優しさ

ゥチが気づぃた時には、学校じゃなヵった。



少し見慣れた病室。



窓の外はもう暗い。



時計は12時を指していた。



ゥチの膝の当たりで、誰かが寝てる。



きっとお母さんだね。



トイレに行こうと思って、ベッドから降りようとした時、



右手がすっごく痛んだ。



きっと、イスが当たって怪我したんだろうな。



立ち上がると、頭がフラフラした。



トイレに行って、戻ってきたら、お母さんが起きてた。



「ん、、、起こしちゃった?ごめんね。」



「んあ、、、別に。おはよう」



な゙!!!お母さんじゃない。龍斗!?



「り、、、りゅぅ、、、と!?」



「ん、、、あぁ。うん」



ぇぇぇぇぇぇ、、、何で龍斗が、、、、



「何で?お母さんは?」



「帰った。俺が着いてるからって言ったら、ありがとうってさ」



「ふぅん。」



「うん、まぁそういう事だから、まだ12時だし朝まで寝れよ」



「ぁ、ぅん。ぁの、、龍斗?」



「あい?」



「昨日、ごめん、、、、ね?、、、ゥチ、、、言ぃ、、、過ぎた、、、」



涙が自然と溢れてきた。



「いいって。泣く事ないじゃんww」



「だ、、、ってぇ、、、、今日、、、龍斗、、、怒ってた、、、」



「あぁ、あれは、花梨の事いじめてる奴って誰だ?って女子に聞いても教えてくれねぇからイラついてたんだ。心配させたんなら、、、ゴメン。」



すっごくすっごく優しくって、久しぶりに優しくされて、、、



涙が出てきて、しゃくりあげながら泣いた。



そしたら、龍斗がゥチを抱きしめながら言ってくれた。



「もう、大丈夫だから。誰も花梨の事いじめたりしないから、、、。」



ゥチは、その後、泣き疲れて寝たらしい。



気がつくと、龍斗はいなくて、お母さんが居た。


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