胚培養士のひとりごと

胚培養士のひとりごと

2012.02.02
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カテゴリ: お仕事
関東以外は雪


皆さんのところはいかがですか?


雪により被害にあわれたりしていませんか?


首都圏ほど雪に弱い地域は無いと思いますが(


皆さんもくれぐれも気を付けて下さいね。




さて。


今年も2月に入り、昨年の大震災から11か月が経とうとしています。





久々に昨年の大震災の事を話しました。




この業者の方は私とは10年来の知り合いで、


大学病院や他の病院にいた時も私が行く先々で担当になっていただいていたので

(偶然ではありますが)


お互いに共通の知り合い(不妊治療関係の)も多く、いつも話が盛り上がってしまいます。




今回は、培養器のメンテナンスをお願いしたためお話する機会がありました。



そこで昨年の震災で壊れた培養器、倒れた培養器の話になり。


私たちの病院で使っている培養器は


たとえ震度6が続いた地域の病院でも


壊れることも飛び出すことも、倒れることもなかったのだそうです。




あの震災を踏まえて、旧来の形をした培養器は





昔に比べて小型になって扱いやすくなったものの、


それが仇となってしまったのでしょうか、簡単に倒れやすかったのは事実でした。



現に私が震度4や5弱を体験した時に


たまたま培養室にいた際は、


その培養器がグラグラと揺れていたので、思わず支えてしまいました。







自分が逃げないと、大けがしてしまう可能性があったんですけれど・・・


つい、とっさに自分の身の安全よりも培養器を選んでしまった自分に


ちょっぴり苦笑したのを今でも覚えています。



その点、現在使っている培養器は先にも書きました通り


安全安心ですし、何よりメンテナンスが楽なので


私たちの仕事が無駄に増えることがありません。



どうして倒れないかと言うと・・・


平らな形をしているから。



ちなみに。


cookというオーストラリアの会社の 培養器 です。





ところが震災後の学会では、


なぜか他の会社の製品をプッシュする胚培養士さんが多かった。



とても新しいタイプの「ドライ式」という培養器で、


形はうちで使っているような平らなもの。


ただ、水を使わずに培養環境を整えるというところが、


今までの培養器と異なる所なんです。




水を使わないと・・・とても乾燥している状態になるので・・・


培養液などはそのままにしておくと乾いて干からびてしまいます。


普段培養する場合には、干からびないように


オイルで保護しているのですが、


それは今私たちの病院で扱っているようなタイプのものでも同じ。




ただ、どうしてもタイミング的にオイルで覆えないタイプの培養皿もあるわけで。


結局のところ、「ドライ式」だけだとすべてを賄う事が出来ない。




そうなると、そのcookの、今使っている培養器の方が優秀なんではないかと、


これを震災後にもっと推し進めてもよいのではないかと、


学会で震災のお話を聞く度に思っていたのです。



で、


そのことを業者の方に伝えてみたら。



目立たないけれど、この培養器を推している病院もあるにはあったのだそうです。


でも大手の病院が「ドライ式」をあまりにも勧めるので、


時代は「ドライ式」になったのかと言わんばかりで。



そっか。


「誰かがもっと広めたらよいのに」ではなくて


私がもっと勧めて広めれば良いのだ、と、


せっかく築かれている胚培養士の人脈を使ってでも


伝えて行けば良いのだと、


・・・


今日はそんな話でオチがつきました。



そうですねー。


私ももっと勉強して、ちゃんとエビデンスを持って、


患者様にも胚培養士にも、


良いものは良い、と言わなければならないですねーぽっ



私の使命かもしれませんね、これは(大袈裟)!




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Last updated  2012.02.02 17:53:30
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