★知覧紀行

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関野先生

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2005年10月13日

１０月に入って私は鹿児島の知覧に行く機会に恵まれました

今回のツァー目的は特攻隊記念館の見学です
前々から行きたいと思っていたところです

ツァーのメンバーは「ツキの大原則」の西田文郎先生や作家の後藤芳徳さん
今村暁さん、スポーツ選手の皆さんなど各界で其々活躍されてる１３人の方達
の中に入れて頂き大変光栄でした

知覧の特攻平和館では
１０００余りの若き特攻隊員の遺影と遺品が展示されています
隊員のほとんどが２０歳前後の若人です

とても明日飛び立って帰らぬ人となる顔とは思えませんでした

子犬を抱いて写っている少年の笑顔には何の迷いも感じられません
それがなお更涙をそそります

人は死を覚悟した時にやはり、圧倒的に母に遺書を書くの
ですね、
その当時の青年の字は皆さんとても達筆です

お母さん、でっかい敵を沈めて見せます、自慢の息子と
僕を褒めて下さいねと書いてる人が多かったです
中でも印象に残った遺書にはこんなのも有りました

「母上お元気ですか永い間本当にありがとうございました
我六歳の時より育て下さりし母

不祥事は一度たりとてなく慈しみ育て下さり母
遂に最後まで「お母さん」と呼ばざりし俺
幾度か思い切って呼ばんとしたが何と意思薄弱な俺だったろう
母上お許しください
さぞ淋しかったでしょう

お母さん！お母さん！お母さんと」

私は嗚咽をこらえるのに必死でした
ふと見ると私の横にいた
ガッチリタイプのスポーツ選手も
そっと涙をぬぐっていました

さまざまな思想もありますが、
知覧特攻平和館は
戦争のむごさ　命の尊さ　愛の尊さを考えさせられます

また、映画ホタルのモデルにもなった方で、青年達が母代わりとして慕った
「富屋食堂」のトメさんの存在も印象にのこりました

特攻隊として志願したものの
任務を果たせず生き残った人は慙愧に満ちた経験をしているのですが
トメさんはこう言っています

「なぜ生き残ったのか考えなさい何かやる事があるから
残されたのだよ
神様があんたにやりなさいと言ってる仕事があるはずなんだよ」

今度は私一人でゆっくりと訪ねてみようと思っています

お知らせ

読書の秋ですね
私の友人がつぎつぎと出版されましたのでご案内いたします

それぞれ　かなりの力作です
秋の夜長にお読みいただけたら幸いです

社長のための人材錬金術ダメな奴でも「たたいて」使え!
　～ゴトー式人の使い方・活かし方
後藤芳徳著
http://item.rakuten.co.jp/book/3652946/

親が子どもに教える「一番大切なこと」―1日5分「やる気」の習慣
今村暁著
http://item.rakuten.co.jp/book/3619544/

歯科衛生士WANTED―私小説風
成田信一著
http://item.rakuten.co.jp/book/3648116/

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最終更新日 2005年10月13日 18時22分01秒
コメント(4) | コメントを書く

■コメント

Re:★知覧紀行(10/13)

トブネコかおりんさん

朝から一泣してしまいました（^^）

自由に生きられる今がありがたいです。
そして、他国ではいまだこのような青年が
いるのだろうと思うと

心が痛みますね・・・
(2005年10月14日 08時09分12秒)

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知覧という文字に。。

Ｓっち３９８さん

ふらりとお邪魔させていただきました。
以前　旅行会社に勤めていた私は　とにかく知覧へ行きたいというご相談を何度か受けたことがありました(土地柄　ご年配の方も多かったせいか）。その時は勉強不足で《知覧》に何があるのだろうと恥ずかしながらお客様に伺うと『特攻隊だった友人の遺品が置いてあるんだよ』と教えてくださいました。

この痛み　決して忘れ去られてはいけないですね (2005年10月14日 14時59分17秒)

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Re:★知覧紀行(10/13)

高田みかん♪ さん

確か、サイコウ君も行ったらしいです。

若くして亡してしまう命に、激しい痛みを感じます。

生きている人が出来ること。

生かされたから、する事ってあるはずですね。

自分の命に感謝を込めて生きていきたい。
(2005年10月18日 00時24分55秒)

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Re:★知覧紀行(10/13)

月野るなさん

色々な思いがまた溢れてきました。
涙腺がゆるみました。
遺骨さえ帰って来ない、そんな息子達の最期を母はどんな気持ちで知ったのかなぁ。。。

私も知覧に行きたい！
そう強く思いました。
教えてくださって、ありがとうございます。
(2005年10月26日 13時39分08秒)

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