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2023年07月05日
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カテゴリ: 坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。

 先週から引き続き、北海道におります。
 まず、私もこの週末、 函館競馬場 にお邪魔してきました。



 前日土砂降りの雨が降ったあと、7月1日土曜日の朝
 JR函館駅前の風景
 函館の青空も、よそにはない独特の色があるよね




 向こうにはおなじみ、立待岬と函館山

 今週は、ノーザンホースパークで余生を送っているという ブラストワンピース が、函館競馬場に来てくれていました。



 多くのお客さん方が、カメラを構えて写真に収めていました。



 たたずむブラストワンピス
 なんか、かわいい

 有馬記念を勝った彼。引退後、種牡馬になれないとなったときには、話題にもなりましたよね。いまは種牡馬になるのも競争が大変なのでしょうから。

 こうして余生を過ごす場所が決まり、そして時に私たちに姿を見せてくれることは、競馬ファンにとっては色んな意味でうれしいこと。これまでに応援してきた全ての馬とこうして会えるわけではないのだけれども……そう思うと、こうした機会が一層有り難いものに感じられました。


 いま、JRAでは「競馬法100周年」の様々な記念行事が行われています。
 函館競馬場の一角で、大変興味深い展示が行われていました。



「勝馬投票100年の歩み」

 私たちが当たり前のように楽しんでいる「馬券」というものが、どのような歴史を経て今のように楽しめるように形作られてきたのか。
 実際に展示を見てみると、ワクワクするような記録や過去の写真がいっぱいでした。






 日本は、賭け事をしちゃいけないルールの国なんだから。

「黙許」

 まあ簡単に言うと、ほんとうはダメなんだけど、当局がダメって言わずに見逃し目こぼししていた、ということですよね。
 そんなところから始まって、今のようにきちんと法律で認められた賭事レジャーになるまでには、様々な人たちの努力があったようです。



 さすがに、この買い目毎に窓口が決まっていて、その窓口に並んでいた、っていう時代は、私は知らない世界。私が参加し始めたときには、もう1枚の馬券に複数の買い目が並んでいる「ユニット式馬券」でした。



馬券の歴史年表
 ずっと以前から馬券を楽しまれている方々には「そうそう、そうだったのよ」という記録。最近競馬を楽しみ始めた方々にとっては「昔はこんなだったのか……」という発見があります。



 このあたりは、私も知らない世界。
 「昭和の時代」のにおいがする記録写真ですね。

 函館競馬場と言えば、「馬連」
 馬番連勝式馬券発祥の地。

 競馬場内には、その歴史を記録する碑が建てられています。



「馬番連勝発売記念」

 スタンドを出て4コーナー方向
 馬頭観音のそばにあります

 以前は入場門脇にあったと記憶していますが……いつからか、ここに移設されました。



 私が競馬を見始めたときには、馬券は単複と枠連しかなかったんですよね。
 せっかく穴馬を見つけても、人気の馬と同じ枠に入ってしまうと、別々に分けては買えないので馬券の妙味はなくなってしまっていたんですよね。まあその代わりに、人気馬買ってその馬がダメでも、隣の同枠人気薄馬に助けられたことも何度もあるんですが(笑)。

馬連が出来たとき 、多くの競馬ファンが狂喜乱舞したのです。
 ようやく、枠のひとくくりではなく 馬そのものを応援できるようになった と。

 そういえば、馬券にまつわるこのキーワードも、もう大昔の歴史的遺物ですよね。



単枠指定(シード)

 すごく人気を集めそうな馬がいる場合に、主催者が予め指定してその馬は1頭だけの枠に組むというルールです。その人気馬がもしも競走除外になったような場合に、枠に他の馬が残っていると払戻がされないので、その理不尽さを生じさせないためのルールでした。

 主催者が「この馬が人気になる」って宣言するということ自体が、主催者による予想行為じゃないか、という意見もあって、また予想の上での様々な思惑を呼び、そのたびに話題になりました。勿論指定される馬はかなりの有力馬なので、単枠指定馬を巡る様々なドラマもあったな。

 私が単枠指定で思い出すのは、初めて競馬ファンとして注目して見た1988年のダービーで単枠指定になった、マティリアル。皐月賞を勝ったならともかく、3着だったのにダービーでは単枠指定され、24頭立ての単勝オッズ2.4倍。圧倒的な1番人気になりました。極端な追い込み馬で、その追い込み脚がもの凄く印象に残る馬で、確かに人気は集中しそうな感じではありましたが……

 結果は、18着。人気ってなんだろう、っていうことを考えながら競馬を見ることの、私にとってのひとつの出発点みたいなレースでした。

 あとは、この写真の展示でも取り上げられている、オグリキャップ-バンブーメモリーの2頭が単枠指定され、その2頭が直線で相譲らぬ死闘を繰り広げた、1989年のマイルチャンピオンシップ。忘れもしない連勝式「1-3」で決まり、配当は180円でした。


 みたいに……昔からのファンには、あのときあんな競馬があったな、という熱い気持ちを思い起こさせてくれる、なかなか良い展示です。来週の函館最終週まで開催されているようなので、是非訪れてみてください。


 さて、レース場での話は、昨日の 門別競馬場




 先週もご紹介した 多田羅誠也騎手 が、通算300勝を達成しました。



 2R カンノンアーニモで勝利





 300勝のプラカードを持っているふたり
福原杏騎手 (浦和から短期移籍)と 小野楓馬騎手 は、2019年春デビューの同期
 今シーズンは期せずしてこの同期3人、門別競馬場に揃いました。

 そういえば、福原騎手は門別滞在が今月までだな……



​​ 彼の話は、​ 先週の稿 ​でお伝えしました。
 勝つ数よりも、滞在中に学びとる内容。同じようなことは、昨日のインタビュー収録でも話していました。

 とは言え、レースでも明らかに目立ってきたよね。
 もう少し乗って、このコースのこととか、この場所の馬のことがわかりだしたら、更なる活躍もあるのではないでしょうか。

 期待しつつ注目していきたいですね。


 さて、昨日のメインレース
 重賞のグランシャリオ門別スプリント(1000m)

 短距離の王者・ スティールペガサス が登場して注目を集めました。

 が………



 勝ったのは、行き切った スペシャルエックス
 スティールペガサスの猛追をアタマ差だけしのぎました。

スティールペガサス も、力は示しました。



 ビックリしたのは、そこまでスタートが速いという印象があるわけではないこの馬が、ゲートが開いて飛び出して、むしろスペシャルエックスが促して先頭に立つのを待つような形になったこと。しかしそこからスペシャルエックスが来ると、この馬ともう一頭ベストマジックを前にやってから外へ。戦況を考えたら当然の捌きでしたが、結果的に今日の負けは、この下がって切り返す分の差だったのかな。枠の内外が逆だったら、スティールペガサスが差し切っていたのでは?と思わせる、強い、そして迫力のあるレースぶりでした。



 先週の栄冠賞に続いて、今週も 岩橋勇二騎手 の笑顔が見られた!



田中淳司調教師 も、先週に続いて重賞制覇

「今回は一線級の速い馬がいなかったので勝てましたが、この馬には1000mはちょっと忙しいかなと思っていました。ベストの距離は1400mぐらいかと。」

 次走は、7月23日盛岡のハヤテスプリント(1200m)



 今日は川崎に、スピーディキックに久しぶりに会いに行こうと思っています。





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最終更新日  2023年07月05日 07時57分47秒
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