**Diary**

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初めての救急車



2001.7.28 この日は、昼からパパとイガ丸とたまご姫の実家へ。
      パパと久しぶりにデート。イガ丸はお留守番。
      前から見たかった「AI」を見る。 
      その後勤めていた頃よく行ったイタリアンのお店で夕飯を食べる。
      パパは次の日朝早くから仕事があり、帰宅。
      たまご姫とイガ丸は実家にお泊まり。
      日課になっていた妊婦体操を一通りやって寝る。

2001.7.29 深夜0時頃、身体に違和感を感じ目が覚める。
      どうやらおもらしをしてしまったらしい。
      お手洗いに行くもちょろちょろと水が降りてくる。
      たまご姫、イガ丸の出産の時も破水からだった…。   
      瞬間的に思ったことは「やばいなあ。まだ25週と1日だよ…」
      以前ポリープの癌検診をしていただいた病院に無理を覚悟で電話。
      とりあえず来てくださいといわれ、実家の父親を起こし病院へ。
      すぐに内診。先生はとても困った顔をしている。
     「まだ赤ちゃんは650グラムくらい。今は元気に動いています。
      ここでは適切な処置ができないので名古屋の○○病院へ運びますね。
      大丈夫。○○病院は愛知県で一番の病院だから」
      導尿のため、バルーンを入れられその瞬間からベット上絶対安静の       
      日々が始まった。
      救急車を待つ間、色々なことを考えた。
     「赤ちゃんは助かるのかなあ。」
     「○○病院についたらすぐ出産なんだろうなあ」
     「イガ丸のことどうしよう…」 
      でも不思議と怖いとかは思わなかった。

     救急車には父が一緒に乗ってくれた。
     父は私を笑わせようと色々な話をしてくれた。
     父のそんな思いやりが本当に嬉しかった。

     救急車で○○病院に到着したら、本当に色々な検査をされた。
     その検査の途中ばあんとすごい音がして、完全に破水をしてしまった。     
     涙が出てきて止まらなかった。
     妊娠してから、イガ丸の事を極力抱っこしないように慎重に慎重に頑張     
     ってきたのに、何で?そればかり。
     携帯で連絡を取ったパパが病院に来た。
     先生とパパ、たまご姫でこれからの治療、今の赤ちゃんの状況の説明を     
     受ける。
    ・なるべく赤ちゃんをお腹の中にとどまらせるように治療する。そのため     
     には完全なベット上の安静
    ・人口羊水をお腹の中に針を刺して注入する治療が中心
    ・もし早い段階で陣痛が来てしまったら薬を使って陣痛をとどめる
     (この薬は副作用がきつくパパは同意書を書かされた)
    ・今の赤ちゃんの推定体重は650グラム。今産まれてしまうとかなり高     
     い確率で障害を持つことになると思われる   etc…
     とにかく先生にお任せするしかない。私はまな板の上の鯉なのだから。

    ○○病院はリスクを持って出産に臨む妊婦さん達のPICUという無菌室があ    
    ります。
    入れるのは夫、両親のみ
    実の子どもも週に1回30分のみ。
    子どもに会えないのは本当に想像を絶するほどつらいです。
    特に私の場合、イガ丸に入院してくるからと言うことを伝えてでてきたわ    
    けでは有りません。
    きっと朝起きたら隣で寝ていたはずのママが突然姿を消してしまいびっく    
    りするだろうなあとぼんやりと考えていた。

    深夜遅くにパパのお父さんとお母さんも病院に来てくれた。
    みんなが心配そうな顔をしているのが本当につらくて申し訳ない。
   「イガ丸の事はみんなで協力して何とかするから○○ちゃん(たまご姫)は    
    赤ちゃんのことだけを考えていればいいから…」と義父が言ってくれる。    
    ありがたかったけれど、本当に本当にイガ丸のことが心配だった。

    みんなが帰ってしまって、病室(PICU)にうつる。
    どんどん水が降りてくる。そのため大人用のおむつを当てられる。
    赤ちゃんはきっと水がなくなってびっくりしているだろうなあ。
    不安で一睡もできなかった。
    真っ暗の部屋がとても怖くてたまらなかった。
    ママの気持ちを知ってか知らずか、赤ちゃんはお腹の中で本当によく動い    
    ていた。
   (くよくよしてたって始まらないからママも頑張ってよ)とお腹の中の小さ    
    な小さな赤ちゃんが励ましてくれている気がした。

    今日は在胎25週と1日。
    どれだけ頑張れるか分からないけれど、やれるところまで頑張ろう。







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