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京極夏彦のベストセラー「京極堂(百鬼夜行)」シリーズ第2作目が映画化。05年に映画化された『姑獲鳥の夏』に続き、京極堂(中尊寺)、榎木津、関口が登場し、奇怪な事件を追っていく。小説は連続シリーズだが、本作は『姑獲夏の夏』とは違う監督が手がけている。映画としては続編ではないが、堤真一(京極堂)、阿部寛(榎木津)ら、同じ俳優が同じ役を演じている。『姑獲鳥の夏』では永瀬正敏が演じた関口を、本作では椎名桔平が演じ、堤、阿部と絶妙な掛け合いを見せている。最新技術を使って作り上げた東京の風景は圧巻。上海でのロケとVFXで、戦後の銀座周辺の雰囲気を見事に再現している。監督は、『伝染歌』『自由戀愛』の原田眞人。【監督・脚本】 原田眞人 【原作】 京極夏彦 【出演】 堤真一 阿部寛 椎名桔平 宮迫博之 田中麗奈 黒木瞳 宮藤官九郎 柄本明 清水美沙 篠原涼子 マギー 堀部圭亮 荒川良々 笹野高史映画『 魍魎の匣 』公式サイト【関連作品】 映画『姑獲鳥の夏』 (2005) 第1作 ▼『超映画批評』 30点【ストーリー】戦後間もなくの東京。元・女優、陽子の娘が行方不明になり、探偵・榎木津が捜査を担当していた。一方、作家・関口と記者・敦子は、不幸を匣(はこ)に封じ込める謎の教団の陰謀を掴むべく調査していた。更に巨大なはこ型の建物の謎を追う木場。全ての事件は、複雑に絡まり、一つに繋がっていた。それぞれの謎を解くため、彼らは古書店・京極堂の店主、中尊寺のもとに集まった。感想原作を読んで、こんなにすぐ映画を観るのも珍しいのですが、原作読んでおいて良かったかな~っと今回は思いました。原作はめちゃハマリました。ただ今、『鉄鼠の檻』を読み終わりましたが、感想はアップアプ。読むのはいいけど、日記にまとめるのはしんどい作業ですね。で、映画ですが、。前作『姑獲鳥の夏』の時との大きな違いは、このワイワイ感でしょうか。原作でもそうですが、仲間同士の毒舌、掛け合い、テンポの良さ、。これは良かったですね。 関口役を永瀬サンから椎名サンへの交替はその辺の空気を出す為だったのかな?まさに、”京極堂”ですよね。イメージぴったりだと思いました。堤サン、再放送で「やまとなでしこ」を先週頃見ましたが、若かったですね~。それにしても、「ALLWAYS 三丁目の夕日」では頑固親父で、ドラマSPでは敏腕SPで、この人は凄いな~。やれない役は無いくらい、今ノリノリの中堅役者さんですね~。渡辺謙サンや役所サンのように、押し出しが立派です!貫禄。あの、最後のほうでの謎解きに"憑き物落とし"に いよいよ京極堂が乗り出していく、、という場面を楽しみにしていたのですが、なんだか、ウヤムヤ。せっかくの見せ場、迫力のあるシーンを期待したのですケド、もうひとつ、、足りない気がしたのです。御匣様(オンバコ様)の屋敷に入るときや、匣研究所とか。。柄本明のマッドサイエンスぶりは、狂気迫るものが感じられました。研究一筋で他は目に入らない。、思い返してみると怖いな~~。もちろんこの人も!阿部寛さんも又、も~、出まくりですね~。42歳?はぁ~。椎名サンと堤サンとで同い年だそうですね。ホントに榎木津にこれまたイメージピッタリですよ~。「俺は神だ」とか、人の記憶が見えてしまう能力をもつ迷探偵。原作では、彼が登場すると、現場はシッチャカメッチャカになるし、関口君はこき使われるしで、まー奇天烈な人物ですから、阿部寛さんのこれまでの役のハイテンション?ぶりも合わせるとまさに適役という感じでした。映画では、もっと落ち着いてました(笑)。この関口役に椎名サンは微妙に違うと、わたしも感じました。椎名サンがいくら七三ワケの髪型にしたって、元々野球で鍛えた体育会系の人というイメージのせいか、脆弱な鬱症の小説家というのは合わないですよ。でも、ドモッたり、会話というよりブツブツ独り言の早口で話す場面などではうまくやってましたね。 『姑獲鳥の夏』での永瀬サンは、原田知世さんとのバランスや役柄のイメージに合ってました。でも、京極堂とのバランスはいまひとつでした。椎名サンは、京極堂の相棒としてのバランス愛称は良い感じでしたが、役柄そのものが違うと感じてしまう。。なんだか、役所のヒト、税理士のような。。 この<京極堂シリーズ>、京極堂がホームズなら、ワトソンの関口は、どうも誰がやればピッタリというのは、ないのかもしれないですね。今後も続編の映画化があるなら、関口役は、毎回違うというのも、また、いいかもしれませんよね~>敦子役は、彼女がピッタリですね。理知的で、清潔感があり、男のような雰囲気でもあり、男性は惹かれるケド引け目を感じてしまう。木場刑事は、骨太の人。 宮迫さんは普段はトークが好きですし、器用で芸達者で、現代的なドラマでの主夫役は良かったデスが、こういうのは、無理っぽい。もっと明るい役。かえって鳥口(敦子の雑誌記者仲間)のような、軽口役のほうが良いでしょう。 胸に秘めた想いや自分との苦闘は、なかな難しそうでした。このシーンがめっちゃ好きだったんですよ。『姑獲鳥の夏』のラストの方。特に篠原涼子サンがしっとりしてて目に焼き付きました。今回も細君たちが出演しますが、着物ではなく洋服で、ちょっと残念。この役、何故クドカンが?でも、彼も良かったデスね。ヒョロ~っとしていて。ジェットコースターミステリ。スピーディでよくまとまってました。人物たちは、皆個性強くて、イメージと合ってるとか違うとか、ひとりで楽しんでましたが、ミステリ部分はちょっとグズグズになってしまったかな? 誰が誰を、というのは分かりましたが。一筋縄ではいかない二重三重の、謎。で複数の話が錯綜。 途中ちょっと、正直、長くて退屈の時間がありましたが。「マトリックス レボリューションズ」のマシンシティで、ネオが対峙する、顔をかたどった”マシン創造主”とシンクロする場面がありましたが、。それを本人(犯人)が希望したので(自ら箱の中に納まりたいから、五体満足な身体をわざわざ。。)、ということには触れてませんでした。 膨大な原作の映画化、大変な作業だったろうな~と、感じました。かなりシンプルに作り変えられた映画でしたが、例の、”みっしりと”と ” ほう ” の表現には、こだわって作っているのが感じられました。 そこは、楽しみでしたから、期待通りで良かったデス。ラスト映像が 象徴的な絵だったのは、途中、凄惨なシーンもあっただけに、それこそ、「ほ~~」となりました。
