つれづれなる徒然奇行

私的厳選本 高田崇史

QED百人一首の呪
書籍名:Q.E.D~百人一首の呪~
著者名:高田崇史
出版社:講談社

感想:
ミステリの感想書いてないな・・・と思ったので、オススメの一冊。
メフィスト賞受賞作です。シリーズで以下続巻。ご本人公認HPによると近いうちに新刊が出そうです。楽しみ☆
買ってパラパラと捲り・・・「なんじゃこら? でかい紙が途中に挟み込んである。乱丁?」と思ってみたら百人一首でした☆ しかし、このリスト・・・なんど切り離しそうになったことか。以前全首覚えた実績があるので確認したところ、10首くらいしか覚えていませんでした。脳細胞が死んでいる・・・。
この方の作品のテーマはテビュー作が「百人一首」その後「六歌仙」「ホームズ」「坂本龍馬」などツボに入るものが多く、今ではすっかりファンになっています。
メインキャラクターはタタルさんと奈々ちゃん、クマツザキさん。彼らは主にバーで落ち合い、酒を飲みながら事件や歴史に付いて語ります。そのお酒・・・美味しそうなんです!! タタルさんのスタンダードナンバー・ギムレット。奈々ちゃんのよく飲むホワイト・レディは辛党・すっぱい系が好きな私にぴったりです。野望としてはタタルさんが奈々ちゃんに勧めていたレオナルド(シャンパンとクラッシュイチゴのカクテルらしい・・・)を飲んでみたいものです。・・・はっ! これじゃ、酒批評?! まあとにかく、一女性読者としては一向に進まない二人の仲も(進むどころか始まってすら・・・)ジレジレして読んでいます。奈々ちゃん、自分から動いては如何かな?
蛇足ですが、この本の新作「龍馬暗殺」を読んだ後、電車で観光中のおじいさんにつかまり、「ワシは龍馬ファンで・・・」という会話が始まりました。良かった、読んでいたからコアな話にもついていけるわ・・・。と10分ほど会話を楽しむことが出来ました。歴史にも強くなる、一石二鳥のミステリです。


ジレジレ度 ☆☆☆★★
歴史勉強度 ☆☆☆☆☆
アルコール度  ☆☆☆☆☆


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: