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2009年07月15日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


『このミス』大賞シリーズ

どこまでが医療で、どこまでが人間に許される行為なのか


【内容】
美貌の産婦人科医・曾根崎理恵――人呼んで冷徹な魔女(クール・ウイッチ)。人工授精のエキスパートである彼女のもとにそれぞれの事情を抱える五人の女が集まった。神の領域を脅かす生殖医療と、人の手が及ばぬ遺伝子の悪戯がせめぎあう。『チーム・バチスタの栄光』を越えるドラマティックな衝撃があなたを襲う!



【感想】


今回は、 産婦人科医療 『がテーマです。
グッチーこと田口先生は、登場しません。
舞台は、東城大学医学部付属病院ではなく、帝華大学医学部産婦人科学教室と産婦人科病院「マリアクリニック」です。
理恵は、大学病院の講義をしつつ、産婦人科医院で患者さんも見ています。

講義中には信念をにじませ政治批判し、実際にも医師として女性として出産に対峙します。

これまでと同様、厚生労働省批判、役人の作った制度と現場とのズレ、更に<体外受精>や<代理母>という、医療制度の欠陥が示唆されてます。
産婦人科医療への危惧が読み取れます。

現実に、妊婦さんの盥回し事件で明らかになった、お医者さんの人手不足、対応できない病院、激務の産婦人科ヘの志望が減っている、、などが心配なこの頃です。
海堂さんの本で改めて知る事で、問題が認知され、お医者さんやわたしたち患者にとって良い環境に改善されることを切に願います。
東京都知事も乗り出していた、東京の医療体制は、あれから改善されたんでしょうか。
その後、ニュースで見ることもなくなりましたけど。


作中気になった、厚生労働省ベッタリの旧弊然とした、偉そうな教授。
現場の疲弊ぶりとは遠く離れた、こういう人も医界にいるのも確かなんでしょうね。
こういう雲上人ぶった人が、以前の医療への批判を、そもそも作ったんじゃないかと思いました。
手術が苦手なのに、出世だけはするっていうのが、まかり通るって、良く分からない。。

医療と医学は違うのだと、学生への講義内容で出てましたが、なるほど~っ。



『ジーン・ワルツ』は、2009年度の『このミステリが凄い』では21位以下でした。
海堂さんの本は、ミステリ度が弱いという感想をよく見るのですが、ミステリの定義って最近はとても広くて多様化してますね。
伝統的な本格ミステリも良いですが、ホラーやSFやファンタジーやらが、味付けに使われていて、それがはなしを面白くしてます。 素人考えで言うと、殺人があって犯人がいて探偵がいて、仕掛けがあればミステリになっちゃう。人間探求な面がメインだったりもしますね。
近藤史恵さんの『サクリファイス』のように、自転車ロードレースというスポーツ業界ならではのミステリも面白かった。 



主人公:産婦人科女医の曽根崎理恵は、 『医学のたまご』 の主人公・曽根崎薫の母親。上司:清川吾郎は 『ひかりの剣』 に登場、 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 の速水部長と剣道対決した人。産科医療活動と代理母出産疑惑が絡んだミステリーで、初の東京舞台の作品です。帝華大学が主人公の職場ですが、実家が桜宮市と、世界観は共有。他の海堂さん作品とリンクしてます

『ジーン・ワルツ』では作中の背景で起こった出来事として北海道の架空の都市「極北市」を舞台に、 福島県立大野病院産科医逮捕事件 を模した事件が描かれています。『極北クレイマー』で、その三枝久広の事件の顛末が描かれています。






チーム・バチスタの栄光
ナイチンゲールの沈黙
ジェネラル・ルージュの凱旋
イノセント・ゲリラの祝祭

螺鈿迷宮
ブラックペアン
『夢見る黄金地球儀』
『死因不明社会』
『医学のたまご』
ジーンワルツ 』 
『ひかりの剣』 
『極北クレイマー』





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最終更新日  2009年07月16日 14時31分01秒


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