他のJRA勢の方がより内ラチに近い方にいるような、逃げ馬としては思い切った外目の進路でしたが、先にも触れたようにこの日の門別としてはむしろそこがベスト。いい位置を獲ったなと見ていて思った瞬間でした。

 ゴール寸前こそスマートダンディーが上がり3ハロン35秒6の脚で追い詰めて来ましたが、ダンシングプリンス自身も36秒3で仕上げているのですからダンシングプリンスの側からすれば見た目ほど脅威には感じなかったのではないでしょうか。


★鞍上の落合玄太騎手、ゴールと同時に大きなガッツポーズ。大きすぎて画角に収まらんかった・・・

 結果として“懸念”の材料は、地元騎手の好判断によりアドバンテージに変わりました。内すぎず外過ぎずのラインを無駄に競り合う事なく、躊躇もせず獲りに行けたのは、当日のコース傾向をよく知っている地元騎手ゆえ、落合騎手ゆえと言って良いのではないか。









★宮田敬介調教師


 今回は敗れる事になった馬たちも、しかし力負けと言うのはまだ早いとも思います。例えば2着スマートダンディーにとっては先行争い・ハナ争いが意外にあっさり収まったところが、3着リュウノユキナは雨が降り続いたための時計が速くなった馬場が、それぞれにとって味方してくれなかったのも確かでは。そのへんは見ていた側としても考慮しておく必要があると思います。


★2着スマートダンディーにとってはもっと激しい先行争いがほしかったかも



★3着リュウノユキナにとってはもっと深い馬場が良かった感


★4着ヒロシゲゴールド

 このレースの前日に行われた浦和・さきたま杯では8歳牝馬のサルサディオーネが優勝し、東京スプリントでリュウノユキナ以下を退けたシャマルは3着に終わりました。ただこれもシャマルにとっては初めての1400m戦だった点は留意しておくべき点でしょう。

 クラスターカップからJBCスプリントへとつながっていくであろう今年のダートスプリント戦線、まだまだ力関係は定まっていないし、まだまだ隠れている主役候補がいそうな気がしますね。

 とはいえグダンシングプリンスの走りは見事、鞍上のエスコートも見事だったと思います。繰り返しになりますが盛岡JBCスプリントで同馬が中心として参戦してくれる事を期待しつつ楽しみにしたいです。






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最終更新日  2022年06月03日 11時27分49秒


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