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<Ginga Opera へ Warp一押し、お願いします!~☆>Ginga opera ◆ 第二十三話 ◆ マイケル&マリーの交信2 マイケル: 「ところでさー、お前のその浮遊体発生機能なんだけど、それっていつ頃から民間転用されてんだろーなー? おまえん家みたいな大金持ちはさ、いつでも気ままにDNA買えるけどさ、おれっ家なんざ一般国民級じゃさ、なんにも情報公開なしだ。いつもの事だけだけどな。」マリー: 「ちぇっつ。こんなもんいい面の皮だよ。親父の奴、まだ幼稚園のときにこっそり掛かりつけのDNAマネジャーに頼んでたみたいよ。小学校卒業式の時さ、緊張して校長の渡してくれた卒業記念ホログラフの盾もらう時にね、つい力んでさスイッチは言っちゃたんだよね。そん時はまだ、あんまり世間でなじんでなかったじゃん。校長が浮き上がったもんだから大騒ぎしてさー。そこらじゅー、めちゃくちゃだよ。あわてて切ったらさ、校長がドスンって落ちちゃったわけ!」マイケル: 「 あははははー、それじゃさっきの俺ジャン!おまえの腕前じゃねーや、お頭の性能はかわんねー訳だ。金あんだからさー、まずそっちを整合手術したらー。」バキ、ドン、 「うえー。」マイケル: 「おい、おまえ原始人かー。イキナリなにすんだよ。 デジタルDNAの交信切るなよ。素手で殴るなって人類系のマナーじゃないぜ。クローン連中じゃあるまいし。ほんとうに。」マリー: 「ええどうせ、そうでしょうね。類人猿クローンよ。」マイケル: 「あきれた。本当に地声で喋ってるわ...。下品だね。おまえ本当にあの鯉が淵総理の娘か?」マリー: 「だったらなにさね。」 「ええん、.........。」(睨みつけてる!)マイケル: 「分かった分かった。研究所生まれの俺とは違うわな。確かに、代々人類系のありがたい人種だもんな。や、ば、ん。 はははは、かもな!」ボコン!マリー: 「えへん。交信状態は良好ですかー? こちらは華麗なる淑女でありますマリー姫よ。おーほほほほ、ほー。」マイケル: 「げー。気味悪うー。」マリー: 「けっつ、本当にあの24世紀半ばのキャサリン博士があなたのお母さんじゃなかったら、ぶっ殺してるはとうに。」マイケル: 「お陰でしょうかね。ママはプログラム通り人生を生きたらしいけど、僕は自由に生きるのさ。勝手にいつでも死ねるんだぞ。」マリー: 「まあね。あなたのお母さんがDNA情報を残されてお亡くなりになってもう100年ね。本当に予言通りになったわね。女性種の私達だけになってしまったら、人類系はいつかDNA輪廻が停滞して急速に寿命コントロールが聞かなくなる訳だから、純粋な男性種の遺伝DNA情報を持つあなたたちがDNA保存されていなかったら、この惑星系は死体の星星だったわけね。」マイケル: 「そうだぞー、俺達を大切にすんだぞ! さっきみたいに殴ったり蹴ったりしてみろ、犯罪だぞ、このー。」マリー: 「あのねー、少し神妙にすりゃあ、いい気になって!いい加減切れるわよ!」マイケル: 「おおおー、怖えー。助けてー。」マリー: 「もう馬鹿! 嘘よ。 キャサリン先生に感謝してるわ。」涙が、マリーの目に光った。マイケル: 「おい、どうしたんだ。今日だいぶ変だよ。」 * そうなのだ、マイケルは25世紀では貴重な人類系の純粋なDNA(つまりデジタルクローン化細胞を全く移植されていないDNA体)の男性種の一人なのである。幾多のDNA科学の課題や事件を乗り越えて到達した高度なDNA細胞制御技術を実現している25世紀であるが、自然界が最初に作り出した人類の原型を超えることは未だ遥かな目標である。100%デジタルDNAクローン体の人類代替系は、まだ誕生していない。人造細胞手術や転移移植あるいは交換による完全体への誕生以後の変更は容易となって来ているが、受精以前からの完全な形での創造は達成できていない。むしろ、マイケルのような自然DNA体を改めて研究対象とした次世代のデジタルDNA開発が始まったばかりであった。より自然な新人類系の創造を目指しているのだ。
2009.02.28
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<Ginga Opera へ Warp一押し、お願いします!~☆>Ginga opera ◆ 第二十二話 ◆ 砂上の楼閣 数世紀前までは、多くの惑星国家では多数有権者が所属する政党という政治家集団制が取られていたが、先導的な政治家の道具となるにいたる手法であることに変わりは無く、その昔の独裁政治と紙一重の民生主義と称して、実質的には安易で果たす可能性もない「公約」と称する弁論講演で聴衆の人気を煽るプロセス自体も、帝政時代ほどの絶対的な身分制度では無いまでも、殆ど非多数であろうことの無い一般的な生活観を利用することで、多数イコール正義といった単純レトリックで政治の形式を継続する手法が好とされていた時代であった。 多様な社会運営の分析成果を適正にプロセスフィードバックすることは、社会学者の評論でしかなかった時代な訳であるが、それでも支配される側は何かあたかも既存の主力多数政治集団以外の変化が起こる矢も知れないなどという非論理的な可能性を信じ込まされて、それらしい「選挙」といった行事を強いられていた。当然投票率は半数の前後を行き来する現象が続いた。当たり前のことだが、適正なプロセス変更の妥当性など、人気の数量と比例などするはずはなく、99%数年後には期待は裏切られるのだが、数年ごとの「選挙」行事は誰も反対する事はなかった。国民自身の生活が、実質的な株式市況を牛耳る情報戦争に基づく経済的な結果でしかないことを、わざと気づかせない政策が堂々とまかり通り続けた。しかし、400年前に起こったデジタル複製経済戦争の後、ついにそれまでの「砂上の楼閣」としての、非力な政治体制を各国が変更しだした。急速に住みにくくなった地球を離れ、周辺惑星および衛星ステーション技術の改善で、拡散しだした自国民たちを人種の鎖だけで繋ぎ止められなくなった各国の首脳陣は、ついに実質的なあらゆる多様な可能性を効率的に導入適用できる非政党集団制で、かつ出来うる限り多くの政策技術の出現を評価できるように、デジタルDNA-NET元老院制を導入した。これによって、自国での発言力が最も高くなる出身国での国民所属制を基盤とした惑星国家政体へ移行していった。各惑星国家は、他国よりも数秒でも数コスモ$でも多く価値を自国に留保できるような政策をデジタルDNA-NET連邦議会制である銀河元老院でも成立させるべく、凌ぎを削っている。最高の哲学と科学の融合された政治を保障するマネージメントの発言権力を、元老院から発言を認められている各惑星国家外交大臣たちは駆使するのである。ここで決定された銀河連邦条例に基づく経済貿易での収益が、結果として自国の国民へ還元される実質リターンとなる。いまや「選挙」とは、政治体制を決めるのではなく、この数年のGDP所得の成果へ貢献した効率的なプロセス・オペレーションを発動できた元老院の継続権限保障を認めるための手続きでしかなく、むしろ収穫を喜ぶ国民の祝賀祭の趣が強い。だが、デジタルDNA-NETとそれを支える元老院政治にも当然莫大な利権が絡んでいる事も古と変わらない。その点では、30世紀現代のCYBER-NET社会も「砂上の楼閣」からは免れ得ないのであろう。
2009.02.11
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<Ginga Opera へ Warp一押し、お願いします!~☆>Ginga opera ◆ 第十七話 ◆ DNA量子ブーメラン伝送CPUとの認識映像共有投影 イーゼス国国家図書館が発生させる環境映像情報量は膨大な伝送量であるが、全衛星都市間でトラフィックが迷走しないようにグリッド構造でブーメラン伝送リンクされて全人類系、クローン人類系、動物高等系、環境植物系そして環境構造系映像処理系が整然と管理されている時代であるから、過去の様に余計な宣伝広告のための構造物情報といったものは一切無い。 全情報デジタルNET系で共有されている映像イメージがデジタルDNA量子CPUを内蔵された頭脳細胞により、完全に共有されている。本来の人類系の生物脳細胞とのコラボレーションを実現できたことは、19 世紀の地球人が理想とした研究の概念が見事に実現され、さらに進化している実例であろうか。過去との交信すら実現できそうな...、正確にはそういった能力を持つDNA量子化配列を頭脳へ組み込む事が許された一部の貴族では、訓練によってある程度の時空を超越したイメージの制御が可能となってきている。また同様に空間物体に人体から電磁力を発生させて意識の通りに移動させる機能も、DNAクローン技術の進歩で極めて高額であるが高齢者や人体機能不全が始まった人類系への機能補強補足技術として販売され始めている。
2009.02.02
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