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今日はピアノのレッスンに行って来ました。
今まで、先生が結婚するなど、色んな理由で何人も先生を変わりましたが、
今の先生に習うようになって6年になります。
優しいけれど、私の弾ける範囲の少し上を目指して妥協しない先生です。
思い起こせば5年前。大人になってからピアノの発表会から遠ざかっていた私は、
発表会というプレッシャーを自分に与えることで、緊張感のある練習をしようと一念発起。
そして発表会に弾く曲は、ベートーベンの「悲愴」に決まりました。
それから地道な練習が始まりました。
ようやく弾けるようになっても、ベートーベンらしさが出ないし、発表会の1ヶ月前に、
右手小指の爪が割れ、血の滲むような練習ならぬ、血の滲んだ練習で、
曲よりも「私が悲愴」な状態。今では笑い話ですが、発表会当日、ベートーベンが
私に乗り移ってくれたらいいのにとまで思ったものでした。
それから2年後。今度はショパンワルツのOp.42に挑戦。
これは10ページあり、フラットも4つありますが、比較的弾くのは楽でした。
でも、曲をもらってから発表会までにたったの3ヶ月しかなかったので
焦りに焦り、夜寝ていても、気が付くと指が勝手に動いていることもありました
そして去年。頂いた曲はショパンのバラード1番ト短調作品23でした。
この曲は、「戦場のピアニスト」の中で、廃墟のワルシャワで、
ドイツ軍将ホーゼンフェルト大尉の求めに応じ演奏される曲です。
間違えずに弾くだけでも困難なのに、ショパンらしい表現が要求され、
乗り移るどころか、発表会の日だけ、「ショパンにならせて~」って思ったくらい苦労した曲でした。
一生懸命練習したつもりでも、納得のいく演奏はどれも出来ませんでした。
そこで、古典の基礎をもう一度やり直すつもりで、またソナチネをレッスンしてもらっています。
それもあと数曲を残すところとなりました。今日、レッスンして頂いたのは
ソナチネアルバムの中のハイドン作曲の曲でした。弾くだけなら、そんなに複雑な曲
ではないのですが、この時代特有の記号や弾き方があってややこしいんです。
また、ソナチネはショパンなどに比べて、テンポや音符通りの長さを意識して
カッチリ弾く中でメロディを歌わねばなりません。音譜そのままに弾くようだけど、
これがなかなか難しいんです。
先生の前で弾いて、緊張しながらも何とか終わった時、
先生から「暗譜してきてね」との言葉が・・・ガーン
第三楽章まで合わせて11ページもある曲。1週間で暗譜しろと言うのですか・・・
それぐらい弾き込めってことなのでしょうが、笑いながら引きつる私を横目に
「頑張ってね~」と言わんばかりに、先生の口元、ニンマリ。
はぁ~日々脳細胞が死んでいく中、少しでも老化を遅らせるべく
リハビリ兼ねて練習に励むことにいたします。・・・・・
~英語の豆知識~
Though not a good player, I love to play the piano.(へたの横好きで、私はピアノを弾いています。)
或いは・・・
I am crazy about playing the piano though I am no good at it.
でも・・・
What one likes, one will do best (well).(好きこそものの上手なれ)
だといいんですがね~