2007年12月28日
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内容(「BOOK」データベースより)夫を四度殺した女、朱美。極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗。神を信じ得ぬ牧師、白丘。夢と現実の縺れに悩む三人の前に怪事件が続発する。海に漂う金色の髑髏、山中での集団自決。遊民・伊佐間、文士・関口、刑事・木場らも見守るなか、京極堂は憑物を落とせるのか?著者会心のシリーズ第三弾。このミステリーがすごい! 1996年国内編第9位狂骨の夢 ~三大噺~ 狂骨という妖怪は(骸骨の妖怪)でもある訳で、この辺りがややこしくなる元なんです。骸骨系統の妖怪は本来煩悩から解き放たれて陽気にはしゃぐような一面を持っているからね。『仮名草子』の『二人比丘尼』に出て来る骸骨たちも、骨を鳴らして歌い踊り、退る部分が落ちた自分達こそ人の本質だ、と現世の無常を笑い飛ばす。ゲーテの『ファウスト』に出て来るレムルというのも骸骨だが、サバトで歌い踊るだろう?本来骸骨というのはそういうものだ。 野晒しになった場合も忘れずに怨みつづけてはいるものの、湿っぽく祟ったりはしないしね。野晒し骸骨は善く笑い、善く唄う。在原業平が奥州八十嶋で行き会った小野小町のしゃれこうべも死して尚歌を詠んでいたし、唄うしゃれこうべの見世物なんかは多くあったらしい。そもそも『扶桑拾葉集』の歌僧慶運法師の歌文にある通り、骸骨は現世の執着から逃れた真の姿なのだよ。石燕も別項の骸骨のところで引いている。慶運曰く、かへし見よおのが心はなに物ぞ、色を見声をきくにつけても・・・だ。 狂骨はこの(上下する妖怪)(井中の怨む妖怪)(骸骨の妖怪)の三大噺になっている訳で、そこが嫌らしいところでもある訳です。 (本編より)『魍魎の匣』の方が評価は高いようですが、こちらも又とても面白かった。関係者全員、髑髏に憑かれてます。髑髏を巡る複数の物語髑髏を巡る複数の物語が、それぞれ違う人物の視点で同時進展していきます。全体がどのように繋がるのか、最初は見えないのがとても面白いです。『姑獲鳥の夏』が関口、『魍魎の匣』が木場、で、この『狂骨の夢』はというと、伊佐間の物語という印象です。ヒロインへの思い入れという点から見てですが。この伊佐間という悠々とした人物は、京極堂シリーズレギュラーにこれからも連なりそうな馴染みぶりですね^。^この伊佐間が逗子に釣りに行き、 ”朱美”という女と知り合います。「朱美の首切り物語」「金色髑髏事件」「カルト教団の集団自殺事件」 ”朱美”という女は、伊佐間以外にも、地元の教会で、心理学者の降旗と牧師の白丘に「首切り物語」を打ち明けます。一方、朱美の現夫作家の宇田川崇も関口に相談。彼女は精神異常なのか、前世の記憶なのか、はたまた多重人格か。同じ頃世間を騒がす事件、逗子の波間に四回目撃された金色髑髏は、怪奇現象なのか、事件なのか。 さらに木場の担当した集団自殺。自殺者の身元が、朱美の過去と繋がりが。3つの事件はどうつながるのやら。心理学:フロイトやユング 宗教観:基督教、仏教、神道のウンチク今回は、京極堂の語りだけではなく、心理学者降旗と牧師白丘がウンチク合戦。どちらも*トラウマを抱えているだけに抑圧パワー全開です。基督教、仏教、神道、それらの亜流、さらに心理学と盛りだくさんの内容です。ようは知識と信仰とは別ということでしょうか。興味ある分野ですが、キチンと読むのがシンドければサラ~と読み飛ばしても。信仰も分析も人を救えない。日本古来の妖怪の名前(姑獲鳥、魍魎、狂骨)を与えられた、京極作品の妖怪の正体は、現代人の心の奥底に潜む魔。京極堂の"憑き物"落としがなんとも気持ち良いです。*(*降旗 幼い頃から髑髏の夢に悩まされ、精神分析の道を志し挫折したという過去を持つ *牧師の白岡 古の骨を採集する汚れた神主の一団に脅かされた記憶に苦しんでいた)ネタバレ↓「蹴球ごときもの」事件の背後を謎解けば髑髏を巡る二十年来の争奪戦。古代の神・武御名方富命の復活を謀る神官達。後醍醐天皇の末裔がその復権を賭けて真言立川流の儀式を遂行するという五百年来の執念。らい病患者の父を治す為、霊験ある髑髏を欲した男の存在。それらの間で翻弄される女性たち。 この複雑に絡んで陰湿極まりない一連の事件を、京極堂は単に蹴球だといとも簡単に結論。関口&京極堂が出るまでに260ページ、事件の解明に200ページ。。全1000ぺージ。文庫化に際し加筆があったのですね。それでも、薄い方なんですね~~。『狂骨の夢』を読んでいた時、ちょうど、お昼の番組で「座敷わらし」の女の子が部屋に現われた、、という話を聞いて、昼間の自分の家が怖くなった。となり部屋の襖から、誰かが覗き見ていて、目があったらどうしようかと、。などと、真昼間なのに思わずおそろし~一瞬になった日でした。さー、次は「鉄鼠の檻」。『ジェネラル・ルージュの凱旋』『使命と魂のリミット』も本棚に積んでますが、、ただいまは京極堂にはまってます。直木賞作品『後巷説百物語』の『五位の光』御行の又市が南方衆に対して仕掛けた噺 又市は語る・・・―――吾は建御名方である―――我が同族で相争うなどもっての外である・・・よって罰を与える―――吾の骨を集めよ・・・吾が骨が揃った時、吾は復活するであろう 江戸時代に御行の又市が仕掛けたことが、この『狂骨の夢』の中の神人達。又市が仕掛けて、京極堂が落とす。後日、読むのが楽しみです。■京極夏彦 読書感想『姑獲鳥の夏』 『 魍魎の匣』 『狂骨の夢』 『鉄鼠の檻』 『絡新婦の理』 『塗仏の宴 宴の支度』 『塗仏の宴 宴の始末』 『陰摩羅鬼の瑕』 『邪魅の雫』 『巷説百物語』 『続巷説百物語』 『後巷説百物語』 『前巷説百物語』『嗤う伊右衛門』
