Blue Dream

Blue Dream

「日常」~後編~



『日常』~後編~

目的地につくまでの間、いろんなことを話した。
昔のこと、最近のこと、受験のこと、などなど。
そうしているうちに、目的地についたらしい。

「おし、ついた!」
「ついた…て、ここ学校の近くの海?」
「そうだけど。ほら、みろよ。」
そう言われて、顔をあげる。

どこまでも続く水平線。
そこに沈む、大きな赤い太陽。
海が、空が、オレンジに染まっていた。

幻想的だ―。

「…キレイ、だな。」
素直にそう思った。
「だろ?ここ、オレのお気に入りの場所でさ。いつかお前にみせようって…ずっと思ってた。」
「そうなんだ。…ありがと。」
「どういたしまして。でもな、それだけじゃないんだ。オレはな、ここを“大切な奴”にしかみせねぇって決めてたんだ。」
「そうか…。」

“大切な奴”にしかみせない…。
今、秋彦はそう言ったのか?
もし、それが本当だとしたら・・・。

「麗奈。・・・オレと、付き合ってくれ。」
「なっ…!?」
「ずっと…好きだったんだ。でも、素直になれなくてさ、なかなか…。オレって、こんなんだから。」
秋彦は、笑ってそう言った。

素直に…か…。
それをいうなら…。

「…それをいうなら、私もだ。ずっと好きだった。でも素直になれなかった。…だから、その言葉は…うれしい。」
「それって…。」
「よろしく、秋彦。こんな私でよければ、な。」
「当たり前だろ!オレはそんなお前を好きになったんだからな。」
そう言うと、秋彦は私の腕を引っ張り―

私は、秋彦の腕の中にすっぽりとはまってしまった。

「お…おい…!」
「良かった…。フラれたらどうしようかと思ったよ、オレ…。」
「秋彦…。」
「これから…ずっと一緒、な。」
「ずっと…ね…。うん、そうだ。ずっと一緒だ…。」
そう言った後、静かに時は過ぎていった―。



いつもと変わらないと思っていた日常。
それは、ふとした拍子に、変化が訪れる。
こんな日常もいいかな―と、
そう、思ってしまった。



おまけ
「なあ、お前その男みたいな話し方どうにかならないのか?」
「無理だな。」
「麗奈ちゃん…即答だね。何なら私が…。」
「っ!?愛理…そ、それだけはやめてくれ…!」

終われ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あとがき。
小説初挑戦☆
ということで、見事に玉砕しました(笑)
短編のくせに、前後編になってますし。
文がめちゃくちゃ。
話がわけわからん。
…みたいな感じです。
砂吐きますよ、砂。
「お前らストレートすぎだよ…」
みたいな。
…精進してきます…。

なにはともあれ、こんな小説を最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました!

これは、Shooting★Starの稀羅様へ贈りますw
…ろくでもないものですが…。

以上、鈴藤 歩音でした♪
12月7日 2005

copy right Ayune Suzuhuzi
※無断転載を一切禁じます。



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: