楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 13249998 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

楽天競馬ライター

楽天競馬ライター

2022年12月29日
XML
カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 2022年も押し詰まってきました。世の中は有馬記念が終わりホープフルSも終わり、東京大賞典が終わりして「来年もよろしく!」なムードですが、岩手競馬は31日まであるし年を越したところまでが“今年度”だったりするので今くらいのタイミングだとなかなかそういう感覚になりません。空模様とかにもドキドキハラハラしなくてはならないですしね・・・。

 とはいうものの目の前に迫る桐花賞。今回は桐花賞に出走する有力どころの近況と、同じく31日の大井・東京2歳優駿牝馬に遠征するフジラプンツェルのお話です。

 最初に、 フジラプンツェル から行きましょう。プリンセスカップ後は寒菊賞-金杯のラインと東京2歳優駿牝馬との両にらみのローテーションとされていた同馬ですが、大井の方に行きたいというのが当初からの希望。無事選定されて大井に向かう事になり、枠順も3枠4番と発表されております。


★フジラプンツェル(プリンセスカップ優勝時)

「前走後は東京2歳優駿牝馬を目標にして順調に調整を進めてきました。追い切りも時計・内容とも予定通り。早めの入厩になりましたが問題ないですし、枠順も手頃だと思っています」 と瀬戸幸一調教師。フジラプンツェルは既に25日かな、水沢を出発して移動済みとのこと。雪の影響を受けないように早めに移動して態勢を整える手はずなのだと思われます。その辺も含めて予定通り、順調。

 自分はマイルはどうなのかな?という懸念を払拭しきれないでいるのですが、南部駒賞の時とは状態が違うようですし、このメンバーで大井のマイル、何より遠征競馬。好結果を出せれば来年の選択肢も拡がるでしょうし、どんな戦いを見せてくれるか?の試金石になるでしょう。


 さて桐花賞。こちらも枠順確定済み。水沢2000mで12頭フルゲートの戦いとなりました。

 エンパイアペガサスのような抜けた実績馬まではおらず、かつての“エンパイアペガサス VS ○○”な一騎打ちの様相でもありませんが、前半戦の重賞勝ち馬・後半戦の重賞勝ち馬が顔を揃えてくれましたし今年はなんとジャパンカップ出走馬まで参戦しています。“今シーズンの岩手競馬ドリームマッチ”といえるメンバーになったのではないでしょうか。

ヴァケーション 。年明けの川崎・報知オールスターCにも選定されていましたが、天候や馬場状態を最後まで見比べた上で桐花賞を選択。8枠11番からの出走となりました。


★ヴァケーション(JBCクラシック)

「JBC以来になりますが追い切りの本数は相当やってきているのでデキは十分だと思います。他の馬の動きを見ながら進む事ができる外枠もちょうど良いですね(畠山信一調教師)」


 ファン投票3位だった リッジマン 。“前走がジャパンカップ”という馬が桐花賞に出走するのは初めてですし、この先もそう簡単にあることではないでしょう。


★リッジマン(ジャパンカップ)

「状態面は良いものを保って出走できますね。あとはダートが合うかどうかだけ。脚抜きの良い馬場なら・・・と思っています(千葉幸喜調教師)」

 ダートでの実戦は門別時代以来、その後は障害戦で一部ダート部分を走った事がある・・・くらいですから、ダートの、それもかならずしも万人(万馬?)向きでは無い冬の水沢の馬場でやれるのだろうか?は自然な心配だと思います。ただ具合は良いみたいですよ。

 同厩の3歳馬 クロールキック については 「前走時がプラス20kgでしたがまだ足りないと思うくらい。まだまだ成長途上なのだと思います。ただ、競走除外になって実質9ヶ月ぶりの実戦。ひとまずは無事に一戦を」 とのことでした。


★グランコージー(11月7日晩秋特別優勝時)

 ファン投票5位の グランコージー 。今季の岩手ではA級特別の一勝のみに留まっていますが、シアンモア記念はゴールデンヒーラーに競り勝つ2着でしたし前走も逃げ馬圧倒的不利の傾向の中でよく健闘した内容。状態はいわゆる“着順の数字以上”と思っておきたいもの。

 ファン投票6位の ジェイケイブラック は今回が初の桐花賞出走に。北上川大賞典で待望の重賞タイトルを獲得して勢いに乗っての参戦ともなります。


★ジェイケイブラック(北上川大賞典優勝時)



 ファン投票7位の ヤマショウブラック 。2019年のこのレースを制して年度代表馬にも選ばれたのはまだまだ記憶に新しいところ。


★ヤマショウブラック(12月6日仲冬特別)

 実はその桐花賞以降重賞勝ちが無いですし、白星自体からも1年半遠ざかっていますが、前走が久しぶりの水沢戦でこの馬らしい前向きな戦いを見せていて最近の状態は決して悪くないようです。管理する小林俊彦調教師も「水沢、それも冬場の水沢は合う」と常々言われています。実際、取り止めになってしまった昨年の桐花賞でも直前の追い切りは好時計を出していましたしね。4月の赤松杯では2着ヴァケーションから2馬身差の3着。それぐらいやれれば掲示板争いに参加してきて良い計算になります。

 ファン投票で12位だった ノーブルサターン は、注目度ではもっと上の方になるのではないでしょうか。


★ノーブルサターン(トウケイニセイ記念優勝時)

「前走後も変わりなく来ていますよ。転入直前の成績が良くなかったのは相手が南関の一線級だったからで、力を出せる状態であれば前走くらいやれる力がある馬・・・という事なのでしょう。2000mに関しても同じで、G1とかだから余計に堪えた分もあったのでは。だから距離に関してもそんなに心配はしていません」
 2017年のジャパンダートダービーではヒガシウィルウィンの5着、2019年のマーキュリーカップではグリムの2着。以前は1800m以上を主戦場にしていたくらいの馬ですし、2000mは十分に守備範囲のはず・・・と思って見るのが正しいのでしょうね。

桐花賞は31日の水沢9R、15時15分発走 。当日の6Rは“トニージェント・メモリアル”、7Rが“ナムラタイタン・メモリアル”、8Rは“ありがとうエンパイアペガサス賞”と銘打ってスペシャル動画なんかも用意されているようです。そちらにもぜひご注目ください。

 そして。山本聡哉騎手が12月26日終了時点で210勝として自身のシーズン最多勝利数(※2017年の208勝)を更新していると共に、小林俊彦(元)騎手が2005年に達成した215勝の1シーズン勝利数記録にも迫っております。


★12月26日の7Rをボーンブレジーヌ号で勝って210勝目

 残る開催日は今年2日・来年2日の4日間(※岩手競馬は来年3月開催まで「2022年度」の扱いですが、リーディング等の記録類は1月3日までで集計します)。前半3勝・後半3勝で新記録なわけで、通常なら達成の可能性大とか思うわけですけども、この時期は開催取り止めとかもあり得るのでまだなんとも言えません。次回のこのブログを書くだろう1月5日には結果がでているはず。“新記録達成”と書ける事を楽しみにしつつ、皆様良いお年を!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年12月29日 22時30分20秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: