大好き。

大好き。

まだ、先は長い・・・。


        (11月10日午前11時ごろ)


11時ごろに、今度は分娩台のほうで内診をしてもらうことになり、移動。
子宮口は先ほどより開いているし、膜(?)も薄くなってきた、
と言われました。
その言葉にうれしくなったんですが、
でも、看護婦さんには、分娩室までの移動に普通に歩いて行けてるし、
笑って話もできるしまだまだだね、
って言われちゃいました。
(確かに・・・。
ユウのときってこんなに楽だったっけ?
それとも私自身痛みに強くなった?
なんて思ってたんですけど・・・。
そんなわけなかった・・・と後で思い知りました・・・。)

部屋で横になりながら、
相変わらず5分間隔でくる痛みがもう少し短くなればなぁ・・・と願っていると、
少し時間が経った後、痛みの間隔が3分ほどに!!
痛みもおしりのほうに移動してきた感じなってきた12時ごろに、
ちょうど看護婦さんが様子を見に来てくれました。

かなり痛みも強くなってきて、ちょっと話すのもつらくなってきたんで、
期待したんですが、まだまだ・・・、もう少し、とのこと。

その言葉に少しがっくりしていると、
お義母さんが旦那さんとユウを連れて来てくれました。
私が家を出てくる前に、家の中でバタバタしていたにもかかわらず、
ぐっすり寝ていたユウくん。
「いってきます」も言えなかったから、会いたかったよ~。
ユウは私の顔を見るなり、「あっこ(抱っこ)」って言ってきたけど、
その時は増していく痛みに耐えて余裕のなかった私は、
ユウに笑いかけるのでいっぱいいっぱいでした。
それでも、そばに来て欲しくてユウに手を伸ばしたら、
すぐに横に来てくれました。
ベットの端に座らせてたんですが、
私がつらそうだからか、病室が静かだからか、
いつも病院にいるときとは違う空気を感じ取ってか、
気を遣って、ひとり『作り笑い』をして場を盛り上げようとしてました。
その姿が健気で・・・、愛しくてなんか泣けてきました・・・。
でも、場を盛り上げようとするその明るさが反対にうるさいくらいで・・・、
同じ部屋の人たちのこともあるので、ユウは外でジュース飲ませてくると言うお義母さんに連れられて、
病室を出て行きました。



「おめでとう、ハル。」 へつづく。


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