楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 13249974 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

楽天競馬ライター

楽天競馬ライター

2024年01月11日
XML
カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 今回は、前回の騎手リーディングに続いて調教師リーディング編です。早速本題へ。

■調教師リーディング/菅原勲調教師が初リーディング獲得

 2023シーズンの調教師リーディングは95勝を挙げた菅原勲調教師でした。2012年に開業して以来初となるリーディングトレーナー獲得となりました。


★菅原勲調教師(左から2人目・寒菊賞口取り)

 冬になる頃には趨勢がおおむね定まったと思えた騎手リーディングに対して、調教師リーディングは最終週まで接戦が続きました。

 8回水沢前半・12月12日終了の時点で菅原勲調教師・板垣吉則調教師は共に88勝のタイ。ラストの12月30日・31日を迎えた時点では菅原勲調教師が92勝、板垣吉則調教師が90勝。そして30日が終わった時点で菅原勲調教師が2勝を追加して94勝に伸ばしたのに対して板垣吉則調教師は90勝。普通ならこれで“勝負あった”かもしれませんが、板垣吉則厩舎からは最終日にも有力馬が多く出走予定で、4勝差(実質は5勝必要)も詰めることができないとは言えない・・・という状況で31日へ。

 31日の1Rを板垣吉則厩舎のピリカメノコが勝利して逆転リーディングの可能性をつなぎます。しかし続く2Rは2着・3着に終わって勝ち星数での逆転の目がなくなり、7Rで4着に終わったことで勝ち星・2着数で並んで3着数で上回る可能性もなくなって、この7Rの時点で菅原勲調教師のリーディング獲得が決まりました。

 メインの桐花賞を板垣吉則厩舎のノーブルサターンが優勝したのち、11レースは菅原勲厩舎のボウトロイが勝利。95勝目の“ダメ押し”Vとなりましたね。

 2023シーズンの調教師リーディング争いは僅差の接戦が続きました。春の水沢開催・春の盛岡開催の頃は菅原勲調教師が5勝ほどのリードをもって1位を守っていましたが、三野宮通調教師、板垣吉則調教師が交わして上位へ。そこからしばらくは上位3厩舎が一進一退でもつれ合う争いが続きました。
 秋の盛岡開催に入る頃には、しかし菅原勲調教師・板垣吉則調教師が3位以下を引き離しての争いに。いったん少し離された2位になっていた板垣吉則調教師が1位を奪い返したのが11月の盛岡最終開催。再び、いや三度の一進一退の攻防の末、2023シーズン最終日の12月31日に最終決着となりました。上位陣の最終的な勝ち星の差こそやや大きめになったかもしれませんが、シーズン序盤から最終盤まで接戦・激戦が続いたのが今シーズンの調教師リーディング争いだったと言えるでしょう。



★2023シーズンの調教師リーディング争い・最終順位TOP5調教師のシーズン中推移






★板垣吉則調教師(左端・桐花賞口取り)

 僅差でリーディングを逃した形となった板垣吉則調教師でしたが2013年以降は1・2・1・1・1・1・3・1・2・1・2と常にリーディングを争う位置を確保。今年もやはりというかさすがというか。



★櫻田康二調教師(右・鈴木祐騎手500勝達成時)

 3位の櫻田康二調教師は12月の水沢開催だけで16勝を挙げ、この終盤の追い上げで3位に。リーディング上位陣のほとんどが水沢所属の厩舎で占められる中、“盛岡リーディング”として気を吐きましたね。



★佐藤雅彦調教師(自身の通算1000勝達成時)

 4位の佐藤雅彦調教師も夏頃にいったん離されかけて夏の盛岡開催終了時点では8位。しかし秋の水沢開催以降の後半戦で45勝を挙げて急上昇、最後は櫻田康二調教師に差されての4位でしたがこちらの後半戦の追い上げは見事でした。


★三野宮通調教師(真ん中・自身の1000勝達成時)


 5位の三野宮通調教師は春の水沢開催・盛岡開催時点で1位に立っていました。夏も僅差で1位を奪い返すところもありましたが秋以降ちょっと伸び悩んだ形。2着3着が多めなのが惜しかったと言えるでしょうか。

 今季の“TOP5”の調教師さんたちに加えて伊藤和忍調教師(今季6位)、千葉幸喜調教師(今季7位)、今季は13位でしたが昨年までは常にTOP5圏内にいた飯田弘道調教師。近年の調教師リーディング争いはベテラン勢だけでなく若手勢の活躍も目立ってきており、また1勝2勝の差で順位が入れ替わるような接戦も多くなってきています。来季もこれら“上位常連”の厩舎が活躍するか、あるいはジャンプアップしてくる厩舎があるのか?その動向が楽しみです。

■大きな区切りの勝利

 2023シーズン(3月11日から12月31日までの成績年度)に達成された騎手・調教師の大きな区切り勝利を振り返っておきましょう。時系列順、いずれも地方競馬通算成績です。


★村上昌幸調教師1500勝達成(3月19日)


★坂口裕一騎手1000勝達成(3月20日)


★佐藤雅彦調教師1000勝達成(4月11日)


★三野宮通調教師1000勝達成(5月15日)


★新田守調教師1000勝達成(7月9日)


★板垣吉則調教師1000勝達成(7月24日)


★村上忍騎手4000勝達成(12月26日)


★鈴木祐騎手500勝達成(12月30日)

 調教師の区切り勝利が“ラッシュ”という感じで続きました。その分来季は少なめになりそうで、佐藤敏彦調教師・酒井仁調教師・飯田弘道調教師の500勝が圏内という感じです。

 騎手の方は来季は多くなりそう。中でも注目は阿部英俊騎手の2000勝であと42勝。今季54勝でしたので順調に進めば十分に到達圏。山本聡哉騎手の2500勝(あと46勝)岩本怜騎手の500勝(あと56勝)も同様でしょう。山本政聡騎手も2000勝にあと155勝。今季は133勝でしたが昨季は169勝でしたし、可能性は十分にありそう。
 また、区切りの勝利数ではないですが、村上忍騎手による菅原勲元騎手の4127勝越えにも注目ですね。


★2023デビューの佐々木志音騎手は4月18日に初勝利!でした





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年01月12日 19時31分23秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: