髪を切る



 ただ髪を切る
 ただ伸びて来た髪を切るのとは違う


 失恋をして髪を切る

 あんなに美しかった君の長い髪
 でも、短い髪も似合うよ

 ほらそんな顔をしないで笑って?
 新しい恋をすればいいじゃないか
 涙を流しながら僕の肩に顔をうずめた君

 もう何回目だろう・・・・
 そして僕は後何回君に肩を貸すことができるのだろう
 この先の長い月日をいつまでともにすることができるのだろうか?
 ぃぁ、僕にはもう時間がない

 早く幸せになって
 僕を安心させて

 僕には後半年しかないんだ
 なぜならただの公園の木でしかない僕は
 公園が無くなると同時に消えてしまうのだから

 君の本当の幸せを僕に見せて
 それが僕の願いだから
 一生僕に気づくことのない君の 幸せを見せて


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