螺旋の旋律 ~SPIRAL~

螺旋の旋律 ~SPIRAL~

~Case:5~

それから


「・・・これが僕が知っている限りの1週間前の状況です。」
理王はそう言って状況説明を終えた。
「・・・だいたい分かったけど、これからどうするの?
 理王くんはうちの学校に転入しているから何とかなるとして、リディアは?」
眞那はそう質問しながら、リディアの方を見た。
リディアはしばらく考えたあと、
「私もそちらの学校に転入しようと思ったんですけど、お金の問題とかがあるし・・・」
そう答えた。
その時、花依が
「それなら問題ないアル!」そう言って、笑った。
「え?どういう事ですか?」リディアが訊くと、花依は
「編入試験の成績がよければ、申請したら奨学金がもらえるアル。」そう答えた。
「確かに奨学金があれば、何とかなるわね。うちのは他のとシステムが違うみたいだし。」
眞那もそう言った。


眞那達が通っている学校、「私立月宮学園」には、他とは違う様々なものがあった。
・独自のシステムを持つ奨学金制度や特待生制度
・校内にカフェテリアやコンビニなどがある
など、設備面では全国でもトップクラスと言っていい。
さらに、私立でありながら、公立並みの学費なども人気の理由だろう。
そのため、毎年倍率が5倍近くになる。


眞那から簡単に学校の説明を受けたリディアは、
「難しいかもしれないけど、頑張ってみます。
 一人でいる間は危険かもしれないし・・・
 シグくんもいるし、眞那さんも花依さんもいるなら、安心ですし。」そう言った。
「よし、そうと決まったら編入試験に向けて勉強しよう!私たちも協力するよ!」眞那はそう言った。
「はい!」リディアは笑顔で答えた。
「それに、住む家が決まってないのなら、ここにいればいいよ。理王くんも隣だしね。」
「え?いいんですか?」リディアが聞き返すと、
「いいのいいの。困ってる人は放っておけないし。それに、友達なんだから、そんなこと気にしないで!」眞那はそう答えた。
「う~ん、じゃあよろしくお願いします。」リディアはそう言った。
「うん、こちらこそよろしく!」
「よろしくアル~」二人もそう答えた。




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