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[原書名:FIRE WATCH〈Willis, Connie〉 内容(「BOOK」データベースより)寄宿舎惑星の女子寮、その男子禁制の聖域でなにが起こったのか?性と生殖が切り離された未来のセクシュアリティを描破して、スキャンダルをまきおこした超問題作「わが愛しき娘たちよ」。大空襲下のロンドンを訪問した時間旅行者の冒険を描いてヒューゴー、ネビュラ両賞を受賞した傑作「見張り」。アメリカSF界きっての人気女性作家が幅ひろい作風で、優しく怜悧に、そして過激に読者の知性を挑発する話題爆発の作品集。 コニー・ウィリス日本語サイトコニー・ウィリスはアメリカSF界の女王と呼ばれる人気作家。代表作は、SF界3大タイトル(ローカス賞、ネビュラ賞、ヒューゴー賞)を総なめにした『ドゥームズデイ・ブック』と『航路』。人間の死を題材にした、重厚で、それでいて「読みやすさ」(リーダビリティ)抜群の作品に定評あり。SFマガジン等で、唐突にコニー・ウィリスが話題になったのは遠の昔。(1985年)一大論争に発展した「わが愛しき娘たちよ」収録。『航路』など長編作家かと思っていた コニー・ウィリス。ソニー・マガジンズから刊行されていたので、ロマンス作家なのかと長らく思ってました。それにポランスキー監督の「赤い航路」ともイメージがだぶっちゃって。おなじSF女流作家さんというと、アーシュラ・K・ル=グウィンが思い浮かびます。ル=グインの『闇の左手』は、いまだ読破完了ならず、本棚に眠ってます。ル=グイン、格調高くて、なかなか読み終わらないです。この短編集には、その後の長編小説の種がいっぱいつまっているようですね。表題作「わが愛しき娘たちへ」は、当時かなりスキャンダラスということで、論議を呼んだ作品。1985年の時点で、不快に感じる、そうか、そうですかね。 現時点では、もちろん驚かないし、皆さんもそうでしょう。ミネット・ウォルターズを読んだあとではね。1980年代は、まだ児童虐待問題は表面化していなかった。「そんなこと聞きたくもない」という姿勢の時代だったのですよね。それ以上に、明言を避ける表現が多々あるため、当時は筋書きの全貌を理解できただろうか?という方に疑問を感じますねー。。 「見張り」 ヒューゴー賞ネピュラ賞両賞受賞作(1982)タイムトラベル物。「ドゥームズデイ・ブック」の、時間的には後の物語。”共産主義者”に対する見地の点で、唯一作品構築に失敗していると、解説されている。研修のため、第二次大戦下のロンドンのセントポールズ大聖堂にダイムトラベルすることになった主人公が、寺院を焼失させないように力をつくすが。。 「埋葬式」 ゴシック・ホラーに陥らない文学的な話。あるいはパスティーシュ。エリオットの葬式に出席したアンだったが、まるで針のむしろ。町の人たちの頭の中は分からない。アンが殺したと思っているのか、それとも? いたたまれないアンは葬儀を抜け出す。そこへ、死んだはずのエリオットがやってきて……。 「失われ、見いだされしもの」 ある種の破滅テーマSF。世界は破滅していた。政府は組織的略奪を行っており、フィニーが身を寄せる聖ヨハネ教会が標的になるのも時間の問題。同僚のミセス・アンドヴァーは、どうやらスパイらしいのだが……。 「わが愛しき娘たちよ」 コニー・ウィリスの名を決定的に知らしめた、本の表題作。内容の過激さにあらゆる雑誌に掲載を断られ85年刊行の短編集で初めて活字となった。(執筆は81年)性と権力の構図をストレートに捕らえたこの作品は、男性読者の多くに大変な反発を引き起こし、同時にフェミニストたちからも批判を受ける。一方で”サイバーパンクの先駆的作品”との絶賛の声も。一大論争に発展した。89年の翻訳時に日本でも同様の反響が見られ、現在なおその論争は終息していない。オクテイヴィアは、信託子。両親はなく、モウルトン・カレッジの寄宿舎暮らし。新学期になり、久しぶりにボーイフレンドのブラウンに会うが、なにかを隠している様子。その秘密とは? 「花嫁の父」 ねむり姫の後日談。ねむり姫と共に目覚めた父王だったが、時代の変化についていけずに……。 「クリアリー家からの手紙」ネピュラ賞受賞(1982)世紀末物。リンは、愛犬ステッチをお供に、郵便局へとでかけた。ミセス・タルボットの雑誌を手に入れるためだったが、そこでクリアリー家からの手紙を見つける。帰宅したリンはみんなに披露するが……。 「遠路はるばる」 日食を扱った、少しファンタスティックな小作品。メグは、まだ幼い娘レイニーの面倒を見つつ、リッチ、パロウズと共に、モンタナへと向かっていた。皆既日食を見るためだ。モンタナでメグは、奇妙な科学者たちを目撃して……。 「鏡の中のシドン」 一種のドッペルゲンガー物。恒星ベイレイへ、新入りのピアノボード弾きがやってきた。ルビーと名づけられた”わたし”は、人間を映しとるミラーという人種。他人の癖や思考や技術を完璧に写し取ることができる。ただし、誰を写し取るか自身ではわからない。SFだけどミステリ。ルビーは誰を写し取っているのか?“事件”の結末は? 「デイジー、日だまりの中で」 破滅テーマSF。 「通販クローン」 自分はアンタのクローンだ とある日一人の男がやってくる。通販で注文したのは確かだが 自分とは似ても似つかない。。 「サマリア人」 人間と動物の境界を考えつつ、結局は人間側に引き寄せることを善しとする観点はどうかというテーマ。宗教観から探った話。思慮深いホイト師は、思い込みのはげしい牧師補ナタリーの訪問を受けた。ナタリーは純真なオランウータンのエサウを伴っていた。エサウは手話で人間と会話することができる。ナタリーが主張するには、エサウが洗礼をうけたがっているというのだ。。 「月がとっても青いから」 スクリューボール・コメディモーウェン・ケミカル社では、廃棄物である炭化水素性化合物の画期的な処分法を開発した。とはいえ、社長のモーウェンはこの技術に懐疑的。しかし、研究所が暴走し、計画は走り出してしまう。研究所の責任者ブラッドは、ある野心を内に秘めていた。それは社長の娘サリーを籠絡し、自身が社長となること。ブラッドのルームメイト・アルリックは、サリーをブラッドから守ろうとするが……。全体的には、普通小説の中にSFが混じっているような出来。過激なフェミニズム女流作家という位置づけを一旦はされたウィリスですが、解説で山田和子が書いている「私の目には,ウィリスがル=グインやウィルヘルムに比べて彼女がずっとコンサーヴァティヴ(保守的)にうつる」に納得です。最後の「月がとっても青いから」を読むと特にそう思う。初ウィリス読でしたが、よかったな~。長編も今度 読んでみよう。■著作 『マーブル・アーチの風』(プラチナ・ファンタジー)『アリアドニの遁走曲』 『犬は勘定に入れません』 ヒューゴー賞 『航路』 ヒューゴー賞『最後のウィネベーゴ』 『ドゥームズデイ・ブック』 ヒューゴー賞、ネビュラ賞 『リメイク』『リンカーンの夢』 『わが愛しき娘たちよ』 「見張り」ヒューゴー賞、ネビュラ賞 「クリアリー家からの手紙」 ネピュラ賞
2007年02月27日