2007年12月23日
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明治7年。今日は牛鍋、明日は清国料理…。すっかり羽振りのいい仮名垣魯文の前にあの男が帰ってきた。絵師芳幾、芳年の描く新聞錦絵は、庶民が起こしたスキャンダラスな事件を世間に広く伝えている。そこに透けて見えるのは、時代のうねりの中で急激な変化に軋む日本…。完四郎はどう動く?広目屋、文明開化編。完四郎広目手控シリーズ第四弾江戸、東海道、横浜と舞台にしてきた完四郎がアメリカから帰ってきました。かつての仲間でまたも「謎解き」が始まります。渡米していた香冶完四郎を、仮名垣魯文たちは感動で迎えます。時代は維新後、欧米主義を進める明治初期。一連の江戸情緒シリーズは、江戸から明治へ移行していく時代の風が感じられます。<浮世絵>テーマの小説には変わりなく、瓦版や錦絵を材料とした「広目屋」は、「新聞」を意識して変わろうとしています。 今回は、文字の読めない庶民も分かりやすい「新聞錦絵」の裏に潜む謎を解いてゆきます。絵のなかに潜む、謎は絵師の技量や解釈の違いで全くちがう印象を与えてしまうことや、事件の真相、犯人が官僚がらみで”5W”(何時、何処で、誰が、何を、どの様に)を明らかに出来ないジレンマなど、さまざまで完四郎が推理が冴えます。全体を通してのテーマは「新聞」。「新聞」のあり方や、「新聞」に対する圧力、「新聞」の役割。 全十二話。高橋克彦さん本『京伝怪異帖』のオネエキャラさんが登場。浮世絵業界がどこかでリンクするのが面白いですね。
2007年12月21日

内容(「BOOK」データベースより)匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ 『姑獲鳥の夏』でミステリ界に新地平を切り開いた著者による。映画『 魍魎の匣 』公式サイト『魍魎の匣』キャンペーン「魍魎の匣」フォトギャラリー映画 『魍魎の匣』-完成披露試写会 【関連作品】 映画『姑獲鳥の夏』 (2005) 第1作 映画『魍魎の匣』 (2007) 第2作 【第49回日本推理作家協会賞】受賞作週刊文春傑作ミステリーベスト10 1995年第4位このミステリーがすごい! 1996年国内編第4位「本の雑誌」国内ミステリーベスト10 1996年第7位 『魍魎の匣』は累計500万部を超えるベストセラー・シリーズの第2弾 感想”三歳の小児の如し、このんで亡者の肝を食ふと云…魍魎”『匣』とは一体何なのか? 『魍魎』? 『バラバラ殺人』と『少女転落事故』との関係は?正直なところ。シリーズ第一作目『姑獲鳥の夏』には辟易。こんな本ははじめてだという感覚で感想も持ちにくかったです。あの膨大なウンチク量に、疲れ果て、消化しきれない感がありました。ところが『魍魎の匣』映画化に際し、またもや書店にて購入してしまいました。覚悟して読み始めたら、あらら。。なんという面白さ。おどろどろしさ。そしてこちらのなんと読みやすいこと。第二作目にてブレイクしたという"京極堂シリーズ”。相変わらずのウンチク三昧、中盤近くまで京極堂がなかなか出てこない。 例によって関口君らが訪ねて行き、登場。そして長い長いウンチク談議が始まる。ところが、このウンチクが、今回とてつもなく面白かった。衝撃的過ぎる真相。第一作同様に「そういうオチか。。」最後の謎解きは辻褄合わせと、非現実的感はありますが。。西国を『匣』を背負って旅する男の姿が、瞼から消えません。 ”ほう” ”みっしりと”どうやら、2作目にして京極にすっかりハマってしまいました。京極さんの本は、戦後の日本が舞台ということもあり、横溝正史のようなダークとオドロオドロした雰囲気、登場人物が魅力的です。『姑獲鳥』より『魍魎の匣』では、この人物らの掛け合いが良くなってます。『姑獲鳥』は、20ヶ月もの間妊娠している女性がいて、その旦那は20ヶ月前に失踪という謎を、 鬱病作家の関口、古本屋&陰陽師の京極堂、相手の記憶が見える変人探偵榎木津が解決するおはなしでした。青春時代の関口と涼子の関係がはなしの底辺にありましたね。涼子にとって関口は長年待っていた救世主。今回、恋わずらい?なのは、警察官の木場でした。おもしろかったウンチク、オカルトの分類。☆超能力者・・・ペテンは一切許されない。仕掛けがバレずとも検証必要。☆占い師・・・・ペテンは容認できる場合もある。ただし祈祷や供養には要注意。☆霊能者・・・・ばれなければどんなペテンも許される。救済や予言などヘボ占い師には注意☆宗教者・・・・信仰の姿勢 教義自体に問題がなければ、簡単に批判糾弾はするべきでない。信仰教義と別の活動には注意。御筥様の正体を暴くため、京極堂の元に、皆が集まり、霊能・超能力・占い・宗教の定義と分類に関する部分は非常に勉強になりました。昨今、ファンタジーブームで、いろいろありますから。科学とははっきりフィールドを事にするものという前提はちゃんと守りつつ、合理的・論理的に説を組み立てているのが圧巻ですね。さすがオカルト研究者の京極さんならでは。。映画化シリーズ最高傑作の呼び声も高い『魍魎の匣』を原作に、古書店主の“京極堂”こと中禅寺秋彦と仲間たちが、3つの事件にかかわる恐るべき秘密を追う。相模湖における巨大立方体をめぐる謎。匣にまつわる奇妙なバラバラ殺人。失跡した少女たち。京極堂がすべてを明らかに。前作『姑獲鳥の夏』は、故実相寺昭雄監督でした。あのウルトラセブンを撮っていた監督。今回は原田真人監督。 『金融腐食列島』『狗神』『突入せよ!「あさま山荘」事件』。 レギュラーメンバーは前作と同じ、関口が 永瀬から椎名に変更。柚木陽子役は、黒木瞳。京極堂シリーズ読む順番は?『姑獲鳥の夏』 原作&映画感想『魍魎の匣』姑獲鳥を飛ばして先に読んでも特にネタバレはないが、「雑司が谷の件」など判らない表記が出る。