Dragon's nest

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第四話「ステアの武器」


「何処に行ったんでしょう?」
「お。まだ居たのか…」
背後からかかった声にステアたちは振り向く。
そこには昨日の晩、話し掛けてきたツバキとそのパートナー(?)がいた。
「確カ…ツバキ?」
「憶えていてくれたのか。嬉しいな。…所で、あの、金髪のひょろ長い奴はどうしたんだ?」
「それが、どこかに出かけたらしくて…」
ツバキが身振りと手振りでコケットに聞く。
それを見ていたステアは、昨日と全く同じ場所に座ったリーフの側へと近寄る。
「リーフ…ダッタカ?」
「…何だ…」
「寝癖、立ってルよ。」
ステアがリーフの頭を指差して、言った。
その言葉を聞いたツバキが噴きだし、笑い出す。
「ぶふーっ!お嬢ちゃん、そいつの頭は元からだ。それにしても…ね…寝癖…とは…お前も変なこと言われたな!リーフ!」
「………。」
ステアの言った事にツバキが大うけしていると、宿屋の扉が開いた。
「あ。アシュタル!一体何処に?」
「…これを取りに行っていた…」
少し息を荒げながら、脇に抱えられる程の布包みをテーブルに置くと、アシュタルはその包みを開いた。
「わぁ…」
「ほー…」
コケットとツバキが布に包まれていた物を見て、感嘆の声を上げる
「ステア。」
「何?」
アシュタルに呼ばれて、ステアはテーブルへと向かった。
「昨日、言っていただろう?お前の物だ。」
そこにあったのは、少し湾曲してはいたが、対になるように研がれ、加工された白い短刀だった。
「ステア、どっち利きだ?」
「ェ…?…右カナ?」
「勘が当たってよかった。お前の親父さんの爪が方硬いらしくてな。主に右で攻撃出来るように作ってもらった。」
そう言いながら、アシュタルは右の短刀に青い布を巻いてゆく。
「それと、それに合うように特別に造って貰った鞘と剣挿しだ。」
ステアに革で作られた、腰に装着できるタイプの剣挿しと鞘をアシュタルが手渡す。
「アシュタル、どこからそんなお金が…?」
コケットに聞かれ、アシュタルは苦々しげに笑う。
「…少し、身の回りの物を売った。」
「ゴメンナ…ワタシノ為二…」
「心配はしなくていい。野宿しない程度の資金はある。」
「それでも、少し物足りないんじゃねぇか?俺に心当たりがあるから、そいつの所に行くってのはどうだ?顔見知りには安価で物売りしてくれる奴だ。な。」
「…確かに。ハンターをしていると、何かと必要の無い物が入ってくるからな…」
「昨日の晩、相談した結果…だ。特に行く当ても決まってないんだろ?」
「まあな…」
「んじゃ、決定。じゃ、現時点で俺たちが居るのはココだ。」
全員の意見が一致したのを確認すると、ツバキは荷物の中から地図を取り出した。

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