アカデミー賞(ACADEMY AWARDS)2006年・第79回 作品賞 □ バベル ★■ ディパーテッド ◎ □ 硫黄島からの手紙 ★□ リトル・ミス・サンシャイン ★□ クィーン ★ 主演男優賞 □ ブラッド・ダイヤモンド レオナルド・ディカプリオ □ ハーフ・ネルソン(原題) ライアン・ゴズリング □ ヴィーナス(原題) ピーター・オトゥール □ 幸せのちから ウィル・スミス ◎■ ラストキング・オブ・スコットランド フォレスト・ウィッテカー ★公式サイト 主演女優賞 □ ボルベール <帰郷> ペネロペ・クルス □ あるスキャンダルの覚え書き ジュディ・デンチ ■ クィーン ヘレン・ミレン □ プラダを着た悪魔 メリル・ストリープ ◎□ リトル・チルドレン(原題) ケイト・ウィンスレット 助演男優賞 ■ リトル・ミス・サンシャイン アラン・アーキン □ リトル・チルドレン(原題) ジャッキー・アール・ヘイリー □ ブラッド・ダイヤモンド ジャイモン・フンスー ★□ ドリームガールズ エディ・マーフィ ◎□ ディパーテッド マーク・ウォールバーグ 助演女優賞 □ バベル アドリアナ・バラーザ □ あるスキャンダルの覚え書き ケイト・ブランシェット □ リトル・ミス・サンシャイン アビゲイル・ブレスリン ■ ドリームガールズ ジェニファー・ハドソン ◎ □ バベル 菊地凛子 監督賞 □ 硫黄島からの手紙 クリント・イーストウッド □ クィーン スティーヴン・フリアーズ □ ユナイテッド93 ポール・グリーングラス □ バベル アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ ■ ディパーテッド マーティン・スコセッシ 大体、予想通り、順当だったようですが。でも、なんで作品賞に『ディパーテッド』?それは、消去法で、アメリカの映画としてはこれしかないってことだったんですかね。『バベル』も『硫黄島~』も、海外色が強く『リトル~』は小粒すぎる。『クイーン』はハリウッド資本が入ってない。スコセッシ監督というのは、もう取らせてあげたいというアカデミー会員の気持ちも強かったそうですし、良かったと思います。。でも、だったら作品賞には『バベル』じゃない?、、それか『硫黄島』~!スコセッシ監督の、「今回はゆるい球を投げたつもりの作品」が受賞作になるとはね~。「だったら今までのはなんだったんだ?」という監督の言は、ごもっともです。でもでも、これまでの監督の功労賞というのも含まれているのですよね。これからも、スコセッシ監督のギャング映画楽しみです。凛子さんも、『硫黄島~』も逃しましたね。日本としては、残念な結果でしたね~。でも、これから、映画はハリウッド作品より、こうした国際色豊かなものが、ふえるんじゃないでしょうか?ノミネートされている方たちも、白人一色ではなくなってるし。今後もまた 楽しみですね♪★は これから 見るのが楽しみ~な映画◎は 鑑賞済み で面白かった作品です
2007年02月26日
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『レイヤー・ケーキ』(2004) LAYER CAKE 上映時間 105分 製作国 イギリス ジャンル サスペンス/犯罪 すべては、終わらせるために始まった。英国の裏社会を舞台にしたスタイリッシュな群像クライム・サスペンス。ある仕事を最後に足を洗おうと目論んでいた一人の麻薬ディーラーを中心に、下層のチンピラから上層のボスまでいくつもの階層が織りなす裏社会で、それぞれの思惑を秘めた登場人物たちが複雑に絡みあうさまをテンポ良く綴る。主演は、ピアース・ブロスナンの後を引き継ぎ6代目ジェームズ・ボンドに抜擢され注目を集めるダニエル・クレイグ。監督は、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のプロデューサー、マシュー・ヴォーン。これが監督デビュー作となる。 原作本 J・J コノリー好調なうちに裏社会から足を洗おうと決意した麻薬ディーラーXXXX(ダニエル・クレイグ)。ある日、彼は裏社会の大御所エディ(マイケル・ガンボン)の麻薬中毒の娘を捜し出すよう命令される。さらに、チンピラギャング:デュークが手に入れた100万錠のエクスタシーを売りさばくことになった彼は、この2つの仕事を最後に引退しようとするが……。 (シネマトゥデイ) 公式サイト ギャングの世界はいわゆる階層社会、それはまるで、レイヤーケーキのよう。題名の意味ですね。イギリス、クライムサスペンス。 もともとはガイ・リッチーが監督する予定だったそうですね。英国の不良映画「スナッチ」「ロック、ストック&トゥー・スモーキングバレルズ」系。少々グダグダ感あり。群像劇で、人の顔と相関関係を理解するのが困難な人には向かないでしょう。「ラッキー・ナンバー7」や「ディパーテッド」のような 単純明快さは無いけど、こういうゆるさが好きな人は オススメですよね。 「ブラック・ダリア」より、全体バランスは良かったと思いました~。登場人物たちの個性や行動、会話を楽しめます。派手なアクションはなくてシ地味ですが、わけのわからぬ依頼に振り回されつつ、それまで以上に 裏社会の罠を切り抜ける。 めまぐるしく変わる状況に、うまく立ち回れるか……。レイヤーケーキ(裏社会)の怖さ、厳しさを見せつつ、ちょいと意外な結末が用意されている。 期待してた以上に面白くて、3回ほど見てしまいましたよ♪別のエンディングも用意されていて、本編のエンディングが一番インパクトありますかね。ダニエル・クレイグは、本作のクールな演技が効をそうしたか、最新作『007/カジノ・ロワイヤル』で見事ジェイムズ・ボンド役をゲットしたそうですね。彼は、なかなか知的。ボンドぶりも 見たくなりました♪ところで、彼の名前はなんというのでしょう。私は、スラヴォだと思ったのですが、、ちがいますよねー。やっぱり 私の頭は切れてナーイ。。「レイヤー・ケーキ」「スナッチ」「ロック、ストック&トゥー・スモーキングバレルズ」の3作品を収録のUKクライムアクションパック。」「スナッチ」 」「ロック、ストック&トゥー・スモーキングバレルズ」 監督: マシュー・ヴォーン 原作: J・J・コノリー 『レイヤー・ケーキ』(角川文庫刊) 脚本: J・J・コノリー 出演: ダニエル・クレイグ: XXXX コルム・ミーニイ: ジーン ケネス・クラナム: ジミー・プライス ジョージ・ハリス: モーティ ジェイミー・フォアマン: デューク シエナ・ミラー: タミー マイケル・ガンボン: エディ・テンプル マーセル・ユーレス: スラヴォ トム・ハーディ: クラーキー テイマー・ハッサン: テリー ベン・ウィショー: シドニー バーン・ゴーマン: ガザ サリー・ホーキンス: サシャ ナタリー・ルンギ: チャーリー フランシス・マギー ジェイソン・フレミング
2007年02月26日
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内容(「BOOK」データベースより)授業料免除を掲げ、優秀な学生を集める全寮制の人気医科大学イングラム。新入生のクイン・クリアリーは、ある日妙なことに気づく。医療は受ける人の社会的価値で差をつけるべきだ、とクラスメイトがみな同じ考えをもち始めたのだ。そして、彼女と同じように疑問を抱いたボーイフレンドが、突然姿を消してしまう。いったい何がこの大学に起きているのか?理想的なキャンパスに隠された、恐怖の真実。戦慄の医学サスペンス。 F・ポール・ウィルスンが「ザ・ナイトワールド・サイクル」を終えて、1994年に書いた医学ミステリ。伏線も筋書きも終わり方もみえみえで、登場人物たちにも格別魅力はないが、それでも読ませてしまう筆力医学ミステリは 下火、下火と聞いてますが、病院を舞台としたドラマには枚挙に暇がないですよね。しかし、ロビン・クック、マイケル・クライトンといった医療サスペンスの大御所が、すでに医療サスペンスのアイデアは出しつくした感があります。そもそも主題としての医学に寄りかかりすぎるのか、ミステリとして 古臭く感じるようになってきてる。 この本「密閉病室」がいい例です。いまは、「ドクター・コトー」や「救命救急室」のようなヒューマンドラマ、人命の尊さを語る物語を 時代は読みたがっているのだと思いますね~。読みたい本『チーム・バチスタの崩壊』海堂尊『螺鈿迷宮』 海堂尊『使命と魂のリミット』 東野 圭吾著 帚木蓬生作品 ■作者のシリーズ紹介『マンハッタンの戦慄』は、作者の2大シリーズを構成する要の作品。「ナイトワールド」シリーズ(ナイトワールド アドヴァーサリ・サイクル)遥かな太古より、人々の恐怖を生きる糧としてきた「永劫なる魔性」ラザロム、それに対する人々の 戦いを壮大なスケールで描いた6部作。 (1)「ザ・キープ」(上下) (2)「マンハッタンの戦慄」(上下)(3)「触手(ザ・タッチ)」(上下)(4)「リボーン」(5)「闇の報復」(上下)(6)「ナイト・ワールド」(上下) <始末屋ジャック>シリーズ「マンハッタンの戦慄」(上下)「神と悪魔の遺産」(上下)「異界への扉」「悪夢の秘薬」(上下)「始末屋ジャック 見えない敵」(上下) 「始末屋ジャック幽霊屋敷の秘密」(上下)「始末屋ジャック深淵からの脅威」(上下) ・「黒い風」 ・「ホノグラム街の女」 ・「密閉病室」・「体内凶器」 ・「聖母の日」 ・「ラヴクラフトの遺産」 ・「闇から生まれた女」 ・
2007年02月26日
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内容(「BOOK」データベースより)太陽系を遠く離れた惑星サーゴンでは、およそ時代おくれな奴隷市場が開かれていた。薄汚れ、やせこけた、生傷だらけの少年ソービーを買いとったのは、老乞食バスリムだった。だが、ただの乞食とは思えぬ人格と知性を持ち、ときおり奇怪な行動を見せるバスリムとは何者?銀河文明のかげでめぐらされる陰謀と自分の出自を探るべく、ソービーは人類発祥の星である地球へと向かうが…広大な銀河を舞台に描く傑作冒険SF。 2005年に新・新装版古書店ににて、旧表紙で白茶けて¥100で見つけて。懐かしくて 購入しました。これは読んだことありませんでした。ハインラインのローティーン向けSF作、むかし夢中になりました~。小学校の図書館にあった、アイザック・アシモフ アーサー・C・クラーク ロバート・ハインライン などなど、、お世話になりましたね~。少年の成長物語 出生の秘密 数奇な運命 旅 冒険 出会い 宇宙の果てから 人類発祥の地 地球へSF 久々です。 ここにも、ルークがいました。。^^フォースはありませんが。ダース・ベーダーもいなかったな。。でも、ダース・サイドとして、乞食の師匠が相手にしていた奴隷制度がそれなんでしょう。。フォースではなく彼が身につけていくのは、知識や経験 探究心 環境への順応性などなど。。舞台はSFファンタジーでも、人の能力の開花は、まぶしいものがあります。銀河を渡りながら、彼の目線でハインラインの宇宙世界が描かれる。星によって、一族によって、慣習がまるで違う。地球の歴史が宇宙にも反映されて描かれているのも、興味深いです。ハインラインは 病気かなにかで軍を諦めなくてはならなくなった経歴があり、軍がすきなんでしょうね。宇宙軍のはなしは、さしずめCIAやFBIのような諜報機関のようです。物語は、終盤に向けて謎が解かれ、少年が悩みながら成長し、そして自ら決断します。彼の落ち着き先は それまでの壮大な宇宙の旅から比べると小さくまとまってしまった。、、という感がありますが、そこは、読者が自由に発想してもいいところですよね。まだまだ彼の人生は続くでしょうから。だって、彼は○歳。(最後の方で 年齢がわかるんですね)何よりも大切なことは、少年が自ら考え、問題を追及し、それに対して行動を起したこと。奴隷として虐待、「買われる」という経験を経て「尊厳」など知りもしなかった彼が、自我を取り戻していく、。の過程をうまく凝縮し、捉えているとは思うが、逆にここまでの大きなテーマであれば、もう少しじっくり描かれてもよいのでは、という気がしないでもない。そう、もっと少年ソービーの苦悩と葛藤、そして活躍が見たかった。 いつか、ほんとに、人類が銀河いっぱいに移り住むようになったら人類発祥の地が 遠い銀河の果ての話になり 伝説の☆ となる時代になったら星間旅行に旅立ち 遠い星の始祖になりますか。地球に留まって 人類の発祥の地を守りますか。■ロバート・A・ハインライン 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ロバート・A・ハインラインロバート・アンソン・ハインライン(Robert Anson Heinlein、1907年7月7日 - 1988年5月8日)はアメリカのSF作家。アンソン・マクドナルド名義で執筆していた時期もある。SF界を代表する作家のひとり。アイザック・アジモフ、アーサー・C・クラークと並んで、世界SF界のビッグスリーとも呼ばれている。ハインラインに影響を受けたSF作家も数多い。『栄光のスペースアカデミー』『ガニメデの少年』『宇宙の孤児』
2007年02月23日
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『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005) LOS TRES ENTIERROS DE MELQUIADES ESTRADA : THE THREE BURIALS OF MELQUIADES ESTRADA : LES TROIS ENTERREMENTS DE MELCHIADES ESTRADA 上映時間 122分 製作国 アメリカ/フランス ジャンル ドラマ 解説: 『逃亡者』や『メン・イン・ブラック』シリーズの名優、トミー・リー・ジョーンズが初監督した、魂が揺さぶられる群像劇。製作と主演も兼ねる彼を、『25時』のバリー・ペッパーや『スリング・ブレイド』のドワイト・ヨーカムら個性派俳優が支える。昔気質の老カウボーイと、罪を犯した未熟な国境警備員が、死者と共に約束の地を目指す姿が描かれている。ロードムービーとしても秀逸で、2005年カンヌ国際映画祭で見事最優秀男優賞と脚本賞に輝いた実力作。 2005年のカンヌ国際映画祭 最優秀男優賞 脚本賞カンヌ国際映画祭で絶賛 トミー・リー・ジョーンズ初監督作品 アメリカ・テキサス州。国境にほど近い荒れ地で、メキシコ人カウボーイ メルキアデス・エストラーダの死体が見つかる。純朴なメルキアデスを心から愛していた友人ピートは、深い悲しみに襲われながらもある約束を思いだす。「俺が死んだら、故郷ヒメネスに埋めてくれ」。ひょんなことから、メルキアデスが国境警備隊員のマイクに殺されたことを知ったピートは、マイクを拉致。彼に無理矢理メルキアデスの死体を担がせ、メキシコヘの旅に出発する。”シミジミ呑めば、しみじみと~♪”八代亜紀の歌を口ずさんでも 渋いですが、この映画でも実に渋いです。人生経験の深さ 大人の余裕 男臭さ トミー・リー・ジョーンズはテキサス出身だそうで、カウボーイ姿も 素敵です。静かで一途な友への愛情、黙々と旅を続けていく。素敵なのだけど、渋すぎて、その真(まこと)が、女の私にはちょっとわからな~い。対照的に、マイクは、一言で言うと”冷めた若造”。奥さんを伴って、国境警備隊の新人として町にやってきたばかり。仕事ぶりは、熱心ではないが不真面目でもない、、越境しようと来たメキシコ人それも女性を殴り、鼻を折ってしまう。ワルではないけど、正義漢でもない。。人生経験は浅そうで、高校時代は華々しく遊び暮らしてたのだろうな~という感じですね。 