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天の道を往き、総てを司る
後編
目の前に立つ、自分と瓜二つの少女にそう呼ばれ戸惑う。
一方、紅いリーアに似た少女は顎に人差し指をあて何か唸っている。
「あれ? お姉ちゃん……じゃやっぱ変かな……う~ん……ま、いいや。お姉ちゃんのがしっくりくるし」
聞いている方には意味不明な事を呟くがすぐに自己完結し、リーアにまた屈託のない満面の笑みを向ける。
「と、言うわけで……私はリノア。よろしくね、お姉ちゃん」
「リ……ノア……?」
「うん! お姉ちゃんと名前と良く似たのを自分で考えたんだ。覚えやすいでしょ?」
見た目はリーアと瓜二つで体格までそっくりそのまま同じなのだが、まるで3~5歳児の子供のような印象を受ける。
笑顔のままリノアはリーアに駆け寄り、正面から抱きつく。
「あっ……」
「お姉ちゃん、つーかまーえた♪」
漫画ならば語尾にハートか音符マークが付いていそうなトーンでではしゃぐ。
体を完璧に密着させ、リーアに頬ずりをしながら嬉しそうに言う。
「お姉ちゃんいい臭い……ずっとこのままでいたいなぁ……」
「えっ……あ……あの……きゃっ」
そのまま背後の壁に押しつけられるような形になる。
リノアはリーアの顔を下から覗き込み、うっすらと笑みを浮かべる。
「お姉ちゃん……」
その笑顔は先程まで見せていた無邪気な物とは違い、どこか妖艶な雰囲気を纏っている。
それにリーアは恐怖に似たような物を感じ、リノアを押しのけようとするが想像以上に強い力で押さえ込まれ押しのける事も叶わない。
リノアはリーアに顔を近づけ、距離が零へと近づく。
「だぁい好き……」
リノアの唇がリーアの唇へ重なった。
緑色の装甲を持つ巨人に蹂躙される千丈の街。
逃げまどう人混みの中、結衣と奈々穂は住宅地へと向かっていた。
否、正確には住宅地へと向かう奈々穂を結衣が追っている……と言う方が正しい。
「ちょっと待って、奈々穂! そっちは危ないって!」
「でも! 家にお婆ちゃんが……今日は体調悪くて起きられないって……っ!」
そう言われて、奈々穂は祖母と二人暮らしだった事を思い出す。
彼女にとって唯一の家族、それを心配するのは当然だが……あの巨人を追い越し、自宅へ行くのは幾らなんでも無謀すぎる。
巨人を横目で見ながら、結衣は以前少しだけ聞かされた話を思い出す。
(あれがウィルツ博士達が言っていたヴォルガーラの巨人……? まさか、本当に実在するなんて……)
知り合いの科学者達から何度か話は聞かされていたが、彼女自身、それを殆どまともに聞いていなかった。
宇宙からいずれ機械の巨人が襲来するかもしれない……等という話を真面目に聞けというのがそもそも無理な話なのだ。
(こんな事ならもっと真面目に話を聞いておけば良かったかも……っ!)
