ぢゃんさんの部屋

ぢゃんさんの部屋

【みんなのココロにたいまつを】


独りで寂しそうな人が多いのは何故だろう?
確かにどこかで僕らはつながっているんだろうけど、
それがはっきりと見えることは無いんだ。
つながっているんじゃなくて、対等なんだと思う。
僕らひとりひとりにやらなきゃいけないことがあって、
それは誰にも手助けできないことで、
それをどうにかにて乗り切ろうとみんな必死に生きている。

だからボクはこんなことを考えた。
ココロにたいまつを持って歩いていかなきゃって。

この世界はきっとモノスゴク寒い砂漠で、星に手が届きそうなくらいの空の下。
そこでボク等は自分だけの居場所を探して求めて歩いている。
ズンズン歩かなきゃいけないから必要以上のものは持ってない。
着の身着のまま、そしてたいまつを1本手に持って歩いている。
どこまでもずっと続く、凍えそうな夜の砂漠を
そのたいまつの炎で温まりながら自分だけの場所を探している。

向こうからたいまつの炎が近づいてくる。
二人は出会って「こんにちは。」ってあいさつ。
かわす言葉はこの世界が寒い砂漠なことにはもちろん触れない。
そんなこと言っても悲しくなるだけだから。
で、お互いに相手のたいまつの炎で温かさを感じる。
1本が2本になるとあったかい。

たいまつを持ってない人もいる。
そういう人は夜の闇に浮かぶたいまつの炎を探しては、その誰かのたいまつで温まる。
「ここは寒いですネェ」って言いながら自分の手を温める。
たいまつを持ってる人が優しいとあっちに行けって言えない。
ひどい時は「貸さないと傷つけるゾ」って脅かされる。
おかげでたいまつを持っている人は思うように自分の居場所を探せない。

誰かのたいまつすら見つからない人もいる。
そういう人はそういう人同士で集まってピッタリと身を寄せ合ってうずくまる。
「肌の温もりは暖かいね」「ここはあたたかいね」って言いながら。
そこではみんなとってもやさしくてニコニコしているけど、
おかげで彼等はそこから一歩も動けなくなる。

自分のたいまつを一箇所にあずけてしまう人もいる。
たくさんのたいまつが集まって、やがて大きな炎になるけど、
大きなたいまつを持っている人の後をついてゆくしかない。
ま、自分の居場所を自分で探さなくてもいい分、
らくちんっていえばらくちんだけどね。

「また会ったね」って、よく出会う人同士で仲間になる。
そういう人同士は離れていたって、相手ががどこにいるかすぐわかる。
たいまつの炎の色が自分のと似ているからだ。
だから自分のたいまつが消えてしまう時があっても、
仲間の炎で何度でもつけることができるから安心だ。
そしてまた探す冒険に行けるんだ。

ボクはたいまつを持ってるかなぁ。
たいまつをしっかり持って
ひとりぼっちにならなきゃね。




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