ダトニケ熱い小説

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ポコメタンができるまで。



                                   つい、放屁してしまいました。そのとき、臭い、音、色(色!?どんだけ濃い屁だよ)などで周囲の人にばれてしまうと恥ずかしいです。周りに誰もいなくて、一人でむせたりすることもあります。むせるほど臭いのにニヤリとしてしまうのは人の心の不思議の一つだと思います。その臭いの度合い、深さで便意の予測ができて放屁に助けられることだってあるはずです。

 みんなの前でオナラをすると恥ずかしいというのが大半であると思います。例えば、我慢できなくなった生徒が小学校の授業中にが無色だったものの、音とほのかな臭いのするオナラをしてしまった。しかも普段おとなしい子供で、それが女子だったとしますと、泣いてしまうことでしょう。そして、周りの生徒が「くせー」などといってはやしたててしまったら、その日、一日ブルーな気持ちのままですごすことになることでしょう。ひょっとしたら翌日の登校の時間まで気持ちが回復できない可能性もあります。悪いように考えたらきりがないですが、自殺の可能性だってあります。それは屁がいじめにまで発展した場合です。逆に、オナラをした友達をなぐさめたり、かばったりなどして友情が深まることだってあるはずです。

 「オナラをしたい」「屁が漏れそう」そんなとき駆けつけてくれるのがポコメタンなのです。手足があって歩く。それがポコメタンです。

 理科の授業中にメタンガスという単語がでると「先生、メタンって屁ですよね」と、うけ狙いで発言する生徒がいたりします。それに対し先生も「ああ、そうだ。俺の腕時計もメタンでできている」などと一つ捻ったギャグを返します。が、高学年でもそんなオヤジギャグには対応できず、「ははは、ごめん、ごめん。これはチタンだな」と静まり返った実験室で丸底フラスコだけがガチャン!とつっこみをいれてくるかもしれません。しかし、こういった雰囲気での屁は場を和ませるものであります。

 屁で場が和むといえば、お風呂です。家族で入ったとき、お父さんの屁がよっぽど臭いと多少のひんしゅくを買うかもしれませんが、こういう場合はどうでしょう。湯船の中に入れたタオルで、放ったオナラを捕まえるのです。そうすると、そのタオルの膨れ方で計量器にだってなります。捕らえたオナラを逃がさないようにタオルを手でまとめてあげるとテルテル坊主を作ることができます。「そろそろ逃がしてあげようか」と捕まえた蛍を逃がすようにタオルをひっくり返してやると、お湯を昇るオナラが空気中に顔を出したとき、たいていの場合はかわいい音で「ポコン」となるはずです。バスタオルを使わないと全部のオナラを捕まえられないほどの量のときは、もっとにぶい音がするかもしれませんが。

 「メタン」と「ポコン」の二つの和みを強引に合体させちゃいます。メタンは腕時計になるような素材だ!と、勘違いのようなオヤジギャグが奇跡を起こし、メカを造る素材だということになりました。します!

 ポコンは水中を駆け昇り、空気中ではじけます。まさに目には見えないが動くものということで心のようなもの。ということにします。実際、心が、傷つくことがあったとしても目で見て、傷の深さを知ることはできません。

 ということで、ポコンとメタンが合体してポコメタンが誕生しました。

 さまざまな機能を持つポコメタンの見た目は実に単純なものでありまして、赤いドラム缶に目と口が描いてあり、じゃばら式ホースの腕に手袋がはめてあります。同じくじゃばら式ホースの足に装備した白いデッキシューズだけはおしゃれに見えます。

 心の優しいポコメタンはオナラを我慢する子供だけに見える、愛嬌だけがとりえのロボットです。

 ポコメタンは限界の下腹部めがけて今日も走ります。ポコメタン第一話を近日オープンいたします。


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