少しばかり後悔しながら、奈々穂の後を全速力で追う。
巨人は額からレーザーを放ち、周辺のビルを破壊し、街を焦土へ変えていく。
やがて、栄光号や士魂号などの人型戦車やM9などを主力とした国連軍の在留部隊が展開し、巨人への攻撃態勢を整える。
だが、それは無意味に終わると結衣は確信していた。
(ヴォルガーラ相手に、あんな攻撃無意味なのに)
巨人、ヴォルガーラへ軍が攻撃を開始。
マシンガンやミサイルが一斉に放たれ、全て直撃するがヴォルガーラの装甲に傷一つ付ける事すら叶わない。
そして、ヴォルガーラは軍の部隊など存在しない物かのように踏み潰しながら、街の蹂躙を続ける。
「なっ……何よ、あれ」
千丈駅ビル、6階の窓から街を見ていた女性がヴォルガーラの姿を見て信じられないといった風な声を出す。
全長4~50m前後といった所であろう機械仕掛けの巨人は存在そのものが桁外れで、M9や栄光号など物ともせず街を蹂躙する。
圧倒的とはまさにこの事だろう。
「……っと、こんな事してる場合じゃないんだった」
女性はハッと我に返り、窓から離れ6階フロアを見渡す。
下で見かけた青い髪の少女を追ってここまで来たは良いが、先ほどの逃げ惑う客達の波に逆らいながら行うのはさすがに困難だった。
それでも何とかこの階まで調べ終えた。8階建てのビルだけにここまで探していないのなら、ビルの中にはいないのかもしれない。
しかし、ここまで探したのだから最後まで探さなければ気分が悪い。
「さて、とりあえず7階にでも……っ!?」
その時、不意に殺気を感じた女性はその場から飛びのき、柱の陰へ身を隠す。
直後、数発の銃声と共に先ほどまで立っていた場所めがけ銃弾が撃たれる。
窓ガラスが撃ち抜かれた事からして、外からの狙撃だと即座に判断、懐から銃を取り出し、構える。
「何……? 確かにいろいろ恨みは買ってるけど、こんな時にまで狙ってくる?」
「貴女が相手なら……時間も場所も関係無いわ」
不意に聞こえてくる少女の声……そして、何かが空気を切る音と共に女性目掛け襲い掛かる。
女性は身を屈めて飛びのき、別の柱の陰へと移動する。
直後、先ほどまで隠れていた柱から甲高い音が響き、何かに打ち付けられたような傷が残る。
「あら……随分と身軽になったのね。神楽月……鳴さん?」
少し離れた柱の陰から赤いチャイナドレス風の服に身を包んだ少女が姿を現す。
右手には先端に重りを取り付けた蛇のように長い鞭が握られ、口元にうっすらとサディスティックな笑みを浮かべている。
「3年前は簡単に捕まえられたのに……腕上げた?」
神楽月鳴……そう呼ばれた女性は軽くため息をつき、銃を向ける。
「……一番会いたくない奴の一人にあうなんて、ついてないわね。ホント」
「せっかくの再開なのに冷たいわねぇ……前みたいに可愛がってあげようって……言うのにさ!」
少女が鞭を振るう。
鳴はそれを避け、銃の引き金を引く。
少女は鞭を引き戻し、まるで自らの手足のように振り回し、銃弾を弾き落とす。
「ゴメンね。私、そっちの趣味は無いのよ」
銃を少女へ向けたまま、鳴は油断無く身構える。
一方、少女は相変わらず笑みを浮かべたまま鞭を手の中で弄んでいる。
「あら……気にしなくていいわよ? そっちの趣味に目覚めさせてあげるから」
鞭を床へ打ち据え、鳴を正面から睨む。
「特に……貴女は念入りにね」
腰の後ろに手を伸ばし、鉄鞭を取り出す。
鳴は呆れ顔でため息をつき、少女を見据える。
「だぁかぁらぁ……遠慮するって言ってんのが聞こえない? 趣味の押しつけって最悪よ」
その言葉を合図に、二人は互いへの攻撃を再開する。
鞭と銃弾がフロア内を飛び交う。
「国連の部隊は全滅だな……ヴォルガーラ相手にあの程度の攻撃が通用するものか」