『狂骨の夢』魍魎の犯人が冒頭でネタバレ 『鉄鼠の檻』姑獲鳥の重要関係者が複数絡むので、読んでいなければ理解しにくいし、先に読むと姑獲鳥のネタバレになる。 『絡新婦の理』 姑獲鳥・魍魎の事件と関連するのでそちらを読んでいないとわからない&ネタバレあり。『塗仏の宴 宴の支度』ここまでの五作のオールスターキャスト。当然ネタバレもあれば前作とつながるエピソードも多い。『塗仏の宴 宴の始末』ここまでの五作のオールスターキャスト。当然ネタバレもあれば前作とつながるエピソードも多い。『陰摩羅鬼の瑕』姑獲鳥を読んでおくべし。『百鬼夜行~陰~』 塗仏まで読んでおかないと意味不明。 特に魍魎と絡新婦のネタバレあり 『百器徒然袋~雨~』 塗仏の後日談あり。一部ネタバレ。 『今昔続百鬼~雲~』 姑獲鳥より2年前までの話なのでネタバレなし。京極堂出演は最終話のみ。 『百器徒然袋~風~』 雨と絡新婦のネタバレあり。『後巷説百物語』鉄鼠・陰摩羅鬼ネタバレあり『ルー・ガルー』百鬼夜行ネタバレあり。というか核心がそれ。『豆腐小僧』どれだったか覚えてないがネタつながり。『どすこい』以外は他のシリーズも全て繋がっている。『邪魅の雫』■京極夏彦 読書感想『姑獲鳥の夏』 『 魍魎の匣』 『狂骨の夢』 『鉄鼠の檻』 『絡新婦の理』 『塗仏の宴 宴の支度』 『塗仏の宴 宴の始末』 『陰摩羅鬼の瑕』 『邪魅の雫』 『巷説百物語』 『続巷説百物語』 『後巷説百物語』 『前巷説百物語』 『嗤う伊右衛門』漫画本もでているんですね~~。 「魍魎の匣」漫画化 コミック怪 vol.1 (1) 講談社 1029円 原作・京極夏彦 作画 志水アキ
2007年12月17日

『アイ・アム・レジェンド』(2007) I AM LEGEND 上映時間 100分 製作国 アメリカ ジャンル SF/アクション/ドラマ リチャード・マシスンの古典的傑作『地球最後の男』をウィル・スミス主演で映画化したSFアクション。地球規模の災厄によって人類が絶滅してしまった近未来を舞台に、世界でただひとり生き残った科学者の主人公が、孤独なサバイバルを続けながら人類再生への可能性を探る姿を描く。監督は「コンスタンティン」のフランシス・ローレンス。地球最後の男に希望はあるのか。【監督】フランシス・ローレンス 【出演】ウィル・スミス アリーシー・ブラガ ダッシュ・ミホック公式サイト【関連作品】 地球最後の男 (1964) 同一原作(ヴィンセント・プライス主演) 地球最後の男 オメガマン (1971) 同一原作(チャールトン・ヘストン主演) ▼『超映画批評』 70点【ストーリー】地球上最後の男の孤独な闘いを描いた、SFスリラー大作。2012年、人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビルだけが生き残る。彼は究極の孤独と闘いながら、愛犬サムとともにほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続ける。太陽の光が消え去ると、いっせいにうごめき出す不気味な影、“ダーク・シーカーズ”の脅威と闘いながら、途切れそうになる希望をたぐり続ける日々。そんなある日、ネビルは、ある驚くべき事実に気づく。感想不朽の名作 リチャード・マシスンのSF小説『地球最後の男』の3度目の映画化。ホラー、SF、アクションなど、さまざまな要素がストーリーに取り込まれている、旧作品と違うのは、主人公の繊細な人物描写に重点が置かれているところ。ゾンビネタは『バイオハザード3』を観たばかりだし、最近多いから、そんなに期待していなかったんですが、吸血鬼本で有名なリチャード・マシスン原作で、ウィル・スミス主演は見たい!、ということで行ってきました。^^原作本は、長男が読んでます。けっこう薄いのですぐ読めそうなのに彼は遅い。もう映画が封切られちゃいましたよ。「アンタはDVDね」ということで、主人と行ってきました。わたしはおもしろかたんですが、主人は「驚かしの音響ばっかりで、怖かった!。ナンバー23のほうが見たかったのに」とブツブツ。。 まあ、ゾンビホラー&アクション系より、サイコっぽいのが好みの人は、そういう感想になるのですね。ウィル・スミス、これまで何度も地球を救ってきましたが、今回は言葉なしの、表情や体の動きで考えや感情表現。 ひとり舞台って、大変そう。 SFジャンル設定ですが、孤独な主人公に同情、強く引きつけられます。 何故、ひとりぼっちになったのか、なにから身を隠しているのか。。どういう結末になるのか。。誰もいない荒廃したニューヨークをひとりじめ、日常品の使い放題、謎の敵との戦い、緊迫感あふれるアクション・シーン。シンプルで、大体予想のつく展開、ヒネリはないですが、上映時間中、飽きずに見れました。 そうそう、今回はお嬢ちゃまと共演ですね。やさしいパパです♪ウィル・スミス。リチャード・マシスン 著作 例 「アイ・アム・レジェンド」 「奇跡の輝き」 「奇術師の密室」 このミステリがすごい! 2007年度海外編7位 「ある日どこかで」 「エコーズ」
2007年12月15日
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出版社 / 著者からの内容紹介数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか文藝春秋|本の話より|自著を語るドラマ「ガリレオ」映画「容疑者Xの献身」鑑賞感想2006年度 五冠に輝いた作品『第6回本格ミステリ大賞』 『第134回直木賞受賞作』『本格ミステリ・ベスト10 第一位』『このミステリーがすごい! 第一位』『「週刊文春」ミステリベスト10 第一位』物理学者・湯川が活躍する「探偵ガリレオシリーズ」の第三弾 隣に住む花岡靖子に淡い恋心を抱く高校教師・石神。ある日その花岡母子が殺人を犯してしまう。天才的な論点から完璧なアリバイを考え出し、二人を守ろうとする石神だが、大学時代の友人であるもう一人の天才・湯川の手によりそのトリックは脆くも崩されてしまう…。