アプローチ


メンね、待った?」その後何を話したのか、良く覚えていません。ただ彼女がサ
ラ金勤務以外に生き甲斐となる仕事を持って頑張ってる、と言うことだけは判り
ました。彼女は辛抱強く待ったんです、次の一言がボクの口から出るのを「で、
どんな仕事してるの?」パンドラの箱を開けるキーワードを、ボクは知らずに
言ってしまいました。

「う~~ん、口で説明するのは難しいかな?そうだ、今日このあとその集まりが
あるんだけど、連れてってあげるから自分の目で見てご覧よ。そしたら私がナゼ
頑張ろうって思ってるか、きっとわかるから」

僕らは喫茶店近くの雑居ビルに足を向けました、ビルの下には数組の男女が。彼
らもボクと同じように「招待」されてきた人たちだと、後で知りました。午後6
時45分、「さぁ、行きましょう」彼女の後に続きビルの2階へ、扉を開けると
そこには天井を縦横に横切る万国旗。一方の壁にはなにやら化粧品のような商品
群が、一方には「わたしもこんなに成功できました!」と言う写真入りの色紙の
数々、また一方には海外旅行に行ったときの写真が壁一面に、最後の壁には「私
が手に入れたい夢」みたいなのがドッサリ。

音楽もガンガン鳴ってます。そんな中を彼女は僕の手を引き、室内を「対角線的
に」連れて回ります「ほらね、コレが私。こないだサイパンにも行ったのよ」対
角線上を移動すると人にぶつかります、そこで人物紹介タイムです「あ、どうも
森山さん(仮名)。こちら私のお友達でDQNさんです、今日は何も伝えずに来て
ますから、きっと今頃ビックリしてると思うんですけど、宜しくお願いします」
こちらを向いて「DQNさん。この方はね、森山さんとおっしゃって、13ヶ月前
まではタクシーの運転手だった方なの。でもね、このビジネスに出会って人生を
大きく変えられた成功者の一人なのよ。私がここでやれるのもこの方のおかげ。
ね、ご挨拶しといて。」

「はじめましてDQNと申します」そう言うと、やおら彼は僕の手を強く握り「良
くいらっしゃいましたね。ひょっとして今、ヤバイところに迷い込んだんじゃな
いかって考えてません?そーでしょう(豪快な笑い)。いや、失礼。実は13ヶ
月前の私に、今のあなたがそっくりだから、ついつい、ね。私が前の方に席を用
意しておきましょう、今夜は遊んで行くくらいのお気持ちで見学していってくだ
さい」

午後7時ちょうど、「さぁ!はじめましょう!」と声がして音楽が止まります。
僕は用意されたパイプいすの前列に座り、隣には彼女が座ります。座って頭を上
げたくらいのタイミングで、後ろからブレザーを着た男性が走ってきて「みなさ
ん、こんばんわ!」すごいテンションです。ここから1時間30分の「面接会」
が始まるのですが、最初に言いましたようにこれは「マルチに学ぶ」のが狙い。
ここまでの行動にもたくさんのヒントが隠されています。次回はそれを解説しま
しょう。

解説【アプローチ】  へどうぞ


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