NO-NAMEの隠れ家

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宇徳敬子

作品レビュー

1stアルバム
『砂時計』
(1994.10.10)

1.夏の日の恋 ★★☆
2.きれいだと言ってくれた ★★★
3.まぶしい人 ★★★
4.どこまでもずっと ★★★
5.蒼い時刻 ★★★
6.愛さずにはいられない ★★★
7.FARAWAY ★★☆
8.坂道 ★★★
9.Good-bye morning ★★★
10.あなたの夢の中 そっと忍び込みたい ★★★

総合 ★★☆

宇徳敬子のソロとして初めてのアルバム。収録されている楽曲のほとんどを「バラード」と定義付けることができると思います。
全楽曲のちょうど半分にあたる5曲を自らが作詞作曲。作詞だけに絞ると、実に8曲をその手で手がけたことになります。それまでただのヴォーカリストだった彼女を、ソロアーティストとして確立させた重要な作品でしょう。
アルバムのまとまりは抜群に良いです。宇徳さんの世界というものを、ソロデビュー作のこれ一枚で確立しています。まったくもってケチのつけようがないほどに突き詰められたクオリティには感嘆です。
サウンドは決して派手な展開を見せず、それに加えて優しく穏やかなヴォーカルが魂を吹き込んでいるようです。それゆえ地味さや、つまらなさを感じてしまう人もいるかもしれませんが。曲目ごとの起伏には欠けますが、そこの良し悪しは人の好みの問題になってきますね。
ハデな流行の音楽とは一線を画す落ち着いた曲が並ぶ一枚。1曲1曲はどれもが作り込んだなという印象。そんな宇徳さん本人の意図したところかは別として、聴き手としては肩肘を張らずに、BGMとしてさらりと耳にするべき作品集と考えるのが一番の楽しみ方に思えます。優しい気分になれますよ。
ベストナンバーは『きれいだと言ってくれた』。美しいアレンジメントと歌詞が調和した楽曲で、宇徳さんの女性としての魅力も引き出したナンバー。
他に、『どこまでもずっと』は、いかにもBeing、That's明石さんのポップアレンジが冴える一品。しかしながら、ZARDだったら絶対に元気に歌うところを、見事に宇徳さん流に染めてしまっているのはさすがと言うべきか。落ち着いた前半で良いアクセントになっているナンバーだと思います。
『Good-bye morning』は、元々は1992年11月に、「宇徳敬子&近藤房之助」名義でリリースした企画シングル曲。ブルージーでこぶしのきいたメロディーラインはなかなかお気に入りです。
(改:2008.1.1)


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