1.朝方ムーンライト
2.ラチエン通りのシスター
3.私はピアノ
4.Just a Little Bit
5.シャ・ラ・ラ
6.涙のアベニュー
7.松田の子守唄
8.夏をあきらめて
9.別れ話は最後に
10.いとしのエリー
DISC 2
1.恋の女のストーリー
2.ひょうたんからこま
3.恋はお熱く
4.わすれじのレイド・バック
5.Oh! クラウディア
6.働けロック・バンド (workin' for T.V.)
7.YA YA (あの時代を忘れない)
8.流れる雲を追いかけて
9.思い出のスター・ダスト
10.素顔で踊らせて
バラッドばかりを集めたコンピレーション盤。タイトルが「'77~'82」となっていて、「あれっ、サザンのデビューって1978年じゃないの?」と気付かれた方もいるかもしれませんが、メジャーデビュー前に制作された曲が入っていることから、こうしたタイトルになったようです。この「バラッド」シリーズは、現在まで3作続いている人気シリーズになりました。 今作は、初期のサザンの魅力が存分に味わえる一枚。どの曲も、初期ならではの味があります。個人的には、「バラッド」シリーズ3作の中では、これが一番好きだなぁ。 『シャ・ラ・ラ』・『ひょうたんからこま』・『わすれじのレイド・バック』・『YA YA (あの時代を忘れない)』の4曲は、シングル盤を除くと、現在発売されているアルバムの中では今作だけに収録されています。 (記:2008.8.5)
17thシングル 『ボディ・スペシャルII (BODY SPECIAL)』 (1983.3.5)
前のシングル曲がベタなバラード…だったからかは知りませんが、今度はストレートなロックナンバーできました。メイン曲が「II」であって、カップリングには「I」…、しかも相互の曲に関係性は無しというのがまた。当然タイトルを後に付けたのは「I」のほうでしょうね。「~II」ってのは、山口百恵『プレイバック part II』へのオマージュか!?
1.ボディ・スペシャルII (BODY SPECIAL)
★★★
燃える闘魂ロックナンバー。ライブでは定番中の定番。これでもかとばかりに合いの手を入れられる作りになっていて、これで盛り上がらなきゃ嘘でしょう。 CDではアルバム未収録(限定盤コンピレーションを除く)なので、シングルを入手して聴くしかありません。現在ではマキシ化された再発シングルが売られていますから以前よりは入手しやすいですね。 ただ、この曲はとにかくライブにて格段に格好良く演奏されるので、CDで聴く分にはどうしても物足りなさがありますね。是非、ライブで聴きましょう。 2番のサビ前、トーキングスタイルでの「I wonder if you can love me」の部分は、自身の楽曲『栞のテーマ』からの引用でしょうか。
ベタなロック・バラード。最後の「La la la la~♪」はまさしく『Hey, Jude』。サザンの活動の舞台裏を支えるスタッフへの感謝の気持ちを綴った曲で、途中に出てくる「Mr.Suizu」もスタッフの名前(水津さん)。大森さんが抜けてサザンが5人になった今では、もうこの曲が披露されることもないのでしょう。
先行シングルとしてヒットした『ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)』を含む10thアルバム。前作『綺麗』で押し進めたコンピューター・サウンド化と従来のサザンの雑食性、更に同時期にサザンが取り入れていたAOR的なアレンジメントがバランス良く結びついた傑作と呼べる一枚でしょう。自ら「人気者」と規定したタイトルに恥じない出来の充実作で、脱「学生バンド」を図ったサザンが、早くも理想的なサウンドを作り上げてしまった感があります。 歌詞の面でも、かねてから日本語の音としての響きに注目してきた桑田さんの拘りが今作では非常に良く覗えます。日本語を英語風に聴かせる手法は『Japaneggae』で顕著。『よどみ萎え、枯れて舞え』では「愛倫浮気症(アイリンブーケショー)」なる造語を使用している他、『あっという間の夢のTonight』では「I, Surrender」(=愛されんだぁ)、『夕方 Hold On Me』では「you’ve got a」(=夕方)といった具合に、日本語・英語の押韻・ダブルミーニングで、言葉の垣根を取り払うような挑戦的な姿勢を見ることができます。ちなみに、今作の歌詞カードは桑田さん直筆のもの。 今作の後、サザンは海外進出を試み、その後は更にアレンジを突き詰めた大作『kamakura』へと行き着くのです。
1.Japaneggae (ジャパネゲエ)
★★★☆
タイトル通り、和のテイストとレゲエを結び付けてしまったナンバー。出だしの「愛苦ねば」は仮唄段階で「I could never…」と歌ってたいものを強引に日本語で当てはめてしまったもの。 この楽曲から10数年後にも、『CRY 哀 CRY』・『通りゃんせ』など、「和」にロックを融合させた楽曲を作るなど、桑田さんの制作意欲は衰えを見せません。
2.よどみ萎え、枯れて舞え
★★★★
R&B調+桑田節歌謡曲メロディーラインで、ファン受けが良さそうなキャッチーなナンバーです。後の『YARLEN SHUFFLE』も、この曲を通過して出てきたものでしょうか。歌詞もノッていて、前述の「愛倫浮気症」の他、「TOKIOの貞操は変な情操にゆがめられ」・「胸元最高にshyな妄想で高なれば」と独特の言い回し。これらのがフレーズがサウンドに乗って歌われたとき、更に魅力を増すんですよね。ライブでももっと聴いてみたいです。「chap chap chap」と、声を合わせて歌うと楽しそう。
ムクちゃん作詞・作曲・ヴォーカルのふわふわしたポップ・ナンバー。ムクちゃんらしさが十二分に発揮されていますね。「Hi!lifeは絶頂(ヤマ)ね」・「Hi!太陽は母(ママ)ね」なんていうヘンテコリンなサビも、彼のキャラだから絵になるというもの。「そういえば言い忘れてた」から「I love you honey, my one」あたりのくだりも可愛らしいですね。
1.かしの樹の下で
2.愛する女性とのすれ違い
3.あっという間の夢のTONIGHT
4.Bye Bye My Love (U are the one)
5.NEVER FALL IN LOVE AGAIN
6.鎌倉物語
7.海
8.Please!
9.サラ・ジェーン
10.夕陽に別れを告げて ~ メリーゴーランド
DISC 2
1.シャボン
2.JAPANEGGAE (ジャパネゲエ)
3.メロディ (Melody)
4.女のカッパ
5.Long-haired Lady
6.EMANON
7.星空のビリー・ホリデイ
8.悲しみはメリーゴーランド
9.旅姿六人衆
10.Dear John