NO-NAMEの隠れ家

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T.M.Revolution

作品レビュー

1stアルバム
『MAKES REVOLUTION』
(1996.8.12)

1.We Makes Revolution
2.独裁 -monopolize- ESPECIAL D-Mix
3.BLACK OR WHITE? ESPECIAL ‘’MATT’’ Mix
4.PIN UP LADY
5.夢の雫
6.URBAN BEASTS
7.臍淑女 -ヴィーナス- ESPECIAL D-Mix
8.LIAR’S SMILE
9.HEALING MY SOUL

総合 ★★

T.M.Revolution初のアルバム。オリコン最高位は20位。西川貴教のキャラクターはまだ定まってはいませんが、サウンド面では早くもT.M.らしさを形成しつつあります。飛び抜けた楽曲があるわけではなく、今になって聴く必要性は薄いかもしれませんが、後のブレイクへの「種」を知ることが出来る一枚です。
(記:2009.1.26)










3rdシングル
『HEART OF SWORD ~夜明け前~』
(1996.11.11)

1.HEART OF SWORD ~夜明け前~ ★★★☆
2.IMITATION CRIME ★★★☆

アニメ『るろうに剣心』のエンディングテーマに起用されロングヒット、ブレイクの布石になったナンバー。かなり長いことチャートインしていましたからね。サウンド面でも、T.M.らしさというものをほとんど確立。打ち込みとディストーション・ギターによるシャープなサウンドが出来上がっています。それに加えて、井上秋緒による歌詞の面白さも前に出てきており、いよいよ大ヒットの予感を感じさせます。
c/w『IMITATION CRIME』も、A面に負けず劣らずカッコイイです。個人的にはこっちのが好き。
(記:2008.6.29)










5thシングル
『HIGH PRESSURE』
(1997.7.1)

1.HIGH PRESSURE ★★★
2.HIGH PRESSURE (Original Backing Track) (評価なし)
3.HIGH PRESSURE ''夏祭り SUMMER FESTA'' MIX (評価なし)

ご存じ大ブレイク作。毎年これを聴くと夏だなぁと感じてしまいます。
曲のほうは、大ちゃんも井上さんも、ちょっと狙いすぎ(笑)。わかりやすいサビのメロディーや「ウッカリ タカノリの~」なんていう確信犯的なフレーズ、イントロをはじめ、間奏のギターソロに入る前や「カラダが夏にナル~♪」のバックで鳴り響く露骨なシンセも含めて楽しんだモン勝ちでしょうか、これは。
(記:2008.6.29)










3rdアルバム
『triple joker』
(1998.1.21)

1.蒼い霹靂
2.OH! MY GIRL, OH MY GOD! -MORNING SURPRISE MIX-
3.WHITE BREATH -MORE FREEZE MIX-
4.O.L
5.MID-NITE WARRIORS
6.LEVEL 4 -LEVEL→V MIX-
7.Slight faith
8.MinD ESCAPE
9.Joker -G CODE MIX-
10.Twinkle Million Rendezvous
11.HIGH PRESSURE -MORE HEAT MIX-
12.JUST A JOKE

総合 ★★★

浅倉大介のプロデュースワークの中で最大の成功といえば、このT.M.Revolutionをおいて他にないでしょう。それはセールス的にもそうだし、同時に作品のクオリティにしても、ここが彼のひとつの到達点だと思われます。あまりにT.M.Revolutionがよく出来すぎていて、以降の彼のプロデュースワークは、ベースはT.M.で、そこにプラスアルファまたは簡略化していくことによってT.M.と差別化を図るといったような手法に集約されてしまっている気さえします。
聴いた瞬間にそれと判る浅倉大介独特の完全デジタルサウンドとHR的アプローチを持ったギターサウンドとの融合、そこに芯の通った西川貴教のヴォーカル、彼のキャラクターを活かす井上秋緒の個性的な歌詞…etc。全ての要素が上手く絡み合っており、これには今聴いてみても「お見事」の一言。アルバムとして聴くと流れに穴があったり、さすがに時代を感じさせる部分もあったりしますが、なかなか面白い一枚です。ウン年ぶりに聴いたのですが、懐かしくもあり、また、新鮮なサウンドに感じられました。シングル曲では『WHITE BREATH』に『LEVEL 4』、アルバム曲では『Joker』が好きだなぁ。
(記:2009.1.16)










9thシングル
『THUNDERBIRD』
(1998.10.7)

1.THUNDERBIRD ★★★☆
2.アンタッチャブルGirls ★★★

これを聴いて、「T.M.って、バラードもイケるんじゃん!」って思いました。西川クンが歌が上手いっていうのもあるかもしれないけど、これはイイっすね。凡庸なバラードじゃなくて、本当にT.M.らしいナンバーに仕上がっていますからね。
c/wは、テクノ色の強いナンバー。それでもメロディーは覚えやすく歌いやすいです。当時はアンタッチャブルなんていうお笑いコンビは出てきていなかった。
(記:2008.6.29)









4thアルバム
『The Force』
(1999.3.10)

1.WILD RUSH (Album mix)
2.アンタッチャブルGirls (Album mix)
3.THUNDERBIRD (Album mix)
4.あなどりがたきボクら
5.HOT LIMIT
6.Salsa Bazaar
7.AQUALOVERS ~DEEP into the night (Album mix)
8.とっておきのおはなし ~新説恋愛進化論
9.DREAM DRUNKER
10.Burnin’ X’mas (Album mix)
11.True Merry Rings
12.Promised FORCE

総合 ★★★

ブレイクを果たし、楽曲的にもこれまでより更に幅を広げた4thアルバム。およそT.M.らしくないアコギをバックにした『あなどりがたきボクら』や、サルサの『Salsa Bazaar』など、余裕を感じさせる作風です。一方で、前作の『HIGH PRESSURE』・『WHITE BREATH』に続く季節モノの『HOT LIMIT』・『Burnin’ X’mas』でツボを押さえ、いかにもDA然とした大バラード『True Merry Rings』でシメるなど、磐石の構成。ラストのインストだけは、余計だったかもしれません。
(記:2009.1.22)


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