財団本部……モニターで地上の戦闘を確認していたウィルツは顔色ひとつ変えずにそう呟く。
彼の言う通り、国連軍の攻撃はヴォルガーラの前にはすべて無力も同然で、傷ひとつ付ける事すら出来ていない。
一方のヴォルガーラは国連軍の機体をその辺を這いずり回る虫けらのごとく踏み潰しながらレーザーで街を破壊している。
その光景はもはや戦闘ですら無い。
「ウィルツ博士! 何落ち着き払ったように言ってんの!?」
その余りにも冷静な様子に思わずエルニィが悲鳴のような声をあげる。
すぐ真上の街が突然現れた巨大ロボットに破壊されているというのに彼の態度は不自然なぐらい落ち着いている。
「我々はヴォルガーラの襲来を何年も前から予測していた。……予測よりも早かったがね」
落ち着いた態度を崩さず、ウィルツは手元の通信機を取り、格納庫と連絡を取る。
「ウィルツだ。ヴァヴェルの準備はどうなっている?」
『後はアルケミックドライブの起動だけです。こっちは何時でも行けますよ!』
「わかった」
一言それだけ言って通信機を切る。
「さて……木南君。理事長の現在地位はわかるか?」
近くにいるオペレーターの女性、木南薫子へ言う。
薫子は手元のコンソールを操作しながらそれに答える。
「現在、市街地を東へ向かっています」
そう答える彼女の目の前のモニターには簡略化された千丈市街のマップと点滅しながら移動する赤い丸が映されている。
「ふむ……木南君、理事長を呼びだしてくれ。ヴァヴェルを機動させるには彼女が必要だ」
「了解しました」
薫子は手元のパネルで通信を市街全域に設置されている緊急警報用のスピーカーへと直結させ、通信機のスイッチをいれる。
「月岡さん、月岡結衣さん! 聞こえますか!?」
『月岡さん、月岡結衣さん! 聞こえますか!?』
突如、街中のスピーカーから聞こえてくる自分の名前に驚き、結衣は足を止める。
「何……この声、薫子さん?」
『月岡結衣さん、三千年委員会が貴女を必要としています!』
「委員会が……?」
その言葉に結衣は表情を硬くし、嫌な事を想いだしたかのような顔をする。
彼女にとって三千年委員会という言葉は良い感じのする物ではない。
「……どうしたの?」
いきなり足を止めた結衣に心配そうな顔で奈々穂が声をかける。
「この放送、貴女の事呼んでるみたいだけど……」
「……いい。なんでもないから……急ご」
そう言い、奈々穂を急かすように再び走り始める。
いまだに流れ続ける放送を完全に無視し、奈々穂の家へと向かう。
その途中、人混みをさけて通っている路地裏からでもはっきりと見えるヴォルガーラの姿を見やる。
「……っ」
我が物顔で街を蹂躙するヴォルガーラの姿に憤りを感じながら、それを振り払うように結衣は街の中を走る。
「こちらの攻撃が通用しないだとぉ……!? ええい、この巨人は化け物か!?」
ヴォルガーラの足下で攻撃を続けているAS、M6ブッシュネルのコクピットで赤城龍之介は驚きと怒を含ませた声で叫ぶ。
最近、幻獣の進行が激しくなりつつある青森への応援の為に千丈で輸送船に乗り込もうとした際に突然の敵襲。
青森へ行く前の景気づけとばかりに出撃したは良いが結果はどうだ。
「あ……赤城隊長! もう持ちません!」
すでに部下の乗ったASは全て大破。
戦死者が一人もいないのは幸いだが、敵にかすり傷一つ追わせず、更に足止めにすらならないというは屈辱極まりない。
「馬鹿な……我ら、練馬レッドドラゴンがこうも一方的に……っ!」
やけくそ気味に撃っていたマシンガンの弾も予備を含めて全て撃ち尽くした。
ヴォルガーラの足――歩くために持ち上げた――がゆっくりとブッシュネルの頭上へ迫る。
「ええい! 遺憾ながら機体を放棄! 全員撤退せよ!」
コクピットハッチを開きながら叫び、即座にブッシュネルから飛び降りその場から走り去る。
直後、ブッシュネルはヴォルガーラにまるで紙くずの如く踏みつぶされ爆散した。
「っ!?」
リーアはリノアに得体の知れない恐怖を感じ、強引に彼女を振り解く。
振り解かれたリノアはそのまま仰向けに床へ倒れ、リーアは首元を押さえながら大きく肩を上下させ、嫌悪の表情でリノアをみやる。
「ちぇっ……お姉ちゃん冷たいなぁ。キスぐらいでそんなに怒っちゃって」
リノアはため息混じりに呟きながら、起きあがる。
不機嫌そうに頬を膨らませていたが……すぐに機嫌を直し、屈託のない笑顔を見せる。
「まぁ、いいや。すぐにお姉ちゃん私の物になるわけだし……」
「何……?」
リノアは腕を後ろ手に組み、リーアを見やる。
「すぐに……わかるよ」
すっと目を細めて呟いた直後、リノアは床を蹴り……一気に距離を詰める。
直後、リーアの腹部に重い衝撃が走る。
「あっ……がっ……!」
「ふふっ……お姉ちゃん、こんなのも避けれないの?」
リーアの腹部にリノアの拳が突き刺ささる。
「ま、避けなくていいけどね。だって……私の方が強いし」
拳を引き抜き、リーアが膝をつく直前に足を振り上げ、彼女の体を蹴り上げる。
柱に叩きつけたリーアの腹部へ膝蹴り。すぐさま、髪を鷲掴みにし頭を持ち上げ、胸へ掌底を入れる。
「がぁっ!」
胸への強打に加え、背中が叩きつけられた柱による衝撃にリーアの口から少量の血が吐き出される。
リノアはクスクスと笑いながら、リーアの耳元でそっと呟く。
「お姉ちゃん……また、キスしちゃうよ?」
「……っ!」
右腕をリノアの顔面目掛け振るうが、難無く止められ、後ろ手に捻り上げられる。
そのままリーアの首を左腕で締め上げ、背中から押さえつける。
「あっ……ぐぁ……っ!」
「フフフ……このままじゃ、負けちゃうよ? お姉ちゃん」
リノアの顔に無邪気で残酷で、それでいて……愛らしさを吹くんだ笑みが張り付いた。
駅ビル2階……リーアとはぐれ、人混みに押し流された赤緒はそこにいた。
ビルの周辺でリーアを探したのだが何処にも姿が見あたらず、もしやと思いビルの中へと再び足を踏み入れたのだ。
「ここにもいない……上の階かしら……?」
彼女とはぐれたのはビルの屋上だった。
なら屋上にまだいるかもしれない。そう思い、エレベーターのボタンを押す。
7階で止まっていたエレベーターが動き出し1階へと降り始める。
「早く……早く……」
外で暴れている機械の巨人がいつこっちに来るか解らない。
エレベーターの動きはこういうときに限って非常に遅く感じる物だ。
「……っ」
いっそ階段であがった方が早いかと足を向けた瞬間、階段から一人の女性が転がり落ちてくる。
「ぐっ!」
女性……鳴は階段の真上目掛け銃を連射しながら、その場を飛び退く。
直後、何かが床に打ち据えられパネルが砕け……そこへチャイナドレスを纏った少女が降り立つ。
「6階から2階まで……随分と持ったわね。フフフ……ホント、腕あげてるわ」
少女は右手に持つ鞭を玩具を弄ぶ子供のように振り、手の中で遊ばせながら鳴を見る。
鳴は肩を激しく上下さえ、息を吐きながら銃のマガジンを取り替える。
青いベストは少女との戦闘で破け、オレンジ色のノースリーブシャツとジーパンのみ……それも所々が微かに破けている。
対する少女もチャイナドレスのあちこちが破けており、頬には銃弾が掠めた後が残っている。
「でも、そろそろ遊ぶのも飽きてきたから……いい加減に決着つけない?」
「同感。さっさとアンタ始末して上に戻らないとね」
二人とも赤緒の存在に気付いていないのか、完全に二人の世界に入っている。
銃の引き金に手を掛け、ゆっくりと立ち上がる鳴と鞭をしならせ、鉄鞭を握りしめる少女。
にらみ合いの後……二人は同時に互いの武器を構え、動いた。
「ヴォルガーラ……レプトン・カーボナイト合金の巨人。やはり実在していたか……」
ヴォルガーラが蹂躙を続ける街……逃げまどう人々の流れの中に、一人の老人が立っている。
長い間手入れをしていないのか、ボサボサの髪の毛と伸びっぱなしの髭、乱れたカッターシャツと白衣姿の老人はまるでヴォルガーラに見惚れているかのようにその場で立ち尽くしている。
「ヴォルガーラが来たとなれば人類に未来はない……もはや何処へ逃げても同じだ」
クククと狂気じみた笑みすら浮かべ、老人……蓬莱は呟く。
ふと、視界の隅に見慣れた顔の少女の姿が見えた。
「……理事長?」
「蓬莱博士……? 何してるんですか、こんな所で!」
その少女、月岡結衣は足を蓬莱の元へと向け駆け寄る。
「危ないですよ! 早く逃げてください!」
「逃げる? 何処へ逃げると言うのかね?」
狂気じみた苦笑で結衣の言葉を一笑する。
昔からこの人のこういう所が苦手だった結衣は一瞬だけ嫌悪の表情を浮かべる。
「それよりも……君にはやる事があるのでは無いのかね?」
そう言いながら蓬莱は目線の先にある建物を指さす。
「委員会へ行き、機人を機動させるのが君の役目の筈だ。さっきから放送で何度も呼ばれているぞ?」
「それは……」
意識しないようにしていた放送を耳にし、表情が曇る。
委員会の理事長という立場……形だけではあるが、それなりに重要な位置にいる事は結衣にとって苛立ちの原因でしかない。
それ以前に、委員会は彼女にとって良い思い出のある場所ではないのだ。
「機人の力無しではヴォルガーラには勝てん。君も話の上では知っていた筈だし……現に目にした筈だ」
ASや人型戦車の力では全く歯が立たないという事は此処に来るまでに嫌と言うほど見た。
確かに、委員会で開発された機人以外では歯が立たないだろう。しかし、そう簡単に割り切れるほど、結衣は大人ではない。
「行け、委員会へ。君がやるべき事はそれだ」
そう言い残し、蓬莱は結衣に背を向け曲がり角の奥へと消えていく。
「あっ……待ってくださ」
その後を追おうと結衣が走り出した瞬間、ヴォルガーラが放った数発のレーザーが周囲に直撃する。
「きゃあああああ!」
爆風で大きく吹き飛ばされ、道路の上を転がる。
痛みに表情を歪めながらなんとか体を起こす……視界に飛び込んできた物は無惨に破壊された町の景色。
「く……ぅ……そうだ、博士は!?」
蓬莱が歩いていった方を見やる……そこはすでにレーザーの直撃で破壊され、火の海と化している。
歩いていった直後にこれだ。恐らく、いや確実に生きてはいないだろう。
「そんな……あ、奈々穂は!?」
ここまで一緒に来た友人の姿を探す。
奈々穂の姿はすぐに発見出来た。近くで道路の上に同じく横たわっている。
「奈々穂!」
すぐに駆け寄り、奈々穂を抱き起こす。
気を失っているが怪我も無く、無事なようだ。
「良かったぁ……」
ほっと安堵する間も無く、ヴォルガーラは再びレーザーを発射しながら街を破壊し始める。
「千丈が……」
生まれてから今までずっと過ごしてきた街がまるで積み木の城の如く、いとも簡単に一方的に破壊されていく。
「おい! 無事か!」
そこに数人の軍服を着た男達が走ってくる。
どうやら逃げ遅れた人々を誘導する為に街中を走り回っている部隊のようだ。
「ここもそろそろ危ない。この先に避難用のトラックが……」
「……すいません! この子お願いします!」
奈々穂を男達に預けると、そのまま背を向け、結衣は走り出す。
「おい君! 何処に行くんだ!?」
男達の言葉を無視し、ヴォルガーラのいる方向と反対側にある建物へと向かう。
文明保全財団本部……その地下にある物を目指して。
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