はじめ、時系列がバラバラなので、遺体で見つかった筈のメルキアデスが、画面が変わると喋ったり馬に乗ったりしてる。彼と気づくのにちょっと間がありました。遺体は、生きている状態とは別物すぎです。カウボーイ、警官、国境警備隊、制服すがた(カウボーイルックスも制服と変わらん)だと、誰が誰だか、見分けがつきにくいのです。 メルキアデスと、保安官(ピートのある意味 恋敵)も顔立ちが見分けにくかった。さて、やがて旅が始まる。ピートは、掘り起こしたメルキアデスの遺体へ執拗に愛情を示す。。《男の友情》の世界なのね。 ちょっと引いて 見てましたが。 そしてマイクを誘拐し手錠をかけ、裸足にして、一緒に連れていくのです。。三人(ひとり死亡者)が目指す場所には、どういう結末が待っているのか。無事に友の遺体を 家族に渡すことができるのか。。 贖罪の旅 ロード・ムービー 男のロマン 女は添え物 ラストは、意外なオチでしたが、ジョーンズおじさまは 渋い退場の仕方です。かっこつけすぎジャン、、ット、思ってしまうのは、女だからでしょうか(笑)オチだけ西部劇になって、どーすんの、っと。筋金入りのカウボーイ 西部劇気質ですかね~。はなし自体は 西部劇では ないんですけどね。 ところで、この映画は日本人のわたしたちには、割とめずらしくないストーリーかと思うのです。でも、カンヌ国際映画祭で絶賛されたのには、 西洋文化:全能なる神の裁き(またその裁きを人間が代行できてしまう)文化で育ってきた彼らにとって、罪人を罰せずに生かす、という話の流れがものすごく新鮮でヒューマンだったようです。■トミー・リー・ジョーンズ大学はハーバードの英文学を専攻(ルーム・メイトはゴア元副大統領)「JFK」あたりから機運が増し、「沈黙の戦艦」を経ての93年「逃亡者」でアカデミー助演男優賞を受賞。スピンオフして「追跡者」その後はキレまくった悪役など、冷徹な敵役を演じる傍ら、95年の「タイ・カップ」では重厚な演技力で作品の質を高めていた。94年にはTVM「ワイルド・メン」で監督業にも挑戦。意欲的に活動を続ける。二度の離婚の後、01年3月に「ワイルド・メン」の撮影中に知り合った女性と三度目の結婚をした。■ バリー・ペッパー 1998年の話題作「プライベート・ライアン」で若き狙撃兵を熱演して一躍注目され、「エネミー・オブ・アメリカ」や「グリーンマイル」、「ワンス・アンド・フォーエバー」など大作に次々と出演を果たす。97年に高校時代からの恋人と結婚。2000年には一女が誕生している。
2007年02月22日
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病室のベッドでジェインは目覚めた。謎の自動車事故から奇跡的に生還したものの、事故前後十日間の記憶を失った彼女。傷ついた心身を癒やす間もなく、元婚約者と親友がその空白の期間に惨殺されたこと、自分が容疑者であることを、ジェインは相次いで知らされる。誰を、何を信用すればいいのか。二転三転する疑惑が読者の心を揺さぶる、ミステリの新女王による鮮烈な第四長編。女主人公のジンクスは、ある日、病院で意識を取り戻す。自分の名前、職業、結婚が間近な事は覚えている。彼女には記憶喪失の自覚がないが、実は「事故」前後の記憶がすっぽりと抜け落ちていた。周囲の話では、彼女は、婚約者のレオが、親友のメグとフランスに駆け落ちしたショックで、車で激突死を試み、奇跡的に助かったのだという話。しかし、ジンクスには自分が自殺をはかったとはとても信じられない。やがて、レオとメグの死を知らされる。ジンクスは、過去にも辛い経験があり殺人事件に巻き込まれいた。今回の事件でも、一番身近な人物ジンクスが 警察から容疑者として見なされる。彼女の記憶が戻る時、犯人が明らかになる、、それとも、彼女の記憶喪失は演技なのか?【舞台】ウィルトシャー州ソールズベリー、ナイチンゲール・クリニック【人物】●ジェイン・キングズリー(ジンクス):不動産王娘で写真家。●メグ・ハリス:ジンクスの親友 ●レオ・ウァラダー:ジンクスの元婚約者●アダム・キングズリー:ジンクスの父●ベティ・キングズリー:ジェインの継母 ●マイルズ&ファーガス・キングズリー:ジンクスの腹違いの弟たち●チャールズ&キャロライン・ハリス:メグの両親●サイモン・ハリス:メグの弟 司祭。●アラン・プロザロウ:ジンクスの担当医ウォルターズの刊行本、6冊のうちの最終本です。これも、おもしろくて、一気読みでした。だいたい、ヒロインが病院で目を覚ましたら記憶喪失だった、という設定はありがちですから、他作品などと比べられてしまいがちですが、これは、そんなことは問題になりません。やっぱり、確かな筆力で有無を言わせず読まされちゃいました。曲者は、ヒロインの父アダムでした。皆の話に出てくる、でも、実物は最後になるまででてこない。この なかなか登場しないというやり方で、カリスマ性まで帯びてくるようでして。そして、事件の解決後も、ホントにそうだったのか?っと、つい疑いたくなる、納得が行かない終わり方です。警察の疑惑のように。真の犯人は別にいるんじゃないか本では 真実が隠されている、と。 こんな風に スッキリ感のない読後感は、ウォルターズからの謎かけのようです。***昏い部屋―the dark room―***この言葉は本書において、いくつもの意味をもっています。 ひとつは、完全犯罪。 ひとつは、文字通り、写真家の暗室。 ひとつは、記憶喪失。 ひとつは、頭蓋骨の中。『わたしでないわたし』 サンドラ・ブラウン目が覚めたら病院だったという 同じシチュエーションで、面白かった本です。飛行機事故で奇跡的に助かるヒロイン、ところが別人に間違えられて、顔もひどい損傷だった為に 別人の顔に整形されてしまう。ところがその女性の夫を殺害する計画を聞いてしまった。 考えた末 そのまましばらく成りすますことにするのです。なぜなら、彼女は記者で、彼は次期大統領候補だったから。 ■著作・『氷の家』 CWA 英国推理作家協会最優秀新人賞(1992) ・『昏い部屋』・『女彫刻家』 MWA アメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞(1993) ・『囁く谺』 ・『鉄の枷』 CWAゴールドダガー賞(1994) ・『蛇の形』 Pelle Rosenkrantz Award(2002 デンマーク)
2007年02月21日
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『リトル・イタリーの恋』(2003) LOVE'S BROTHER 上映時間 103分 製作国 オーストラリア/イギリス ジャンル ロマンス 「シャイン」「きみに読む物語」の脚本家ジャン・サルディが監督デビューを果たしたほんのりビターなロマンティック・ストーリー。写真だけで結婚相手を決めていた1950年代オーストラリアの小さなイタリア人街を舞台に、偽ってハンサムな弟の写真を相手に送ってしまったことから巻き起こる兄弟と美しい結婚相手とのもつれた恋模様を綴る。出演は、兄弟役にジョヴァンニ・リビシとアダム・ガルシア、ヒロインに売り出し中の若手、アメリア・ワーナー。1950年代。イタリアの貧しい村に住む女性ロゼッタは、オーストラリアのリトル・イタリーに暮らす青年アンジェロから結婚申し込みの手紙を受け取る。同封されていたハンサムな彼の写真を見て、一目で恋におちた彼女。やがて、夢膨らませてオーストラリアに向かうが、迎えに現れたのは写真とは別人の男性だった! 実は容姿に自信のないアンジェロが、自分よりも魅力的な弟ジーノの写真を送ってしまったのだった。