DINDINの日記

クローン車に要注意



Sさん夫婦はうちと同じ花植え、市場に卸す商売をしています。
住んでいるのはやはりSITIOのある田舎。

そして、商売用の大型トラック1台と、
普通の乗用車1台(サンタナ、89年型)
を所有しています。

市場の帰りにはちょっと一杯ビールを引っ掛けるのが常の
Sさん。  トラック運転中、何度か、スピード違反で罰金を取られており、
そのことを解決するため、デスパッシャンテという、
ある機関に出向きました。(↑日本語でなんていうんだろう??)

すると、トラックとは別に、普通車の方が、度重なるスピード違反で
すでに失点。罰金額は約1000レアル近く(約4万円)
免許停止の状態になっています。

詳細を見ると、ここからは大分遠い、VIA DUTRA という国道を、
150キロを超えるスピードでガンガン走りまくっているところを写真に撮られているのです。

ブラジルでは、スピード違反を取り締まるため、
いろいろな場所に、隠しカメラ、シャッターが備え付けられており、
一定のスピードを超えると、ナンバープレートごと写真に撮られ、
後で罰金の請求が来ます。

Sさんは、その写真を撮られている日、市場帰りで
うちで寝ていたし、第一、89年型のサンタナが150キロも出るわけネーだろ!
と頭にきています。

その他のサンタナに関する違反も、全く身に覚えのないことらしいのです。

そこで聞いたのがクローン車の話でした。

よく田舎の車が狙われるのですが
全く同じ色、車種の車に、
ナンバープレートを偽造してくっつけ、
街で好き放題走りまくる。

たとえばSさんのサンタナを見た犯人が
ナンバープレートの番号を控え、
同じ車種、色のサンタナに、Sさんのと同じ
ナンバープレートをつけて走る。

すると、罰金は当然、車の所有者として登録されている
哀れな被害者であるSさんにやってくるわけです。

Sさんは、問題を早く解決できるように
デスパッシャンテに金を握らせようとしたそうですが、
断られたということでした。(こういう風に金を握らせる
のも、ブラジルではよくあること)

そして、デスパッシャンテという機関自体が、犯人と癒着している
ケースも多く、怪しいという事です。

免許無効、1000レアル近い罰金を払った上で、
再び免許取得しなくてはなりません。

まったく、お気の毒な事件!!














© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: