EBIちゃんのここだけの話

EBIちゃんのここだけの話

最終章



最終章

しかしその日の夕方になって話は一転する
先生が「白血球が増えたよ!上がったよ」と嬉しそうに入ってきた。
私は神頼みが効いた気がした。(それ以来神様と占いを馬鹿にできなくなった)
次の日には病気の原因がわかり、病名は敗血症だと告げられる。
時には死に至る危険な病気ではあるけど、元気な人なら治る病気。一過性のもの。
先生も看護婦さんもやっぱり白血病を疑っていたので
ようやく私の部屋にくる時の顔の緊張がなくなっていた。
大きな大学病院などではこんな雰囲気はなかっただろう・・・
大きな病院では看護婦さんもかなりの役者らしい。
白血球が正常に戻ってようやく大部屋に移った。
退院の日を無理を言って早めてもらって、一週間後に家に帰った。
もちろんすぐに駿を抱きしめた。
柔らかくて懐かしい匂いに胸がキュンとなった。

病気は終わってみると短いものだったが、
すごく長い時間を病室で過ごしたきがする。涙もいっぱい流した。
わかっているような事でもこうなってみて初めて気づくことが
沢山ある。人生っていつ何が起きるかわからない。
大事に生きなくては・・・
その後とても元気にしているのだが4年前に仕事を始め、
過労で肺炎と貧血になり2週間も入院してしまう。
これは原因が判っていて良くなる一方だったのでちっとも
怖くなかった。
でも入院するとき、先生に入院でなく通いで治療してくれ
と困らせた。
子供を預けて入院することや仕事仲間に迷惑をかけるのが悔しくて
涙がでてしまった。先生に「そんな・・・癌じゃないんだからさ・・・。」
と涙を拭くティッシュをもらったお騒がせ女である。

長い長いお話にお付き合い頂いてありがとうございました。
やっとおしまいになります、今となっては笑い話。
さ~よおな~ら~

 完




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