楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 13249968 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

楽天競馬ライター

楽天競馬ライター

2023年05月18日
XML
カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 いやもう変な天気ですね。先週(8日とか)は盛岡に「雪」予報が出て競馬場では実際うっすら積もったりするわ、長袖+上着でいても寒く感じるわで冬に戻ったのかと思ったものですが、昨日・今日(17日18日)は30度超え!岩手県内各所では5月の観測史上最高気温更新なんていうニュースになりました。
 3月下旬に半袖で良いくらい気温が上がって桜も史上最速で咲いたかと思ったら4月半ばからは一転してストーブを付ける事に。5月に入っても暑い-寒いの繰り返し。先週は盛岡競馬場にいて息が白くなったんですが・・・。
 天気予報によればこの先は気温高めに推移するようですけど、梅雨になるとまた寒くなるんだよなあ。今年の夏とか冬とかどうなるんだろう・・・。


 さて、今回は『三野宮通調教師地方通算1000勝達成』の話題です。5月15日の盛岡競馬第3レースでエイシングラール号が逃げ切りV、同馬を管理する三野宮通調教師はこの勝利で地方競馬通算1000勝達成となりました。


★三野宮通調教師、地方通算1000勝達成!

 今シーズン、3月は2開催で4勝、4月の水沢開催は同じく2開催で6勝だった三野宮通調教師。必ずしも“絶好のスタート”ではなかったかもの水沢開催でしたが、盛岡に移ってからは1回盛岡で7勝、2回盛岡では前半だけで6勝と“二の脚”のダッシュが猛烈。記録達成時点では盛岡に移ってから7日と1レースでの11勝目だったのですからその勢いは見事なものでした。
 岩手の調教師さんの場合、一開催5勝いけばなかなかの活躍、それ以上いけば大活躍という感じですし、管理馬のクラスによって前半週・後半週のどちらかに勝ち星が偏る・・・という事も珍しくありません。三野宮通調教師の場合は4月の水沢開催最終週から好結果が続いていて、結構レアなパターンと言える活躍ぶりなのではないかとも思います。残りわずかで足踏みせず一気に突き抜けたところも見事です。

 三野宮通調教師は2001年4月の調教師デビューですので今年が23年目になります。初出走は2001年4月21日の水沢2R・パーソロングリンでこの時は9着。しかし2戦目の同年4月28日水沢3R・ドリームチェイスで初勝利を挙げました。




★2008年、ワタリシンセイキでビギナーズカップを制した際


 重賞初制覇は2005年のジュニアグランプリ・マツリダアーティス。一番直近の重賞勝ちは2021年、ナイトオブナイツで制したいしがきマイラーズですね。


★2021年のいしがきマイラーズをナイトオブナイツで優勝。同馬は同年の最優秀ターフホースにも選ばれました


 三野宮通騎手は1977年4月デビュー、2000年の引退まで(正確には2001年1月7日が最終騎乗)24年間で1378勝を挙げています。キャリアの終盤はアラブで活躍した印象が強く、実際かつての古馬アラブの主要重賞(金蹄賞・アラブ王冠・アラブ大賞典・紫桐杯)は何度も優勝。しかしサラブレッドでも主な重賞はほぼ制しています。桐花賞だけ縁がなかったですね。


★1995年11月、旧盛岡競馬場最終日。JBISによると8Rのイイデダッシュに騎乗する三野宮通騎手





★2000年、騎手として挑んだ最後の桐花賞での三野宮通騎手。パートナーはミヤシロブルボンでした

 騎手時代は「豪腕」と言えば三野宮通騎手か西康志騎手かと目された存在で、それは“サラよりズブい”と言われたアラブを上位に持ってきた腕っ節のイメージもあったでしょう。また菅原勲騎手や小林俊彦騎手ほどメディアに出てくる事もなかったので“寡黙な勝負師”というイメージもあったのではないでしょうか。

 三野宮通騎手・三野宮通調教師の小ネタとしてはまず「ORO最初の芝レースを勝った騎手」。
 1996年4月に開場したOROパーク盛岡競馬場ですが芝コースは当初は育成期間とされ、初の芝レースとなったのが同年6月16日に行われた3歳(旧4歳)芝1600mの特別「はまなす賞」。それを制したのが7番人気サンディゴボーイ、鞍上は三野宮通騎手でした。地方の競馬場で初めての芝コース、その最初のレースの勝者として歴史に名を残すのが三野宮通騎手なのです。

 もうひとつは2009年2月の荒尾競馬にて。この頃、岩手競馬が冬休みの間、岩手の馬や騎手が荒尾競馬に長期滞在するという交流が行われていました。この年の三野宮通調教師は人馬と共に荒尾に長期滞在。岩手から運んできたという原付バイクを「来年も働いてもらうから~」と言っていたシーンだと思います。



★2009年荒尾にて。左は瀬戸幸一調教師ですね




★ご子息の三野宮勇調教師補佐と。岩手で騎手デビューしたご子息はその後大井競馬で調教師補佐に。地元と遠征とで“調教師親子対決”もそれほど遠い話ではないかも

 先にも触れたように騎手としては24年で1378勝。調教師としては23年で1000勝(先日の開催終了時点で1002勝)。現在のペースならあと5年くらいで騎手としての勝利数に並ぶ計算です。と、そんな話を通先生にしたら「俺もけっこういい年だぞ?」と笑っておられましたが、「でもまだ調教で馬に乗ってるからな!」と言われるあたり、まだまだイケそうな手応えがあるってことでしょうか?期待していいでしょうか!?




★2018年4月30日、岩本怜騎手初勝利。ニッコニコでプラカードを持つ三野宮通調教師なのでした

 それはさておくとしても、まだまだ頑張っていただきたいし、次は名実ともに文句なしの調教師リーディングを獲っていただきたいとも思います。親子対決もぜひ。1000勝、おめでとうございました!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年05月19日 00時58分55秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: