早起き鳥のブログにようこそ

早起き鳥のブログにようこそ

潰瘍性大腸炎の診断と治療

潰瘍性大腸炎とは

潰瘍性大腸炎(Ulcerative colitis)とは、主として粘膜を侵し、しばしばびらんや潰瘍を形成する原因不明の大腸のびまん性特異性炎症性疾患である。30歳以下の成人に多いが、小児や50歳以上でもみられ、寛解と増悪を繰り返す慢性疾患である。発症年齢は1991年の調査によると、男声が20~24歳、女性が25~29歳にピークがあると推定されている。特定疾患医療受給者数の調査によると年々増加の一途をたどり、2004年には80,311人であった。(井上詠:潰瘍性大腸炎(外科治療以外),2006)
潰瘍性大腸炎の診断

1.臨床症状
主要症状は、下血・血便・粘液の排出、下痢。はじめ下痢にはじまり、数週間の経過で粘血便になることが多い。直腸に病変が限局している場合は便の表面に血液が付着し、病変が広範囲にわたる場合には血液が便のなかに混じって、粘血便となる。 2.検査
1)血液生化学検査・・・白血球増多、貧血、赤沈亢進*、CRP上昇などの非特異的炎症所見をみとめる。
*赤血球沈降速度(ESR:erythrocyte sedimentation rate)基準値(男性)2~10mm/h (女性)3~15mm/h (亢進)炎症・細菌感染、組織破壊、膠原病等、貧血・妊娠。
2)下部消化管造影・下部消化管内視鏡
直腸からはじまる連続性病変を示し、ハウストラの消失(鉛管状)・偽ポリポーシス、陰窩膿瘍がみられる。
3)病理組織学的所見
組織学的には、活動期に粘膜および粘膜下層へのリンパ球・形質細胞・好中球を主体とする炎症性細胞の浸潤や、杯細胞の減少を認める。
潰瘍性大腸炎の分類

潰瘍性大腸炎の病院がいまだ不明であるため、病型・病期・重症度などから分類される。
病変の広がりによる分類・・・直腸炎、左大腸炎、全大腸炎
臨床的重症度による分類・・・軽症、中等症、重症、劇症
病期による分類・・・緩解期、活動期
内視鏡検査による重症度分類・・・軽度、中等度、軽度
潰瘍性大腸炎の治療

ここでは活動期治療について紹介されているものを記する。 活動期治療
1)軽症例
直腸炎型では、経口でSASP3~4g/日、メサラジン1.5~4g/日を使用する。改善がなければステロイドの座薬が注腸を追加するが、直腸炎型では、ステロイド剤は局所投与が原則である。緩解後は、ステロイドの局所投与を併用している場合にはまずこれを中止し、さらに2週間以上の間隔でSASP、メサラジンの投与量を漸減し、緩解維持療法に移行する。
2)中等症例
基本的な治療方針は軽症例に準じる。炎症反応が認められる場合には、5-ASA製剤に加え、ステロイド剤を投与する。中等症では、プレドニン(PSL)30~40mg/日(0.5mg/kg)程度の経口投与で改善が見られることが多い。緩解が得られたら、約2週間ごとに5~10mg程度ずつ漸減する。離脱困難な場合は、AZA*50mg/日、6-MP**の併用を考慮する。
*AZA:azathioprone
**6-MP:6-mercapropurine


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: