ちのぴぃの雑記録

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【夏の特別講座~第33回】



 管理人のパソコン故障などでしばらく「休講」状態
だった「茨城弁講座」。
 いよいよ9月に入って「語学の勉強!?」にも適した
シーズンとなってまいりましたので、「復活」して
いきたいと思います。

 すでに忘れてしまった方は「バックナンバー」で
復習をしながら、「茨城弁の世界」を味わっていただ
けると幸いです。

 前置きはここまでにして、早速始めていきましょう。

 とは言うものの…。
 今回はちょっと内容を変え、特別講座をお届けして
いきます。

 というのは、この「茨城弁講座」の優秀な生徒さん
で「まめ@たか」さんという方がいらっしゃいます。
 ま、保育士さんということで優秀なのは当然、と
も言えますが…。

 以前、しあさって=4日後。という内容に対して、
「しあさって=3日後が正しいのではないですか」と
いう質問を受けました。

 そこで、夏休みの宿題として調べてみることにしま
した。

 調べてみた結論としては「両方使っている」が正しい
のではないかという風に思います。

 茨城だけでなく、いろんな地方で「しあさって」が
使われていて、その場所ごとに「3日後」、「4日後」
とそれぞれの使われ方をしています。

 もう一つ「やのあさって」「やなさって」という
言葉があります。
 どうやら、この言葉との「使い分け」の違いによる
ものなのです。

 当然、「しあさって=3日後」のところは「やなさ
って=4日後」だし、「やなさって=3日後」のとこ
ろは「しあさって=4日後」となります。

 これは様々な説があるので一概に区分するのは難し
いようです。

 茨城弁に限らず、方言の持つ「地域性」「特殊性」
をこういった使い方の違い一つ取っても感じてしまい
ますね。

 今回は、茨城弁から離れてしまった感もありますが、
特別講座と題して、まめ@たかさんからの質問を中心
にお届けしました。

★第31回 平成14年9月13日 日記分★

 みなさ~ん。お元気ですか~。
 茨城弁講座が始まりますよ~。

 今回から本格的に復活しますのでよろしくお願い
します。

 さて、今回は何をやろうかと考えていたら、
「うっちゃる」という言葉が最近妙に気になって
いました。

 実は私が勤めている会社の係長が使っているの
ですが、係長がその言葉を発するたびに周囲から
「笑い」が起こります。

 というのも、相撲の「うっちゃる」とは使い方
が違っていて、独特の言い回しだからなのです。

 「うっちゃる」には「放っておく、置いて行く」と
いう意味と「ゴミを捨てる」という意味があります。
 ということで、係長は「ゴミを捨てる」意味で使っ
ていたわけなのですねぇ。

 どうやら、他の地域でも使われている様子ですが、
茨城弁でも同様に使われておりますね。

 それでは最後に使用例です。

茨:その紙いんねぇからうっちゃちゃえ。

標:その紙いらないので捨てちゃえ。

 今回はここまでです。
 また来週までごきげんよう。

★第32回 平成14年9月20日 日記分★

 こんにちは。
 「茨城弁講座」のお時間がやってまいりました。

 ここ最近めっきり秋らしくなってきて、朝晩は
涼しくなってきました。

 こういう時にこそ「言葉」のお勉強です。
 今回も張り切ってやってまいりましょう。

 さて、今回は「のっける」という言葉について
やっていくのですが、やはり「○○にのせる」と
いった意味で使われるケースが多いのではないで
しょうか。
 例えば「ごはんの上にふりかけをのせる」と
いった意味ですね。

 実は茨城弁では「乗せる、乗る」という意味で
使います。

 同じ日本語でも微妙に言い回しが変わってしま
います。

「のっける」という言葉は「のっかる」という
言葉でも使います。

 さて、最後はいつものように使用例です。

茨: 俺の車にのっかってけよ。

標: 俺の車に乗っていきなよ。

 それでは今回もお時間のようですのでまた次回
までごきげんよう…。

★第33回 平成14年9月27日 日記分★

 みなさ~ん、こんばんは~。
 茨城弁講座のお時間ですよ~。

 いよいよ秋が始まり、週末ともなれば毎週のよう
にどこかで「運動会」が行なわれています。

 まさに秋の「風物詩」とも言えます。

 今回はあまり良い表現ではないですが、その時に
よく使われる表現について勉強していきましょう。

 実は管理人である私もそうだったのですが、運動会
で必ず行なわれる「○m競争」などの「かけっこ」
が苦手でした。

 その時、取りたくはなくても「ビリ」になって
しまうと落ち込んでしまうものです。

 そんな時に使うのが「びっけつ」です。
 文字どおり「びり」という意味です。

 では最後に使用例です。

茨:おらげの息子が走ってきたけど、びっけつだ。

標:うちの息子が走ってきたけど、びりだった。

 かけっこがだめでも、他の分野でがんばれないい
んです…。
 と昔の「嫌な」思い出を思い出しつつ、今日の
ところはここまでにします。

 また来週のこの時間に御会いしましょう。
 また来週~。


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