ぢゃんさんの部屋

ぢゃんさんの部屋

【必要なものは最小限でいい】



この間、屋久島の左隣にある口永良部島へいってきた。学生さんのボランティア活動(マッサージ)の引率を引き受けたからだ。
鹿児島から屋久島へ、屋久島から船で2時間。口永良部島はひっそりとありました。

とてもいい所だった。温泉はあるし、海はきれいだし、人はあったかいし。
全くと言っていいほど開発されてなかった。海があって山があって、夜になるとポツリポツリと民家の明かりが見えて・・・。
そこにはごく自然な人の生活があった。

緊急連絡用に持っていった携帯電話がはずかしく思えた。
なんやかんやといろいろ持っていったけど、ほとんどいらなかった。

子供がいてさぁ。
島の子供達なんだけど、すごくいい顔で笑うんだよなぁ。
木登りがとっても上手くて、好奇心旺盛で、素直で、羨ましいくらい。

こんな所でのんびり暮らしたいなぁと誰もが言ってたけど、島の人にとっては不便なことが多いと思う。僕らがそう思うのはきっとよそ者だからだろう。
でも島にはいいものがたくさんあった。

例えば子供等のなかで左手のない子がいた。そんなことはお構いなしに彼は木に登り、鉄棒をして、満身の笑みで僕に手品のタネを聞いてきた。つい、余計な気を使ってしまう自分がいやらしいなぁと思ったよ。
目の見えない人が来た。「ここに枕があるよっ!」ってそばにいたおばちゃんがさっと手を引いた。ホントに自然にね。
脳梗塞で半麻痺の人も来た。島の人みんなが声を掛けていった。「今日はいい天気だね」「マッサージ気持ちいいかい?」ってみんな笑顔だった。

そうなんだ。全然わざとらしくなんだよなぁ。
他人に何かした時って、その人の反応を期待したり気にしたりするでしょ?
そういうのが全然なかったんだよなぁ。
私はボランティアしてますって顔してる人が多いじゃない?もちろんそうじゃない人もいるけどね。

助け合いの精神だ!充実した福祉を!差別のない社会だ!と声高らかに言ってるうちはダメダメなのかもなぁって思ったよ。
だって島の人いい顔で笑ってるもんな。みんなだよ、みんな。

必要なものはそうは多くない。
食べれて、眠れて、笑えればいいのかもしれない。
そうはいっても、街に戻ればなんやかんやと付きまとってくるしなぁ・・・。
いやいや!!!心がけひとつだ!

僕は今もまだ、あの綺麗な満月の海を見てるよ。
こうしてパソコンいじっていてもハッキリと見える。

また行きたいなぁ。また行きたい。絶対行こうっと!!!


追伸
もえchan、健太、ふーちゃん、リン。みんな元気でな。
また会おうな。きっとおっちゃんもみんなに会いにいくよ。




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