戸惑うロゼッタとジーノ。しかし、彼女のジーノへの恋心はつのるばかり。果たして、皆が幸せになるために、愛の女神はどんな奇跡を見せてくれるのだろうか…? 『イルポティーノ』のような ほのぼのさに出会えました。絵葉書のように美しい村 砂浜 打ち寄せる波 泡 岸壁自転車を走らせる 広がる空、海、草原、風、。これまた 美しい詩のような作品でした。素朴な村の人の挙動が ふっとおかしさを誘います。村のカフェに 始めてきたエスプレッソを飲んで 一言「30年ぶりだ これこそ カフェだ!」村の最年長のおじいさんは、 コーヒー コーヒー「あしたは 死んでるかもしれん 今日のませろ」そのよぼよぼした感じがかわいいのです。移民で来た日のこと、故郷イタリアを想ってるおじいさん庭で ダンスするおじいさん絵から 船が消えたことに動揺するおじいさん。。(おじいさんが多いな。。)そう、おじいさんにやられちゃったんです。老人だらけの村というわけではないです。若者だって ダンスパーティーに行ったりサイクリングしたりしてました。その移民としての心情が この”詩”のような映像に、にじみでてるんですよね。なんとも、胸が熱くなりまして。。それぞれの恋がどのように落ち着くのか、、すごい感動 という事ではないですが私の好きな ほのぼの系。 声にだして大笑いしたのは、牧師さんへの告解のときとかでしたね~。自然に湧きあがる笑いと涙でした。リビシがいいですね~。彼の 内気なちょっと病気?のような目の下のクマなど、効果的。笑いを誘われました~。■アメリア・ワーナー(ロゼッタ)シャーリーズ・セロン主演『イーオン・フラックス』。その他、話題作が目白押しで今後大ブレイク必至の若手女優。私生活では、『アレキサンダー』のコリン・ファレルと2001年に結婚、わずか4ヵ月でスピード離婚。■ジョヴァンニ・リビシ(アンジェロ・ドニーニ)『すべてをあなたに』や『プライベート・ライアン』に出演して注目を集める。『ギフト』では、トラウマを抱えた男を演じてインディペンデント・スピリット賞最優秀助演男優賞にノミネート。『Lightfieldユs Home Videos』。『カーラの結婚宣言』『60セカンズ』『ロスト・イン・トランスレーション』『コールド マウンテン』『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』など多数
2007年02月20日

『ドリームガールズ』(2006)DREAMGIRLS 上映時間 130分 製作国 アメリカ ジャンル ドラマ/音楽/ロマンス R&Bの魅力を余すところなく詰め込んだミュージカル映画。『シカゴ』の脚本家、ビル・コンドンが監督し、本年度(06年)の映画賞レースでも各賞を総なめにし、アカデミー賞も最多8部門にノミネートされた。主演には、ビヨンセ、エディー・マーフィ、ジェイミー・フォックスと、今考えられるこの上ない豪華なキャストが勢ぞろい。共演者からの影響でか、エンターティナー、エディー・マーフィが、「これでもか」というくらい熱い歌と演技を魅せつけており、ほとばしる情熱に身震いがするほど。そして、新ゴッド姉ちゃん、ジェニファー・ハドソンの筆舌に尽くしがたいド迫力!是非、劇場の大スピーカーで堪能して下さい。物語は公民権運動の時代アフリカ系アメリカ人出身のベリー・ゴーディ・Jr.「モータウン」を一大音楽レーベルにまで育てあげた天才的経営者と、モータウンに所属しプリメッツから一躍スター街道を登り詰めたダイアナ・ロスの逸話が下敷きとなっている。彼らのストーリーをとりまく社会情勢として「デトロイト暴動」や「キング牧師の"I Have a Dream"」も物語に取り入れられている。黒人の地位向上に彼らも一役買ったのでは。集会で語らずとも、結果的に歌とサウンドで。地位も金も教養も無かった者が、音楽業界のトップへと駆け上がっていく。「君は”ディーナのようにわたしもなれるかもしれない”アメリカの少女たちに夢を与える存在になるんだ」「黒人放送局」なんてのがあったのですね。当時の生活の、ことごとく”白人と黒人”という線引きが色濃く感じられました。「歌い終わったら、床の掃除をしてもらいましょう」ようやく彼らが白人エリアへ進出したときの ノリノリの白人司会者のコメントでした。なんちゅ~ 歌手紹介でしょう。そういう時代だったのですね~。終盤のディーナの行動がいい人すぎですよ~。映画だし、まるくおさめた形になっていたけど、実際は、ディーナのモデル:ダイアナ・ロス自身も相当の我儘女だったようです。再結成コンサートで、元メンバーのマイクをわざと落とさせる嫌がらせを舞台でやっちゃってるそうで。。こわいですね~女の戦い。。きっと事実はもっと壮絶だったのだろうなーっと思います。弱肉強食の厳しい競争社会、そんな世界でトップ・アーティストになるからには、相当の根性悪(精神的強さ)多少の傲慢さは、必要不可欠でしょうからね。でも、、傲慢が紙一重で、エフィがやっちゃった。TV収録中に勝手にスタスタ出て行ったり、押してるレコーディングなのに指示に従わないといった、不満を仕事に持ち込む姿勢はやっぱり良くないですね。結局孤立、身内に背を向けられて、業界を追い出されてしまう。そもそもは、自分の歌唱力に絶対の自信があるからの行動とはいえ、「アンタは いつも人のせいにしてばかり、自分のことしか考えて無い」なじられてしまうのは当然といえば当然ですね~。可哀そうだったけど。 あの 絶叫ソング凄かったです。おなかいっぱいという感じ。とにっかく、数々のステージ・シーン、そして出演者達の歌唱力には圧倒されまくりでした。エフィ役の子は助演女優賞にノミネートされ、来日もしてましたね。将来どんな女優さんになっていくのか楽しみですね。でも、あれだけ歌えるなら、女優じゃなくてもいいんじゃないか。。なんて思ったりもしたんですが、どうですかね。いっそミュージカル女優?映画界でそうそう、歌える人の役ばかりこないんじゃ。。エディ・マーフィの助演男優賞ノミネートも楽しみです。「ビバリーヒルズコップ」や「ドリトル先生」などなど、、のイメージが強かったですが、脇役で、しかも安ギャラでの出演オッケーしたとのこと。それで、アカデミー賞の赤絨毯を歩むことになるんですから、、わかりませんよねー。ビヨンセはうつくしかった♪TV向きのルックスの良さで、リード・ヴォーカルに。エフィのような、個性や深みが無い声が 逆に 軽いポップスに向いてる という皮肉ですが、。エフィが本格派 ディーナは大衆派? マイナーVSメジャー クラシックとポップス 、、みたいな質の違いですかね。ジェレミー・フォックス演じるカーチスが、実は一番気になる人物でした。ベタベタのR&Bの第一人者ジェームス・アーリー(エディ・マーフィ)を当時のマネージャーから奪う形となり、彼が白人受けしないと判断するや新人の女性3人グループに切り替える。。たとえ"彼女"であっても、従わなければ又又切り捨て、、そのほかにもあれやこれや。機を見る目が確かで、資金力の才覚があり、従わない者、路線に合わないものは容赦なくバッサバサと切り捨てる、、言うなれば悪役どころでしたが、その非情さが彼の”ファミリー”をトップへと押し上げた。 批判の目ばかりを向けられないかな。どんな選択をしていくか、時には苦渋の選択もあったのだろうな、、っと思えました。引き出しに、エフィのレコードを隠し持っているくせに、彼女をつぶしにかかるという、なんとも複雑な心情でしたね。大体何処の業界でも、こうした、様々な犠牲と切磋琢磨、上昇志向が渦巻いているわけですから。”そして誰もいなくなった”状態、かわいそ~っでした。しかし、、ビヨンセと袂を分かれた後、すぐに次のスター候補を傍らに引き連れていたので、やっぱたくまし~から、きっと大丈夫なのね。それぞれが、望む道を選択していくしかないですよね。"ファミリー"というと"ジャクソン・ファミリー"を模したグループがいたり、楽しかったです♪「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」「Ray/レイ」が、おのずと思い出されますね。音楽ミュージカル映画、好きです。「シカゴ」「プロデューサーズ」「RENT/レント」「ムーラン・ルージュ」「プリシラ」
