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2004年09月22日
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テーマ: 映画と原作(87)
カテゴリ: カテゴリ未分類
『アイ,ロボット』 (2004) I, ROBOT ジャンル SF/アクション/サスペンス

出演:
ウィル・スミス (デル・スプーナー刑事)
ブリジット・モイナハン (スーザン・カルヴィン博士 )
ブルース・グリーンウッド (ランス・ロバートソン )
チー・マクブライド  (ジョン・バーギン副署長 )
アラン・テュディック (サニー )
ジェームズ・クロムウェル (アルフレッド・ラニング博士)
アレックス・プロヤス監督インタビュー

2035年、シカゴ。街中では家庭用ロボットが普及し、人間の生活に必須なものとなっていた。ある日、巨大企業USロボティックス社に勤務するロボット工学の第一人者アルフレッド・ラニング博士が謎の死を遂げる。ロボットを毛嫌いするシカゴ市警のデル・スプーナー刑事は、博士が開発したNS-5型ロボットの“サニー”に疑いの目を向ける。捜査に協力するUSロボティックス社のロボット心理学者スーザン・カルヴィン博士は、“3原則”を理由にロボットが人間へ危害を加えることは絶対にあり得ないと主張するのだが…。

【感想】★★★
アクションが楽しみな人、SF(ロボットや近未来)好きな人、ミステリー好きな人、たのしめます。 ウィル・スミス、好きな人も(笑)
「ブレード・ランナー」や「A.I」のような 無常観は無し。
「ターミネーター」みたいなハードさは無し。
「マトリックス」のような独自の世界観、アシモフ色がもう少し欲しかった。
「スター・ウォーズ」のような、娯楽性大。
「フランケンシュタイン」「ドラキュラ」のようなえぐさ無し。


ネタバレ→

SFアクションと、犯人探しのミステリーをミックス、主演にウィル・スミス。「ロード・オブ・ザ・リング」での、タイツ服を着てロボットの演技を撮る方法、 アシモフのロボット三原則をスパイスに入れて、、近未来の世界映像で、そこそこ面白いだろうな。
っと、思って観にいきました。 原作本「我はロボット」の表紙にある銀白色のロボットのイメージより、しなやかで、クリアな、鋭角性のないロボットだった。 その動きは 「スパイダーマン」のようにビルを這い登り、高速道路でカーチェイス、「マトリックス」の"エージェント"のように高層ビルを飛び降りたり、車から車へ飛び移る、その際には、自らの重さで地面がへこむ。。どんな動きもできる。うーん、どこか観た事のある映像。 ウィル・スミスは、皆が信じようとしない、危険にただ一人事件解決の為に奮闘するという、よくある刑事ドラマ。。事件の犯人は、メインフレーム・コンピューター"V.I.K.I(ヴィキ)"の進化による反乱だった。。 ストーリーはどうも、よくあるパターンと言わざるを得ないでしょうな。 

けれど、面白かったのは、やっぱり、アシモフのルールを考えさせるところです。 これまでの ロボットものとの比較や、原作よりは 足りないけど アシモフカラーが ところどころ見えるところ。。"V.I.K.I(ヴィキ)"は、「ターミネーター」のスカイネットや「マトリックス」のアーキテクトのように、人間をただ排除し、みずから地球の主人になろうというのとは、違っている。そこは、やはりロボット三原則の働くところ、"人間を保護する為に~ 人間はこのままでは殺し合い滅亡するだけなので、それを、防止する為に、ロボットが管理するのだ"という動機だ!
ロボット三原則の法則に沿って、いる分には安全だったロボット。ところが、新型のNS-5は、三原則+もうひとつのプログラムが組み込まれていた。。。 あー、これは納得いかないよ。。ダメダメよ~。でも オリジナル脚本交えてるから仕方ないかあ~。 三原則中のみでやってほしかったな~。そしたら、もっと、賛美できたでしょう。 

アシモフの三原則法則の 面白いところは、第1条に反しない限りの第2条の行使。さらに、第1,2に反しないか限りの第3条、というところ。でも、たったこれだけの法則では、ロボットの行動をすべて制御する事は不可能だ。それこそ、人間の人生においても予測不能な事態がいろいろおきるのと 同じくロボットにだっていろんな場面に出くわすだろう。そこで、こうした、三原則にうまくあてはまらない事で、ロボットはウロウロ~っと判断不能状態になり、様々な事件が起きる。原作「我はロボット」はまさに、こうした事件のいくつかを取り上げていて、どれも味わい深いお話なのだ。
「アイ、ロボット」映画のほうは、この法則の迷路を取り上げたとは言えないし、掘り下げが甘いと思うが、アシモフ作品、映画化第1号としては、まあまあ、良かったのではないだろうか。? 
ただ、進化した自由?というか、ラストのロボットの解放はどうも、意味不明だった。地球で 人間以外の 知性ある存在が生まれちゃったってこと??人間とロボットは 友達になれる。握手して、ともに繁栄しようって??一歩踏み込んだ 解釈として、ロボットは人間の生活繁栄における、"パートナー及びサポーター"って思いたい。 それを生み出したのは人間。 だから人間万歳ってことじゃないけど。この人間種族だけでは、存続は危ぶまれるかもだから。。 っと言う事で ラストの意味がそれなら分かる。 アシモフのロボットへの友情、愛情が生かされてるって思うから。

と思ったら 監督インタビュー見たら、"エンディングでサニーが砂漠に立つイメージは、ユダヤの民を率いたモーゼ"だと。「砂漠に立つ救世主というのはモーゼでもあり、キリストでもあり、マホメットでもある。サニーがロボットの民を善導していくことを暗示している」 だそうだ。 すると、アシモフ原作のダニールにイメージがダブるなあ。続編も、今作のヒット次第では有り得るそうだけど。「鋼鉄都市」以降のアシモフロボットは、それこそ「A,I」のジュード・ロウのように、人間そっくりになる筈で、イライジャ刑事とダニールは、事件解決のコンビとなる。。 それにスペーサー(宇宙に移民した人間)も関わってくる。。こりゃあ、自作はどうなるのか、又楽しみですね。♪ 

「スター・ウォーズ」宇宙叙事詩シリーズがまもなく完成するらしいから、次は、アシモフ 銀河興亡史「ファウンデーション」シリーズの映画化に、取り掛かるような話は出ないかな~。

近未来といっても 2035年、目と鼻の先。我らが息子君たちが今の自分らくらいになってる、、と思うと近い未来だ。
映画でも、シカゴの町が現代の米国の風景の中に、配達したり 犬の散歩をしたり ごみ収集するロボットが溶け込んでいた。
なんだか、とっても身近に思えた。 あたしは 親日家ならぬ、新ロボ家?(笑)



***






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最終更新日  2006年01月31日 18時57分16秒


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