螺旋の旋律 ~SPIRAL~

螺旋の旋律 ~SPIRAL~

~Act:2~

傭兵ギルドと彰の依頼


ここは傭兵ギルド。
様々な目的を抱えた者が、傭兵として集っている。
富と名声を求める者、家族を養うために戦う者、自らの力を高めようとする者・・・
数多の者がそこにいる。



雛菊 桃華も、「孤児院の子たちを養うため」にそのギルドに所属している。



桃華が紫野と再会した翌日、桃華たちがいる孤児院に一人の少年がやって来た。
少年の名は『北城院 彰(ほうじょういん あきら)』。
『フィーリオン』の剣術の名家、北城院家の少年。
彼は、剣術の修行のため、桃華と同じ傭兵ギルドに参加していた。

そんな彼が桃華の元を訪れたのは、ギルドからの任務の協力を依頼するためだった。


「・・・という訳なんです。それで、その任務に協力していただきたくて・・・」
彰は任務について説明したあと、桃華にそう言った。
「でも、どうして、私なんですか?他にも色々と人はいるのに・・・」桃華は彰がその任務に自分を選んだことを疑問に感じて、そう訊いた。
「私が雛菊さんを選んだ理由は、この任務では、『ターゲットを守りつつ、出来る限り傷付けずに連れ帰る』ことだからです。
 あなたは魔法と剣術の両方が使えると聞きました。そして、相手の動きを封じる魔法が使えるとも聞いているので、それなら相手を殺さずに捕らえることができると思ったからです。」
彰は桃華を選んだ理由について、そう説明した。
「そうですか・・・。そう言うことなら、できる限り協力させていただきます。」
桃華はそう言って依頼に関して詳しい説明を聞き、彰に協力することにした。


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