最後のどんでん返しには驚かされます。どうして石神はそこまでする必要があったのか?感想ドラマ「ガリレオ」はまってます!もうすぐ終了、寂しいです~~。短編集の売れ行き好調のようですね。来年は、今作「容疑者Xの献身」の映画化も話題ですね。さて原作の感想です。花岡靖子、湯川センセに匹敵するほどの天才が、そこまで惚れるほどの女性なのかと、ちょっと不思議。何故、才女で美人で有能な女ではないのか。バツ2で中学生のコブつき。 水商売→弁当屋店員。。美人のようだけど「こんな 中年の女のわたしに どうして。。」本人も首をかしげる。幸薄そうな美人には、男性は弱いのね~。いえいえ、それだけ、石神センセは寂しい人だということが切々と伝わります~~。寂しい人は寂しい人に惹かれる。。一方で金をたかりにくる前夫のような人間もいれば、公園で寒々しく暮してるホームレスたち。東野作品の、登場人物たちってざっと背景や苦労話を語ってるだけで、ググーッと惹き付けられちゃいます。だからといってお涙頂戴ってわけでもなく淡々としてる。今回は『白夜行』のような犯人側の感情徹底削除方式とは違い、犯人側が主人公です。ラストの方で、天才的頭脳の石神のあまりに悲しく寂しい心に、胸が痛みました。。ミステリであると同時に恋愛小説の面もありますね。そんなに頭の良い人がどうして、事後従犯になど手を貸すのかが不思議ですが。、それはそこ。「愛」なんですね~~。そんなライヴァルを、心底心配し、数年ぶりというのに、すぐに真相に気づいてしまう湯川センセもお気の毒です。。それほど友情に厚い心をお持ちだったとは、短編集ではわからないことでした。温かい一面が知れてうれしい反面、やっぱり切ないです。 天才同士の頭脳合戦と、凄まじいトリックだけに終わらず、こんなに悲哀を感じさせてくれるなんて。 <湯川シリーズ>、ホラーネタと思わせて科学でトリックのネタ明かしの短編集と違って、長編では人間寄りのミステリーをでした。『赤い指』ほど暗澹とはなりませんでしたが、深い。。個々の人物造形がというより、人の弱さや醜さを、ただただ順々に描き出す筆運び、、油断してると、グサリとやられちゃいます。 読み終わっても、引きずってしまうんですよね~~。 映画化 ドラマ化物理学者湯川シリーズ第1弾『探偵ガリレオ』、第2弾『予知夢』を原作に2007年10月より、フジテレビ系列で、テレビドラマ『ガリレオ』として放映。今作『容疑者Xの献身』を2008年劇場公開予定。”福山演じる天才物理学者・湯川学の最大の好敵手、天才数学者“ダルマの石神”こと石神哲哉が登場する。この石神を誰が演じるのか? というのが、今後大きな注目を集めそうだ。”(『ガリレオ』プロジェクト)映画で、石神を誰が演るのか、興味深いです。
2007年12月14日
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『このミス』大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』の新鋭が贈る最新メディカル・エンターテインメント今度の舞台は、碧翠院桜宮病院。白鳥(ロジカル・モンスター)の最強の部下”氷姫”、ついに登場 映画「チームバチスタの栄光」 螺鈿迷宮 OFFICIAL WEB SITE 「このミス」大賞受賞作家 海堂 尊のホームページ 宝島社日本の医療界を震撼させた「バチスタ・スキャンダル」から一年半。その舞台となった東城大学に医学生として通う天馬は、留年を繰り返し既に医学の道をリタイア寸前だった。ある日、幼なじみの新聞記者・葉子から、碧翠院桜宮病院に潜入できないかと依頼を受ける。東城大学の近隣病院である桜宮病院は、老人介護センター、ホスピス施設と寺院を一体化させた複合型病院であり、終末医療の最先端施設としてメディアの注目を集めていた。しかし、その経営には黒い噂が絶えないという。天馬は葉子の依頼を受け、看護ボランティアとして桜宮病院に通い始める。そのうちに、奇妙な皮膚科医・白鳥と看護師・姫宮と出会うことになり……。感想いつもは東城大学医学部付属病院が舞台ですが、今回は近隣にある碧翠院桜宮病院でのお話。バチスタスキャンダルから1年後ほど、『ナイチンゲールの沈黙』 『ジェネラル・ルージュ』と同時期頃の、外伝のようなお話。『ナイチンゲールの沈黙』で白鳥が調査中と話していました。「叩き潰す必要があるのかも知れません」と。。田口&白鳥コンビのシリーズではないけど、白鳥は出てくるし、田口センセもちょこっと。構想10年、もともとは『チーム・バチスタの栄光』の次に出すつもりが事情により三番目に。出版社も宝島社でなく角川書店。”白鳥の最強の部下氷姫、ついに登場!”。。という割には、彼女のキャラは、地味すぎですよ~~。今後のシリーズで、もっと活躍されることを楽しみにしますう。桜宮病院の双子の姉妹が、小百合は冷徹で有能、すみれがじゃじゃ馬で行動派、、氷姫こと姫宮は、ドン臭さの女王ってことでは、確かに個性際立ってますがね。新聞社の葉子もいますから、有能キャラでは、かぶるのでしょうが。 著者は、この本でとりあげているテーマが一番書きたいことのようなんですね。 病を癒し人を生かすという「光」の部分に対して、死と向かい合うことの避けられない病院の「闇」の部分を描いたといった辺り、、正直よく分からずなんですが。その辺は、最近出た『死因不明社会』でよく書かれているようです。 葉子が白鳥にインタビューするという形式で、読みやすいようです。 それにしても、、映画化で、やっぱり田口医師を女性(竹内結子さん)の設定に変えちゃったのはどうなんです?シリーズが好きになってきたら、田口はやっぱり男性で、穏やか系のイケメンでいってほしかった。 ちょっと腹立ってます。やっぱり、このシリーズは刊行順で「チーム・バチスタ」→「ナイチンゲール」→「螺鈿」→「ジェネラル」→「ブラックペアン」と、読むのが良いようです。 バチスタから、螺鈿にいきなり行ったら、全然乗れずでしたから。ナイチンゲールを読んで初めて、このシリーズにはまりました。 著作 感想田口&白鳥コンビ第一弾チーム・バチスタの栄光 第二弾ナイチンゲールの沈黙 第三弾ジェネラル・ルージュの凱旋 第四弾イノセント・ゲリラの祝祭 その他螺鈿迷宮ブラック・ペアン その他ブラックペアン 夢見る黄金地球儀 死因不明社会 医学のたまご ジーンワルツ ひかりの剣
2007年12月12日
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出版社 / 著者からの内容紹介第4回『このミス』大賞受賞作、25万部突破のベストセラー『チーム・バチスタの栄光』に続くメディカル・エンターテインメント第2弾!バチスタ・スキャンダルから9ヵ月後、愚痴外来田口&ロジカル・モンスター白鳥コンビが帰ってきた! 映画「チームバチスタの栄光」 ナイチンゲールの沈黙 OFFICIAL WEB SITE 「このミス」大賞受賞作家 海堂 尊のホームページ 宝島社☆☆☆ 申し訳ありません。 ☆☆☆楽天さんのスパム対策にて、コメントTBが入りにくくなっております。お返事は、こちらで入らないときは、ご訪問掲示板にて、させていただいてます。ご了承いただきたくお願い致します。ご不便おかけして申し訳ありません。 m(_ _)m 大学病院、厚生労働省、警察庁、権力の三竦み……面白すぎる構図。デビュー作にしてこのミス大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』から田口&白鳥コンビが、加納警視正を引き連れて帰ってきた。東城大学医学部付属病院、小児科病棟に勤務する浜田小夜。担当は、眼球に発生する癌網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもかけない展開を見せていく…。感想大ヒットの『チーム・バチスタの栄光 』に比べると、パワーダウンしたとの感想が主流のようですが、そんなことないです。逆に、前作のスーパースターな、天才外科チームのお話より、人間臭さが深まっていて、読みやすかったです。新たな人物も掘り下げられていてね。人間関係ではなく人間そのものに力点を置いた上での人間同士の軋轢、痛快な丁々発止の舌戦、健在です。東城大学の医療スタッフや内部事情が、濃く描かれているのが面白いです。 現在勤務の人々だけでなく、過去の伝説や経緯や、あだ名、科ごとの特色や、現場の雰囲気が、とにかく生き生きしてます。今回のお話の中心となる、小児科病棟。それまで負け犬根性が染み付いた小児科病棟は、猫田看護師長の指揮で雰囲気を一変。吹き溜まりとされていた病棟が、今では<白髭皇帝の殿前軍>と称せられ、速水救急部長率いるICU病棟が<"将軍(ジェネラル)”の近衛兵>と呼ばれ比肩され並び称せられる様になった。こんな表現がたまりません。猫田師長のような上司、頼れるけど怖い。。「小さなミスが積もり積もって いつか大きなミスがおこる」ヒロイン小夜は、ナイチンゲールの歌声を持つ看護師。心の闇を抱えていて 子どもたちや仕事について真面目に取り組んでいます。対極的なのが、目立った事件を起こしはしないけど、小ミスを連発する中堅の内山医師。こういう人いますよね。。っていうか、自分だってこういう風に考えるだろうとも思うのです。こんな現場で真面目にやってたら自分の人生なんて無いも同然。 でも、人の生き死にや、病状によっては将来に大きな影響が出る医療の現場で、通常のOL感覚で働くことは、怖いことです。 こういう人には担当医師になって欲しくない。 そんな内山医師の存在は、直接の事件に結びつきはしないけど、背景のいくつかの小さな要因のひとつと感じさせ、奥深い。 担当医師のくせに、患者の子どもの目のことを、「だって、あたしの目のことじゃないし。」医師である資格ないんじゃなかろーか。、こんな医師、ほんとにいるんですか~~。いや、意外とこういう人ばっかりなのかも。。国家試験では、適正とか優しさとか、、そういうのは計れないのが残念だ。彼女がラストで移動になる時、溜飲が下がりました。でも、それで彼女の人間性が変わるとも思えませんが。 「子どもと医療を大事にしない国に未来はない」さすが現役医師の言葉。今の日本の医療の現実なんですね。何とか改善されて欲しいです。そうそう、これはミステリ小説です。それについては、それほどでもないけど、他が深いので、ミステリ部分が浅いのは気になりませんでした。 著作 感想田口&白鳥コンビ第一弾チーム・バチスタの栄光 第二弾ナイチンゲールの沈黙 第三弾ジェネラル・ルージュの凱旋 第四弾イノセント・ゲリラの祝祭 その他螺鈿迷宮 ブラック・ペアン 夢見る黄金地球儀 死因不明社会 医学のたまご ジーンワルツ ひかりの剣
2007年12月11日
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宝島のこのミステリーがすごい2008年版特集ページはこちら【内容】発表!ベストテン国内編/海外編国内第一位「警官の血」著者/佐々木譲インタビュー海外第一位「ウォッチメイカー」著者/ジェフリー・ディーヴァーコメント【特別書き下ろし】人気作家59人による「私の隠し玉」&20周年記念特別エッセイ初の書き下ろし短編 東京都二十三区内外殺人事件大人気!田口・白鳥シリーズ 海堂尊話題の警察小説から、今年の新人賞まで「このミス」座談会 二〇〇七【全アンケート回答】読者のプロが選ぶ私のベスト6国内編 総勢73名/海外編 総勢73名【海外ミステリー最新情報】我が社の隠し玉【「このミス」大賞受賞作家の最新情報】弊社の隠し玉ミステリーチャンネルが選ぶベストテン発表!第6回「このミステリーがすごい!」大賞最終選考委員選評大賞受賞作 ●掲載「禁断のパンダ」(妙)拓未司第7回「このミステリーがすごい!」