5/12 ニュー・ワールド THE NEW WORLD 主演 コリン・ファレル・・・ジョン・スミス クオリアンカ・キルヒャー・・・ポカホンタス クリスチャン・ベイル・・・ジョン・ロルフ (内容)イギリスの冒険家ジョン・スミスとネイティブ・アメリカンの少女ポカホンタスの実話を基にしたラブストーリー。 新天地へとやってきたジョン・スミスは原住民の王の末娘ポカホンタスと恋に落ちる・・・が二つの種族は争いを始め・・・。 (感想)美しい映像。新生女優・キルヒャーの透き通った演技力が見事な作品だった。 ほぼ実話であるので、ラストに文句は言えない。ジョン・スミスがポカホンタスの前から姿を消したのも、彼が死んだと思い、ジョン・ロルフの求婚を彼女が受けたのも本当の話だ。例えるならば、ジョン・スミスとの恋とジョン・ロルフとの愛のお話なんだろう。<情熱的な>恋のあと、少女は<おだやかな>愛を得た。淡々と話は進むが、異民族との恋、改宗、異国への旅立ちなど・・・とても波乱に満ちた生涯だ。 ラスト「そして二人は幸せに暮らしました」ではなかったことに胸が痛んだ。ジョン・ロルフが気の毒で気の毒で・・・。 かわって、ジョン・スミスは<ちょい悪男>が演じているわりに小汚いだけで終わった気がして残念だった。