moo-moo-ふぁみりぃ★

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臨月


検診でも毎回「順調ですよ」と言われて・・・
このまま予定日近くに生まれるんだろうなと思ってた。

新しい家も完成したばかり・・・
いろりんが生まれたらこの新しい家でこれもしよう、
あれもしようと楽しいことばかり想像していた。
内心、「検診なんてこんなに要らないかも。お金もったいないし★」
と思っていたくらい。それなのに・・・。


37週に入ったころ、看護婦さんに「胎動何回?」と聞かれた。
「最近あまりなくて。臨月に入ったらあまり動かなくなるって本にも書いてあったけど」と言うと心配そうな顔をされた。「ちゃんとサインに気づいてあげてね。お腹の赤ちゃんは、お母さんにしか訴えることができないんだから。ちょっと検査しましょ」と別室でNSTという赤ちゃんの心拍や胎動から元気さを見るための機械をつけられた。

その後、超音波で診ていた先生から思いがけないことを言われた。「お子さんの肝臓が大きすぎて、心臓や胃を圧迫している。心臓や肝臓に異常があるかもしれない」と。「原因は生まれてみなければわからない。肝臓が大きいだけで正常な可能性もある。でも染色体異常かもしれないし、心不全なのかもしれない。」

これまで描いていたすてきな未来の想像が崩れた。

「どうしよう!」でも、病院じゃ泣くわけにいかない。



家に帰ってから、ダンナに「きっとだいじょうぶだよ!」と強がって報告しながら・・・我慢できずに泣きじゃくってしまった(;;)

いろりん、大丈夫かな。心配でたまらない。
ごめんね。お腹の中で健康に育ててあげられなくて・・・
ダンナにも申し訳ない。いろんな感情でごちゃごちゃになった。

私は学校で障害をもった子どもたちを担任しているからお家の人の大変さもわかるつもり。ダンナはどうだろう?たまにダウン症の教え子が牧場に遊びにきてくれるけど、自分の子だったらどう受け止めるのだろう?
お腹の子だけでなくダンナの心も心配になった

・・・が、そこでダンナが「二人の子だから、どんな子でもいいよ。守ってあげよう!」と言ってくれて、心がすっと整理できた。そうだ、何があってもこの子は私たちの子にかわりない。大事に思う気持ちにも変わりはない。いっしょにがんばろうね!とお腹に呼びかけながら、「こういう人でよかった・・・ありがとう」とダンナにも感謝したのでした。


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