大賞・募集要項作品リスト 国内編1位 『警官の血』 佐々木譲2位 『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹3位 『女王国の城』 有栖川有栖4位 『果断』 今野敏5位 『首無の如き祟るもの』 三津田信三6位 『離れた家』 山沢晴雄7位 『サクリファイス』 近藤史恵8位 『楽園』 宮部みゆき9位 『夕日はかえる』 霞流一10位 『X橋付近』 高城高10位 『インシテミル』 米澤穂信作品リスト 海外編1位 『ウォッチメイカー』 ジェフリー・ディーヴァー2位 『復讐はお好き?』 カール・ハイアセン3位 『TOKYO YEAR ZERO』 デイヴィッド・ピース4位 『物しか書けなかった物書き』 ロバート・トゥーイ5位 『悪魔はすぐそこに』 D・M・ディヴァイン6位 『路上の事件』 ジョー・ゴアス7位 『狂人の部屋』 ポール・アルテ7位 『デス・コレクター』 ジャック・カーリイ9位 『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男』 ウィリアム・ブルテン9位 『目くらましの道』 ヘニング・マンケルさみあどのほとんど読書日記 さんのご紹介で、買っちゃいました!しかも二冊も。今年のミステリは、あんな人やこんな人。。ざ~っと見た感じ、知ってる作家さんは1~2割でした~。宮部さんは、さすが常連さん。ジェフリー・アーチャーは堂々一位ですね。ミネット・ウォルターズ、トップテン外とは。。買えばよかったなあ。文庫だし。。本はトンと買えてません。映画代がかかるのでね(汗)海堂尊さんに、今頃はまっている自分ですから、しょーもないです。(^^;)ついついブームを斜めから見てしまう癖、いけないですね~。1~2年後に、疑いつつ手に取り、、「おもしろいじゃん!」その頃だと、図書館入手が割と楽なんですけどね~。またまた、楽しみ。読めなくとも、新しい旬な作家さんや本を眺めるのが、楽しみな季節です。
2007年12月09日
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内容紹介第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、一気に28万部突破のベストセラー入りを果たした大人気メディカル・エンターテインメント。ついに文庫化です。東城大学医学部付属病院の有能な心臓手術チームに起こった、連続術中死の謎を追う医療ミステリー。新作を次々に発表し、人気作家としての地位を確立しつつある著者・海堂尊の原点が、このデビュー作に詰まっています 映画「チームバチスタの栄光」 チーム・バチスタの栄光 OFFICIAL WEB SITE ☆☆☆ 申し訳ありません。 ☆☆☆楽天さんのスパム対策にて、コメントTBが入りにくくなっております。お返事は、こちらで入らないときは、ご訪問掲示板にて、させていただいてます。ご了承いただきたくお願い致します。ご不便おかけして申し訳ありません。 m(_ _)m 『このミステリーがすごい!』大賞第4回 2006年大賞受賞作。医療過誤か殺人か、 田口&白鳥コンビ 発動作品。現役医師だからこそ描きうる医療現場のリアリティとコミカルな展開。 東城大学医学部付属病院は、米国の心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生恭一を臓器制御外科助教授として招聘した。彼が構築した外科チームは、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門の、通称“チーム・バチスタ”として、成功率100%を誇り、その勇名を轟かせている。ところが、3例立て続けに術中死が発生。原因不明の術中死と、メディアの注目を集める手術が重なる事態に危機感を抱いた病院長・高階は、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口公平に内部調査を依頼しようと動いていた。壊滅寸前の大学病院の現状。医療現場の危機的状況。そしてチーム・バチスタ・メンバーの相克と因縁。医療過誤か、殺人か。遺体は何を語るのか…。栄光のチーム・バチスタの裏側に隠されたもう一つの顔とは。感想今頃ですが、読みました~。当然、ドラマ『医龍』のイメージが常によぎってました。そもそも、手術チームの構成は、一緒なんでしょうから、当然ですね。映画化に際し文庫化ですね。 メディカル・ミステリは結局のところ、企業や国がらみの秘密の研究実験とか、陰謀説とか、院内の人間関係&権力闘争のドロドロが主体ですから、大賞受賞で話題になった当時はそれほど関心なくて。 ロビン・クック、マイケル・クライトン、マイケル・パーマー、F・ポール・ウィルソン 等々、メディカル・ミステリといったら、海外小説、と以前読んでいたものですが。、国内小説もホントに隆盛ですね。 海堂尊さん、現役医師なんですね。人物や院内設定が非常にリアルです~~。国内のミステリー文学賞を受賞する医師の作家が次々と出てきているんですね。身近な医療問題がミステリーの素材となって作品が生まれているので、内容にも入りやすいです。いろいろあるようなんで、また読んで観たいです。主人公 田口医師は、元々は外科体質のくせに血を見るのが嫌い。誰も知らない病院の隅の小部屋で寝そべって過ごした学生時代。院内の派閥争いから、見事?に抜け出て、下手に病院長も手出しできない愚痴外来(田口のグチをかけている)科をゲット。この辺の、権力に関心がなく院内の離れコジマにいる佇まいは、『Dr.コトー』。いつの間にか無くてはならない足場を確立しちゃってます。政治的手腕に鈍感ではないようで。本人はそうなった経緯をサラッと語ってますが、腰が低くて侮られがち、、でも意外に一番世渡り上手じゃないですか。この主役の田口医師が、巻き込まれ型の探偵でしたが、中盤から登場の白鳥調査官には、びっくりです。文庫版では上下巻で、田口編→白鳥編と、メリハリがついてます。 白鳥調査官がホームズで、田口医師がワトソン。白鳥調査官登場時、”ゴキブリ”と例えてるのがおかしいです。触手がユラユラ~って描写がチョット気持ち悪い。。私的には、北村一輝の厚かましいキャラ時のイメージでしたが~。 他に、田口医師が玉木宏で、白鳥調査官は南海キャンディーズの山ちゃんっていう意見も。。 それもまた、映像的に見たくないかな~~。映画では阿部寛さんです。 田口医師は、竹内結子さん。ドラマ『ガリレオ』で、原作の主役 草薙刑事(男)から、柴咲コウと女性配役バトンタッチのパターンが、映画でまた。。?国内メディカル 例『白い狂気の島』 川田弥一郎著『犯罪集中治療室 看護婦高山瑠美子の医学推理 』 由良三郎著『死体は生きている』上野正彦著『外科病棟の陰謀 』 井口民樹著『死の人工呼吸』 川田弥一郎著『冥府神(アヌビス)の産声』 北森鴻著『背徳のメス』 黒岩重吾著著作 :海堂尊 著作 感想田口&白鳥コンビ第一弾チーム・バチスタの栄光 第二弾ナイチンゲールの沈黙 第三弾ジェネラル・ルージュの凱旋 第四弾イノセント・ゲリラの祝祭 その他 螺鈿迷宮ブラック・ペアン
