コンピレーションアルバム (限定盤) 『すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61SONGS』 (1989.7.21)
Vol.1 1978~1980
1.勝手にシンドバッド
2.別れ話は最後に
3.当って砕けろ
4.恋はお熱く
5.瞳の中にレインボウ
6.女呼んでブギ
7.お願いD.J.
8.思い過ごしも恋のうち
9.Let It Boogie
10.いとしのエリー
11.タバコ・ロードにセクシーばあちゃん
12.私はピアノ
13.涙のアベニュー
14.TO YOU
15.恋するマンスリー・デイ
Vol.2 1980~1982
1.C調言葉に御用心
2.I AM A PANTY (Yes, I am)
3.青い空の心 (No me? More no!)
4.いなせなロコモーション
5.ジャズマン (JAZZ MAN)
6.ひょうたんからこま
7.わすれじのレイド・バック
8.シャ・ラ・ラ
9.ごめんねチャーリー
10.MY FOREPLAY MUSIC
11.朝方ムーンライト
12.Big Star Blues (ビッグ・スターの悲劇)
13.栞のテーマ
14.チャコの海岸物語
15.翔(SHOW)~鼓動のプレゼント
Vol.3 1983~1984
1.夏をあきらめて
2.流れる雲を追いかけて
3.匂艶 THE NIGHT CLUB
4.逢いたさ見たさ病めるMy Mind
5.女流詩人の哀歌
6.Ya Ya (あの時代を忘れない)
7.シャッポ
8.ボディ・スペシャルII (BODY SPECIAL)
9.マチルダBABY
10.かしの樹の下で
11.そんなヒロシに騙されて
12.NEVER FALL IN LOVE AGAIN
13.EMANON
14.東京シャッフル
15.Still I Love You
Vol.1 1984~1988
1.JAPANEGGAE (ジャパネゲエ)
2.ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
3.あっという間の夢のTONIGHT
4.シャボン
5.海
6.愛する女性とのすれ違い
7.死体置き場でロマンスを
8.Happy Birthday
9.メロディ (Melody)
10.吉田拓郎の唄
11.鎌倉物語
12.Bye Bye My Love (U are the one)
13.星空のビリー・ホリデイ
14.怪物君の空
15.おいしいね ~傑作物語
16.みんなのうた
『みんなのうた』で復活を果たしたサザン。7月26日からスタートしたライブ・ツアー「サザンオールスターズプレゼンツ 1988大復活祭」も大盛況で幕を閉じました。 年は明けて1989年。4月に25thシングル『女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)』をリリース。更に6月にリリースした26thシングル『さよならベイビー』は、デビュー11年目にして意外にも初となるオリコン・シングルチャート1位を獲得しました。7月21日は限定生産の4枚組ベストアルバム『すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS』をリリース。11月には27thシングル『フリフリ’65』をリリースし、年末にはカウンドダウンライブ「いっちゃえ’89 サザンde’90」を敢行しました。 そして1990年1月13日、『kamakura』以来となるオリジナルアルバムである今作『Southern All Stars』がリリースされました。
26thシングル。1989年6月7日リリース。失恋後のやるせない夏を、美しく描きあげたバラード・ナンバー。唄うテーマと、サウンドの融合という点では、非常に高いレベルにある曲だと思います。徐々に徐々に感情を盛り上げていく桑田さんのヴォーカルも毎度のことながらお見事。2番のサビ後に、いきなりカラッと一瞬明るくなるところは、実に「らしい」感じで好きです。『BAN BAN BAN』を彷彿とさせますよね。 有名な話ですが、これまでアルバムでは何回も1位を獲ってきたサザンなわけですが、シングルのほうは意外にもこれまでオリコン1位は獲得したことがなく(『いとしのエリー』も『チャコの海岸物語』も最高位2位止まり)、この曲が12年目にして初の首位獲得シングルとなりました。
1991年最初のCDリリースは、『真夏の果実』以来約1年ぶりの29thシングル。『さよならベイビー』以来、2度目のオリコン・シングルチャート1位を獲得。 表題曲『ネオ・ブラボー』は、現在までシングル・オンリーの楽曲。ライブでもあまり演奏されることはなく(2000年~2001年の年越しライブ『ゴンタ君のつどい』が最後)、不遇な印象の1曲です。 c/w『冷たい夏』も、長らくこのシングルでしか聴けない隠れた佳作扱いでしたが、『バラッド3 ~the album of LOVE~』に選曲され、B面のほうが表題曲よりも先にアルバムに収録されることとなりました(同じようなことが、『イエローマン ~星の王子様~』でもいえます)。 なお、今作からベースの関口和之が体調の問題で活動休止に入ります。
1993年になって最初の音源リリースは、前年の同時期と同様のシングル2枚同時リリース。 『素敵なバーディー (NO NO BIRDY)』と同時発売されたのが今作。表題曲『エロティカ・セブン』は、フジテレビ系ドラマ『悪魔のKISS』の主題歌に起用され、172.7万枚のセールスを記録。『TSUNAMI』が出るまでは、今作がサザン最大のヒットシングルでした。
ほのぼのとしたミディアム・ナンバーで、なんとも言えない香りと風情がありますね。涼しげなサウンドは、サザン本来の味があります。歌詞もこれぞ桑田節といった感じで、切なさが滲んでいるではないですか。「幻のまま終わる恋は さまよえる雲のようさ」とか、「暮れゆく街のどこかで 今も愛しい女性(ひと)は眠る」とか、もう素晴らしいですね。「この胸のときめきが愛ならば 俺の目の前に~」から「WILL YOU BE BACK(BACK)SO CLOSE TO ME~♪」と続く演奏の決まり具合も最高です。この曲を好きな人と一緒にお酒を飲みたいです。
シングルとしては1980年の『シャ・ラ・ラ』以来となるクリスマス・ソング。近い時期では前年のアルバム『世に万葉の花が咲くなり』収録の『CHRISTMAS TIME FOREVER』がありますが、世界の将来を憂えた『CHRISTMAS~』とは異なって、今作は何も含みのない正面きっての「クリスマス・ソング」になっています。 c/wは、桑田さんのプロレス好きがいかんなく発揮されたファンク・ナンバー。 サザンの活動は本作を最後に2度目の休止。1995年に『マンピーのG☆SPOT』で復活します。また、『みんなのうた』で復活して以後のサザンを支えた小林武史とのタッグも、この曲で最後。この後の小林武史はご存知の通り、Mr.Childrenを大ブレイクに導きます。