つれづれなる徒然奇行

★私的厳選本 高月まつり

ファンキービターアトラクション
書籍名:ファンキービターアトラクション
著者名:高月まつり
出版社:オークラ出版

感想:
BL苦手な方には何の足しにもなりません。ご注意☆
表紙が可愛かったので買った本。この作家の知識なしで購入した本です。
まず、これはコメディです。主人公が長谷川平蔵(オニ平)×高野一太郎です。
時代劇の主人公とワープロソフトが名前なのです。コメディじゃなくシリアスだったら困ります。ちなみに、この可哀想な名前の二人は高校生です。
平蔵は学園のアイドル的正統派猫かぶり美少年(美青年か?) 一方一太郎は「将来の夢は家政婦!」と言い切る「家庭科の鉄人」。料理はプロハダシ。裁縫も掃除も得意のコワモテ高校生。
そんな二人の出会いは女の子に追いかけられた平蔵が家庭科室に入ったのがきっかけ。そこで一太郎の料理を初めて食べた平蔵は、自分くらいガタイの良い一太郎にフォーリンラブします。
私はそれまで「受けは小さいものだ」という世界に住んでいました。でも、一太郎は身体は大きく、力持ち。腹筋だって割れて・・・いると思われます。でも、平蔵はそんなこと問題にしません。アバタもエクボ? 平蔵には一太郎が可愛く見えて仕方ない模様・・・。
「そうね、これも愛よね」私の中の世界が広がった瞬間でした。
シリアスもコメディも描く作家さんですが、私はコメディがお気に入り。で・・・やはり受けの身体はたくましいのですが、全然平気。エッチ度は低め。言葉のやりとりが楽しい本です。
ノベルは佐々成美さん、文庫ではこうじま奈月さんが挿絵を担当しており、一太郎の妹・花湖(はなこ)がそれぞれとてもキュートです。
そうそう、花湖は兄「家庭科の鉄人」に対し「幻のポケモン」という異名を持っております。その意味は? 読めば分かります。花湖ちゃん大好きです!
続編がホームページ上で掲載されており、そこで一太郎の父が正太郎であることが発覚・・・。ショータロー・・・。



笑い度  ☆☆☆☆★
意外度  ☆☆☆★★
エッチ度  ☆★★★★




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