2007年12月06日

『椿三十郎』(2007) 上映時間 119分 製作国 日本 ジャンル 時代劇/アクション/サスペンス 流れる椿は何色か? あの名作が奇跡の再生日本を代表する娯楽活劇として今も愛され続ける黒澤明の名作『椿三十郎』が45年ぶりにリメイク。口は悪いが人情深く、何しろ滅法腕の立つ浪人、椿三十郎の活躍がオリジナル脚本そのままに展開する。この難易度の高いチャレンジに挑むのは日本映画界を代表する俳優・織田裕二と、質の高い娯楽作品に定評のある監督・森田芳光。全映画ファンの期待が高まる。監督: 森田芳光 原作: 山本周五郎 『日日平安』(ハルキ文庫刊) 出演: 織田裕二 豊川悦司 松山ケンイチ 鈴木杏 佐々木蔵之介 風間杜夫 西岡徳馬 小林稔侍 中村玉緒 藤田まこと ☆☆☆ 申し訳ありません。 ☆☆☆楽天さんのスパム対策にて、コメントTBが入りにくくなっております。お返事は、こちらで入らないときは、ご訪問掲示板にて、させていただいてます。ご了承いただきたくお願い致します。ご不便おかけして申し訳ありません。 m(_ _)m 公式サイト特集ページ【関連作品】 椿三十郎(1962) 黒澤明 ▼『超映画批評』 35点【ストーリー】この男、時代を超えて生きている!深夜の社殿の中で、井坂伊織ら9人の侍が上役の汚職を暴き出そうと密談していた。意気が上がる若侍たちの前に社殿の奥から1人の浪人が現れた。粗末な身なりに口も悪く、腹が減っていると見える。しかし、話を聞くうちに、井坂は浪人に類のない頭の切れを感じ、仲間に加わって欲しいと頼む。反対する侍もいたが、井坂は三十郎と名乗るその素浪人にえもいわれぬ魅力を感じていた…。感想オリジナル【黒澤監督&三船敏郎版】は見てません。しかし、オリジナルの何シーンか見たことがあります。当時の三船さんが42歳。織田裕二サンが、40歳。同じような年頃でも、昔の人と現代の人とでは、やっぱりなにか大人度が違いますね。三船さんはいかにも老獪です。織田さんは”化け物”というより、頼れる先輩のような親近感、軽さがありますね。というように、オリジナルとリメイク版。それぞれの”演技”を、心ゆくまで比較して見ることができるのでしょう。第一、物語が面白いです。仲間はたったの10人。 敵には、何百も敵がいると思わせて。お城の重鎮や何百ものサムライを右往左往させる。ホントに全然古くないですし、当時、ルーカスとか、外国の映画ファンが夢中になったのもうなずけますよね。そして、いまのわたしたちが、黒澤監督版を見るきっかけにはなりますよね。”巨匠”という敷居の高さが、なくなって。これがリメイクの正しいあり方なのかもですね。オリジナルも見て見たいと思わせてくれるって。リアルタイムで劇場で『影武者』を観ましたが。あれは、最後”そして”誰もいなくなった”状態で暗かった。全滅した武田軍の戦場跡を、仲代達也が、影武者を解かれた後で、彷徨っていた? その後も黒澤監督作を見続けるには、ならなかったです。今回、中一&小3の息子くんの感想。「けっこう、おもしろいね!」ふ~ん、地味で退屈するかと思ったら、派手な立ち回りがなくとも、楽しんでいました。やっぱり今風な流れにもなっていたんでしょうか・。・脚本が全く同じだそうですけど。。「時代劇」なんて、昔は学校から帰ると、「大岡越前」「水戸黄門」。金曜の夜には「遠山の金さん」(金曜だから金さん?あれ、火曜だったかしら。。)日曜夜は大河ドラマ、と、けっこう子どもも観てたものですが、今の子はあんまり見ることないですから。。時代劇、すたれないで欲しいです。「「踊る~」の織田裕二だね!」という風に、小中学生にも親近感。意外に楽しめる映画に仕上がっていました。「こどもだれもいないじゃん!」そう、観客は老夫婦や映画通?な男性ひとりばかり。こどもは一人もいなかったです~~~。 でも、アンタが見たいと言ったんだろう~が。(次男8歳へのつっこみ)ま~これで、巨匠の”リメイク”っていうのが、また邦画で新たな路線がはじまるんでしょうかね。デビュー何周年かの織田サン、オリジナルVSリメイクだけでなく、VSキムタクとかもあるんですね。「武士の一分」の興行成績より上をいくのかって。キムタクとのガチンコなんて、言われちゃって、本人たちは意識して無いかもしれないのに。芸能人は色々大変ですね。 「踊る~」と「HERO」との勝負では、「踊る~」が勝ち。現代劇に続き、時代劇もか?だそうですが、。「武士の一分」は見てないんです。 山田洋次監督&木村拓哉ですね。 『隠し砦の三悪人』な、なんとこれも来年リメイクだそうですね!初公開年月 2008/05/10 ジャンル 時代劇/サスペンス/アクション 監督: 樋口真嗣 脚色: 中島かずき オリジナル脚本: 黒澤明 菊島隆三 小国英雄 橋本忍 音楽: 佐藤直紀 出演: 松本潤 長澤まさみ 宮川大輔 阿部寛 松潤って、、どうなんです?彼が、三船サンの役ってこと。。オリジナルも知らないので、分かりませんが、かなり若い頃の役ってことですね?
2007年12月05日
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