2007年02月19日
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ロンドンの裕福な住宅街の一角で、浮浪者の餓死死体が見つかった。取材に訪れたマイケルは、家の女性から奇妙な話を聞かされる。男は自ら餓死を選んだに違いないというのだ。だが、それよりも不可解なことは、彼女が死んだ男に強い関心を抱いていることだった。彼女を突き動かすものは何なのか? ミステリの女王の傑作長編 第五作「2003 本格ミステリ・ベスト10」海外 第10位《死んだホームレスの正体は? そして謎の失踪事件の真相とは?》テムズ河畔の高級住宅地のガレージで、1人の男が死んでいた。死因は餓死。傍には食品がつまった冷凍庫があったのに、なぜ、手をつけようともせず、死んでいったのか?なぜ、この家が死に場所に選ばれたのか?記者のディーコンは、貧困やホームレス問題を取り上げる取材で 発見者アマンダ・パウエルを訪ねる。 死んだ男はビリー・ブレイクというホームレス。河岸沿いの倉庫がねぐらだった。アマンダは男の身元を捜し歩き、葬儀の費用まで出していた。彼女はなぜ、そこまで関心をもつのだろう? ディーコンは興味を募らせる。やがて。彼女の夫、ジェームズは5年前、会社の金を横領した疑いをうけたまま、失踪していたことを知る。ビリーはジェームズなのか?ビリーの身元を調べ始めたディーコンは、彼が息子のように可愛がっていた浮浪児テリーと出逢い、ビリーがかつて殺人を犯し、過去をひた隠しにしながら悔悛の人生を送っていたことを知る。ビリーはいったい何者なのか? そしてアマンダとのつながりは?さらに7年前の別の失踪事件が浮かびあがった。【舞台】ロンドン【人物】●マイケル・ディーコン:雑誌記者。●アマンダ・パウエル:建築家。自宅ガレージで遺体発見。●ビリー・ブレイク:餓死したホームレス。●テリー・ダルトン:ホームレスの少年。●バリー・グローヴァー:雑誌社の写真管理係。●ローレンス・グリーンヒル:老弁護士。ユダヤ人。過去の事件と現時点の事件が絡み合う、相変わらずの複雑なパズルのようなおはなし。読後に、見えてくるイメージ絵があります。主人公の記者マイケル、写真オタクのバリー、ホームレス少年テリー、老弁護士ローレンが、クリスマスの食卓を共に囲むシーンです。彼らは皆孤独、クリスマスを共に過ごす真の意味での家族、ホームはない。。そんな彼らが、事件を核に関係を作り上げ、いつのまにかパートナーシップのような雰囲気が漂いだす。。でも、事件終了後も続くのかどうかどうかはわからない混沌さが、まるで現実に生きてる人物のように感じられます。この微妙な雰囲気は もし映画になったらきっとデフォルメされた単純な仲間関係としてしか描けないのでは。いつもつるんでなんでも言いたいことを言い合える間柄の友ばかりが、生涯での大事な出会いと限らない。生涯で数回、ある時期にだけ自分を捕らえて話さない<縁>。対照的なのが、事件に関った実体の無い登場人物ら。印象や伝聞、資料や記事での登場です。特に謎のホームレスの生涯は痛ましい。ある意味、この人が主人公ですね。「聖者」に例えられてますが。そしてアマンダ・パウエル。彼女の内面は見えにくく、ついに生々しい声は語られないです。震える手や 蒼ざめた顔、、完璧な仮面のような顔がはがれたような時、、。 もうひとり、遠く離れた場所で3回だけ登場する女性。彼女らの沈黙が ミステリアスさを増幅させてました。谺って書いて「こだま」と読むんですね~。邦題、凝ってます。■著作・『氷の家』 CWA 英国推理作家協会最優秀新人賞(1992) ・ 『昏い部屋』・『女彫刻家』 MWA アメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞(1993) ・『囁く谺』 ・『鉄の枷』 CWAゴールドダガー賞(1994) ・『蛇の形』 Pelle Rosenkrantz Award(2002 デンマーク)
2007年02月19日
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『マッチポイント』(2005)MATCH POINT 時間:124分 製作:イギリス/アメリカ/ルクセンブルグ ジャンル:サスペンス/ロマンス/ドラマ : ニューヨーク派の名匠ウディ・アレンが初めてロンドン・ロケを敢行したサスペンス。イギリスの上流社会を舞台に、持ち前の野心で地位と財産を手に入れる男の運命を描く。運命に翻弄(ほんろう)される主人公を演じるのは、『アレキサンダー』のジョナサン・リース・マイヤーズ。彼をとりこにする奔放なアメリカ人女性を『アイランド』のスカーレット・ヨハンソンが演じる。先の読めないサスペンスの魅力とウィットに富んだ語り口が融合した贅沢な作品。元プロテニス・プレイヤーのクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)は、大金持ちのトム(マシュー・グード)と親しくなり、やがて彼の妹クロエ(エミリー・モーティマー)と結婚。しかし、トムの婚約者で、セクシーなアメリカ人女優のノラ(スカーレット・ヨハンソン)に心を奪われ、不倫の関係に陥ってしまう。 (シネマトゥデイ) 公式サイト/eiga.com特集記事「メリンダとメリンダ」につづき、またも面白かったアレン監督作。「アニー・ホール」などは難しかったけど。世代のギャップかしら?インテリジェンス過ぎる作品は ちょっとついていけて無いのです(汗汗)ウディ・アレンとしてはいろんな意味でめずらしい映画みたいですね。いつもNYが舞台の彼がロンドン舞台。クラシカルなテーマの現代版。“運”というテーマでは『重罪と軽罪』がりますが、今作とはそれとは全く違う。特にラスト。ウディ・アレン版、シェークスピア?作中では「ドフトエフスキー」本が登場してますが。。・絶対、妻は浮気に気づいているんじゃないかて思いながら観てたんですが、裏切られましたね~。(笑)それとも、映像になってはいないけど、あの裕福な一家は、実は全部知ッていた?それでも、あのクロエが鈍感さが、救いなのかも。・指輪からクリスに結びつくのではないかマッチ・ポイントじゃなくて、ラッキー・ボーイとでも題名をかえたらいいんじゃないでしょうか。"運も実力のうち"というか、クリスは強運な男です。しかし、何故ノラの妊娠のことはネックにならなかったんでしょう。不倫相手を一応あそこまで疑ったら、普通のサスペンスなら足がつくでしょうに。。そこが監督流のヒネリでしょうか。・男女では見るポイントが違ってくるノラのような女は、結婚する前に卒業しておきたい女性ですね。クリスは、ちょっと分かりにくい男でした。野心家なのに、ノラによろめいて自分の首をしめちゃう。欲しいものに貪欲でありつつ子供っぽくて滑稽。クロエは、お嬢様育ちのトロさがある。義理兄トムは、おめでたいボンボンに一見見えましたが、一方で生まれた時からなんでも持って生まれた者の余裕や大らかさを感じました。クリスとトムでは 同じモテるにしても、違う魅力ですね。四人の男女、誰に共感を覚えるかは観る人それぞれなんでしょうね。ジョナサン・リース・マイヤーグラムロックの時代を煌びやかに描いた『ベルベット・ゴールドマイン』ではデヴィット・ボーイのようなカリスマ。『楽園をください』『タイタス』『ベッカムに恋して』などを経て、存在感のある俳優に成長しました。どこか陰のある佇まいです。アイルランド人の眼差しのせいか、暗めの役柄が多かったものの、ここ最近は、新境地を開拓。『M:i:III』での、少しおどけたエージェント役も好評。スカーレット・ヨハンソンスカーレットは、有名監督たちのお気に入りでもあります。“流行りモノ”が大好きなウディ・アレンもすっかり骨抜きにされている様子。彼女をベタ褒めしているのはもちろん、続く次回作“Scoop”にも起用しています。
2007年02月16日
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ある雨の晩、ミセス・ラニラは、道ばたで隣人が死にかけているのに出くわしてしまう。警察の結論は交通事故死。だが、彼女には、隣人の死に際の表情が「なぜ私が殺されなければならないのか」と訴えていたように思えてならなかった。それから二十年後、ミセス・ラニラは殺人の証拠を求め、執念の捜査を開始する。人間の内に潜む邪悪なものを描き出す、ウォルターズの傑作長編。 翻訳6作目このミステリーがすごい! 2005年版 海外編 第8位20年前の事件を何故掘り返すのか?そこまで 彼女がこだわるものはなんなのかな?はじめは、主人公のミセス・ラリラがどうして一黒人女性アニー・バッツの死にそれほどこだわっているのか、よく分かりません。女性の死が”事故死”とされた事件から20年も経って、それまでイギリスを離れていたのに、帰国すると同時にそれまで貯めに貯めていた調査を、実行に移していく。、事件当時の舞台、アン・バッツやミセス・ラニラの住んでいたグレアム・ロードの住人たち、事件に関わった警察官、アニーの係り付けの医師、夫の親友と元妻。などなどの消息を辿る。 そして、家族との関係、夫への認識表現がこれまた凄い。夫婦関係や、親子関係の描写が、「凄い!」ですね~。表と裏、善と悪、白と黒、、と、これでもかと、書いてます!物語のスタート時には、悪い奴、あやしいな、っという印象を抱かせる人物がそうではなくなっていたり。その逆もしかりで。 読み始めは どういう結果が待っているのか、トンと分からないスタートでしたね。当時のグレアム・ロードでアニー・バッツを標的にしていた悪がき アランとマイケルといった少年らは、劣悪な家庭環境の割に、札付きの悪なのに表現が軟らかいというか、性格や消息に、好感を感じるんですよね。「暗い内容」なのに、軽やかで明るい雰囲気もありです。夫への確執を長年抱え続けて表面に出さず、虎視眈々と狙いを定めていく、”おんな”って、”つま”って、、怖いですな~。(^^)でも、愛情がまるで無いのではないのも感じられます。 男って、こんなもの、、という主人公のつぶやきが聞こえるようで、なんだか共感も。含蓄のある文章がいっぱいありました。 私は何故か、落ち込むどころか解放感を味わっていた。支配権は、それを握っているのが自分である事を顕示したいと思わない者の手にあるのだということが分かったからだ。わたしは冷徹に計算し、なにはともあれ路頭に迷うのを避けるために夫ともう一度やり直すことに同意した。「あの子達のような育ち方をしたら、あなたが持っているような創造性や、自分が何者であるかを証明しようという強い意志は生まれようがないからよ。人を突き動かすのは、安定や心の安らぎではなく、内なる痛みなの」「(略)本当は僕を憎んでいるのに。どうしてそんなことができるんだ?どうしたらそこまで欺瞞的になれるんだ?」わたしはドアに手を伸ばしながら「あなたと同じようにして、よ」と軽い口調で言った。「あなたがどんなにひどい夫だったかに目を閉ざし、何もなかったかのようにふるまったの」20年って、一口に言うと、大層長い年月に思うし、20年前の自分と今の自分では、大きく変わったような、全然変わらないような不思議な感じです。女性で、結婚経験があり、中年以上なら、一筋縄に行かない人生や人間?(と私は解釈したのですが、、)題名の「蛇」の意味がわかるのかもしれません。**『蛇の形(原題:The Shape of Snakes)』**タイトルは本書の次の部分からとられているようです。「蛇にはそれぞれ形がある、毒のあるやつを見分けられなかったら、命はない」。ある男性登場人物の発言(の伝聞)です。 この場合の「蛇」は女性一般。そしてストーリーの展開とともに(複数の)女性登場人物が「毒のあるやつ」だという事実が明らかにされてゆきます。ミネット・ウォルターズの本では4冊目ですが、読み応えは一番かなっと思います。■著作・『氷の家』 CWA 英国推理作家協会最優秀新人賞(1992) ・『昏い部屋』・『女彫刻家』 MWA アメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞(1993) ・『囁く谺』 ・『鉄の枷』 CWAゴールドダガー賞(1994) ・『蛇の形』 Pelle Rosenkrantz Award(2002 デンマーク)
2007年02月15日
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主人公のブリー:フェリシティ・ハフマンは、この映画の演技で高い評価を得て、ゴールデン・グローブ賞(主演女優賞)など数々の賞を受賞した。第78回アカデミー賞では主演女優賞候補にノミネートされた。ドリー・パートンがこの映画のために書き下ろした「Travelin' Thru」も歌曲賞でノミネート。しかし、両方とも受賞は逃し、アカデミー賞では無冠に終わる。また、インディペンデント・スピリット賞では、フェリシティ・ハフマンとダンカン・タッカーがそれぞれ主演女優賞と新人脚本賞を受賞している。トランスセクシャルのブリーは、男性としての身体を完全に捨てる手術を目前に控えている。そんなある日、ブリーは驚くような電話を受ける。ブリーがかつて、男性として一度だけ関係した女性との間に、息子がいたのだ。窃盗の罪で拘置所に入っていた息子トビーを保釈するため、ブリーは手術費用を切り崩してニューヨークへ向かう。ブリーは、自分の正体を明かさないまま、トビーを継父の暮らすケンタッキーへ送り届けようとするのだが…。公式サイト「ブロークバック・マウンテン」等、多様なセクシャリティをモチーフにした作品が高い評価を受ける中、全米で話題沸騰のハ一トフル・ドラマ「トランスアメリカ」■親子の絆 性同一性障害「幸せのちから」でみた父と子とは対照的な親子関係。ウィル・スミス親子の逆境にめげずにがんばる親子は、最後にはアメリカン・ドリーム、誰でも受け入れられるおはなし、父と子の愛情が太陽のように明るく、単純明快、分かりやすかったです。対する、ブリーとトビー親子は、長年疎遠。トビーは父の顔も知らない。しかも性同一障害という高い壁。ブリーは自分が父とは名乗れない。それでも、徐々に二人に絆が生まれていく。それにしても驚くのは、ブリー役のフェリシティ・ハフマンです。”男性が女装しているようにしか見えません!メイク、服装、低音の声。男優がやっているように見えます。これで、どうしてアカデミー主演女優賞が受賞できなかったのでしょう、残念でしたね。。はじめ、むすこの登場で困惑します。ブリーにとっては息子の存在は晴天の霹靂だったからですよね。かつては性同一障害は、世間にも自分自身にも、それを受け入れらるのは容易なことではありませんでした。「ブロークバックマウンテン」のように。