スピード「ファーストスキンFS-PRO」

ファーストスキンFS-PROよりも前に展開されている競泳水着に比べると約2分の1の重量、水中は約3分の1の重量となっており、コンピューター制御で高い着圧とストレッチ機能も備わっています。

今回は、その競泳水着の着用感と泳いだ時の感想を私なりに書こうと思いますので、まだ使ったことがない方の参考になると嬉しいです(o^－^o)/。すでに使っている方でも機能などをよく知り、コンディションに合わせた使い分けをされてはいかがでしょうか。('∇^*)☆♪

【ファーストスキンFS-PROの構造と着用・使用感について】

(1)手に取ってみた感想ですが、驚くほどの軽さです。肌触りは、表面がザラザラしています。これだと普通に保管していてもホコリがつきやすいと思います。また、生地はパリパリとしていて薄いレインコートのような感じ？と言えば良いでしょうか。また、シワはつきやすいですね。泳ぐと関係なくなりますが・・・。

(2)サイド部分（色分けしています）はかなり薄く、着用前に透かしてみるとすぐにわかります。透け透けですね☆しかし、伸縮性があるので激しい動きの対応しているし、薄くても気にならない部位なので大丈夫です。

(3)メインとなる生地は(2)に比べると厚手で透けていないので、安心です。ただ寿命が短いだろうというのは触って感じましたので、使用するにつれ透けやすくなるのではないでしょうか。

(4)背中の紐部分です。2箇所から出ているので動きに合わせて伸縮され動きやすいです。

(5)大きく開いたオープンバックです。紐部分の幅が小さいのでより大きく開いて見えます。生地がしっかりホールドされているため、ねじれなどの自由な動きや水の浸入に強いです。

(6)前部のＶラインです。サイズや体型によってラインの角度が変わってきますが、付け根のラインより上に沿っている高めのカットでとても動きやすく違和感がありません。フィット感は抜群に高いと思いますよ☆

(7)この部分は極薄です。また光に反射するマークがついていてヒップのカッコよさが引き出されています。

(8)がっちりとホールドしてくれるのでズレにくいと思いましたが、スタート時の腰の曲げや激しいキックによってはサイズの関係上、食い込みやすいかもしれません。この点はハイレグ自体の欠点でもありますね。

(9)水弾きが抜群に良いです。新品のレインコートを着ているような感じで水を寄せ付けません。

(10)股間部の裏です。驚きましたが、あて布が付いていません。本格的にレース用として作られているのがわかります。

【この競泳水着で泳いだ感想】

この水着は、私が通常着用するサイズを着ています。しかし、ハイレグを着用したにも関わらず、通常の競泳水着とは異なり、骨盤辺りがなかなか入らず苦労しました。なので一つ上のサイズが良いかもしれませんが、本格的に自己記録を狙えると言った状況の時は、窮屈でも通常サイズが良いと思います。
また、動きに関しては、サイド部分が薄くて伸縮性があるように感じたので、動きやすさはあると思います。メイン部はしっかりホールドされていてほとんどズレませんが圧迫感はあります。
まだ、使用したことがない人は、今までの競泳水着とまったく違う感覚に誰もが驚くかもしれません。スパッツやロングだと新品を着る時は人に手伝ってもらう必要がありますね。

この競泳水着は、練習用には適していない、まさにレース用です。しかし、試しに練習で少し泳ぐ程度なら問題ないと思います。一度着用したらもう着ることができない！という噂もありましたが、いえいえ全然使用できます。ただ、通常の競泳水着よりもかなり寿命が短いのは確実だと思いますね。なぜなら、ナイロン素材なので塩素に弱く、軽い分傷みが激しく縫い目などもほつれやすいからです。

あくまで私の体系での見解なので、人により感じ方・考え方など若干違うかもしれませんが、この種類のロング型では世界選手権史上最多となる7つの世界新が出たことで、スピード社の高速水着の始まりの水着とも言われています。レースでは自己ベストが出せそうな満足できる競泳水着と言えるのではないでしょうか？

さて、気になる価格の方ですが、この競泳水着は、2008年春夏モデルより本格販売が開始され、時期によってはショップごとに大きく価格差が出ることもあります。カラーの種類はありますが、どこで購入しても同じ商品なので、価格を調べたりし、上手にお買い物をされることをお薦めします♪上手なお買い物は競泳水着クラブでショップ状況を把握したりして、お財布と相談すれば良いと思っています。

【FS-PRO競泳水着のスタイルやカラー】
FS-PROの競泳水着のスタイルは「スーツ(ハイレグ)、ショートジョン(スパッツ)、ロングジョン」の3種類、サイズは「SS,S,M,L,O」あります。また、カラーの種類は豊富にあり、中には外国の国旗のカラーを用いたものもありますので好みのものを選んでみよう♪以下、一部をご紹介。