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(前日のあらすじ)
静岡県東伊豆の熱川バナナワニ園で希少種のストレリチア・アルバ( Strelitzia alba
)が咲いているという情報をゲット。そしてバナナワニ園の本園の温室に入ると、大きな株立ち状のストレリチアが鎮座していた。その株元には確かに「ストレリッチア・アルバ」の札があったのだが、なぜか同じ株の反対側には別種であるはずの「ルリゴクラクチョウカ(ストレリチア・ニコライ)」の札が。そして上に咲いている花を見上げてみると・・・。
まず、「ストレリッチア・アルバ」の札側に花が2輪咲いていた。


両方とも
同じじゃないの???
で、結論。バナナワニ園にあるのは ストレリチア・アルバではなくニコライである(?)。
自分の知り得る限りの情報から推測すると、そう判断せざるを得ない。とにかくアルバに関しては情報が極端に少なく、国内のみならず海外でも混乱しているらしい。アルバの花の画像を検索すると、どれもニコライっぽいものばかりで、アルバの特徴(花冠も白い)が表れている画像は一つもない。本当にアルバは実在するのだろうかとまで思ってしまう。
日本ではストレリチアが観葉植物として広く出回っている割には、あまり植物学的には興味は持たれていないらしい。ストレリチアのみならず、観葉植物には誤った名称で出回っているものは枚挙に暇がない。最近ではサンセベリア・スタッキーが好例である。複数の形状の違う種(しゅ)がスタッキーと称して堂々と売られている。正しい種名・品種名を付けて売ることが付加価値につながると思うのだが・・・。
※補足
私が知り得る限りのアルバとニコライの違い
●ストレリチア・アルバ Strelitzia alba
(別名 S.
オーガスタ S. augusta
和名 オオギバショウモドキ)
・花は白、花冠も白
・葉腋から1輪しか花を出さない
・ニコライほどは背は高くない?
・株を真上から見ると丸い耳状
・原産地の南アフリカではニコライより南に自生する
・大変希少でほとんど栽培されない
●ストレリチア・ニコライ Strelitzia nicolai
(和名 ルリゴクラクチョウカ)
・花は白、花冠は薄青色
・葉腋から花を2~3個出す
・アルバよりも背が高くなる?
・株を上から見ると鏃(矢じり)型
・原産地の南アフリカではアルバより北に自生する
・世界中で広く栽培されている。国内で「オーガスタ」の名で売られているものはすべてこれ
参考サイト ストレリチアの世界
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