対する「トランスアメリカ」では、時代設定が現代なので、ブリーは悩みつつも自分の問題を受け入れ、なんとか自分ひとりで生きていこう、とがんばってます。そんなところへ、息子が登場。さあ、どうしよう、混乱しますよねー。でも、まぎれもない自分の息子で、。初めは 父とも名乗らず、さっさと義務だけ果たして、関係を済まそうとするけれど、一緒の時間を過ごすということは、互いを知るということは、愛情を感じるようになるということは、 もう嘘はつけないということ。。「こんな父親でごめんなさい」「あなたの のぞむような父親じゃなくでこめんなさい」それは、”こんな自分は嫌だった。””もっと違う形の自分でいたかった。”そんな叫びともとれる切ない 親子の対話でした。行き先なんか 知らないわ道のあるかぎり 前に進むだけただの旅では 終わらせない私というパズルを完成する為に歌に出てくる 旅人のように自分の居場所を 必死に探しているそれはどこ? 本当に見つかるの?でも 今はただ 旅をつづけるだけ疑問は山ほど 答えはほんのすこしでも いつかは真実を 見つけたい今は 十字袈にかけられてるけど復活したら新しい私になるの神はわけあって 私を創られた贖罪の方法は 人それぞれだから神代 私を 見守ってください何度も転びながら 私は歩き続ける今は ただ旅を続けるだけ<アカデミー賞 主演女優賞、歌曲賞ノミネート><ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞受賞、歌曲賞ノミネート>でも、ブリーがトビーにつぶやく言葉「あの人たちが そのままの私を一度でも見てくれていたら」家族たちへの思いは複雑なのだな~っと思う言葉でした。この”ありままを受け入れる”っていうのは、大事ですよね。。ブリーが、自分がそうしてもらいたかったように。自分を認めて受け入れる人がいる。こんなに居心地が良い場所は無い。ブリーもトビーも 自分の居場所を見つけていくのな~っと窓越しのふたりの姿をみて思いました。テーマは重い 作風も地味。でも 時々くる""笑い""、ツボにきましたよ~。ロードムービーってなんかいいんですよね~。「サイド・ウェイ」「アバウト・シュミット」以来のツボでした。しかし、""笑い""もなかなかに良かったです。ブリーの家族、ブリーの母親のトビーへの”ばあちゃんの眼差し”やトビーが出演する映画の題名 「牡牛たちの穴」には。。爆笑でした。ゲイというと、「 ヘドィグ・アングリーインチ」などの”ドラッグ・クイーン”キンキン声のイメージですが、(例外は「プリシラ」の テレンス・スタンプ)ブリーは低音。非常に冷静に身を処していて、マイノリティの悲哀が、好感度大でした。「ブロークバックマウンテン」より 私は 好きでした。なんでかな?っと思うと、やっぱり"親子の絆"がテーマで、"男同士の愛"のテーマより、分かりやすかったからでしょう。
2007年02月15日

いったいジョシュア・ヨークとは何者なんだ。船長のアブナーは舵を握りながら思った。事故で持ち船を失った自分に共同経営の話をもちかけ、莫大な資金を出してこの壮麗な蒸気船フィードヴァードリーム号を建造させた。ミシシッピ川での船旅がしたい、と言う。そのくせ昼間は船室に閉じこもったきり、姿を見せるのは夜だけだ。何が目的なのか。本書 ローカス賞を受賞 舞台は南北戦争の前夜、黒人奴隷による綿花栽培で繁栄を謳歌していたアメリカ南部。ミシシッピ河の蒸気船運輸会社を経営するアブナー・マーシュ(主人公)は、ジョシュア・ヨークという不思議な男にある契約を持ちかけられる。マーシュは、前年の冬に自分の所持する船の大半を失い、経営難に陥っていた。ジョシュアの申し出には条件があった。会社に出資して共同経営者になるかわり、ジョシュアや仲間の行動に決して口出しをしないという。マーシュの夢は叶った。ジョシュアの申し出に不信感を抱きつつ、ミシシッピ河で最速の蒸気船”フィーヴァードリーム号”を手に入れたのだ。ジョシュアは物静かで理性的な男であったが、活動は夜だけだった。多少疑惑を抱きながらもマーシュはジョシュアとの友好を深めていくのだが……。 19世紀中頃のミシシッピ川を舞台に、軽くホラーファンタジーを交えた、醜男で豪快かつ一本気な不屈の ”河の男”マーシュと正体不明の男ヨークの友情を縦軸に、ヨークの種族の抗争がからむ。抜群のストーリーテリングでぐいぐいひきつけられました。血みどろな展開もあるけど、ホラー度は低く重苦しくない。また、蒸気船冒険も楽しめる。河を舞台にしたアクションも見せ場。 後半は、時代がくだり、輸送が鉄道に移行してしまう哀愁も良い。種族を超えた男の友情、蒸気船の話、逸品ですね。「はじめからそう頼めばよかったのだ。どうして、最初から真実を告げなかったのだ?」「あなたが、わたしの種族を救いに来てくれるかどうかわかりませんでした。船のためならば来てくれるだろうと思ったのです」「きみのためだけで充分だったのだ。わしらはパートナーなんだぞ。なあ、そうじゃないのか?」 ** 『フィーヴァードリーム』より**このミス(1990年)でも上位に食い込み、2000年に復刻版がでたようです。吸血鬼小説は数多いが、特異な設定、秀逸なプロット、豊かな詩情、異色の友情小説であると同時に吸血鬼小説の傑作。ジョージ・R・R・マーティンのファンタジー「氷と炎の歌」ドラマ化【TV】HBO、ジョージ・R・R・マーティンの「氷と炎の歌」を映像化 ジョージ・R・R・マーティンのファンタジー小説「氷と炎の歌」が、HBOでドラマ化されることが決定した。「氷と炎の歌」は世界21カ国でベストセラーとなっている大河ロマン小説で、J・R・R・トールキンの「指輪物語」を凌ぐとも言われる壮大な世界観で知られる。(略)■著作リスト「翼人の掟」(リサ・タトルと共著) 「審判の日」 「大いなる序章」 「宇宙生命襲来」 「フィーヴァードリーム」:ローカス賞を受賞 『氷と炎の歌』シリーズ 「七王国の玉座」:ローカス賞を受賞 「王狼たちの戦旗」 「剣嵐の大地」 『ワイルドカード』シリーズ(シェアード・ワールド小説、執筆と編集・編纂を担当) 短編集「サンドキングズ」 「ストーン・シティ」:ネビュラ賞、ローカス賞を受賞 「龍と十字架の道」:ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞 「サンドキングズ」:ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞 短篇連作「タフの方舟」
2007年02月12日
2月のレンタル作品を トップに貼ってみました。以前はまめに更新してましたが、最近はトップから外してました。また復活です。最近はレンタル鑑賞にあまり関心が向かなかったんですが、今月は見たかったミニシアター作品があります。邦画が、このごろは面白そうと思います。シネコン作品ばかりでは少々飽きが来てしまう。小粒でも良質な映画が観たいんですよね~。:洋画では『サムサッカー』ゆびしゃぶりの男の子のはなし キアヌ・リーブスが歯医者さん役:邦画では『ゆれる』 オダジョーと香川さんの 兄と弟のはなし 『夜のピクニック』 恩田陸さんの原作『46億年の恋 』 松田龍平さん主演『ヨコハマメリー 』 横浜では有名な実在の女性のはなし:アニメで『遙かなる時空の中で 舞一夜 』 輪廻のはなしらしい:劇場鑑賞した作品『ワールド・トレード・センター』 911事件の実話『イルマーレ』 不思議な時間を超えた恋のはなし 『デスノート』 コミック原作の話題作 三作とも 良かったデス♪ 他に オススメ作品はありますか?
2007年02月10日
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